マツダ CX-7 のみんなの質問

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車で普通のエンジンとターボエンジンってどう違うんですか?またどのような利点があるのですか?

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●排気量、トルク、馬力の関係

(馬力)=2π×(回転数)×(トルク)
(トルク)=(正味平均有効圧力)×(排気量)×(爆発回数)/(2π)

●ターボの正味平均有効圧力
通常のエンジンで10気圧だったものが,ターボでは18気圧程度に増えます。これにより,トルクが増し,上記の式のように馬力が増えます。
出力(馬力)が増えると,車両の走行性能(特に最高速度と加速性能)が改善します。
一般的に、ターボ付きエンジンは、ターボ無しに比較すると、1.5倍程度の馬力とトルクが出ます。このため小さなエンジンで、大きなエンジンの代わりを果たすことができます。

●アクセルを踏んだとき
ターボ・チャージャーは,1本の回転軸の一方に排気ガスで回転させるタービンといわれる羽根があり、もう一方に、外気を吸い込んで、エンジンに送り出すコンプレッサという羽根が付いています。排気ガスでタービンが駆動されると、コンプレッサも回転し、これにより本来の吸入空気量以上の多くの空気がエンジンに送り込まれます。
このように通常以上の吸入空気量を出すメカニズムを「過給(かきゅう)」といいます。アクセルを踏んでもすぐには,エンジン回転数はあがりません。ほんの少し遅れて,エンジン回転数が上がり,過給量が増えて,馬力が急激に増えていきます。この一瞬の遅れのことを「ターボ・ラグ」といいます。
このターボ・ラグを小さくすると,加速性能が良くなり,燃費も改善するので,最近の車両は小型のタービンを使って,比較的低い回転数からターボが効くようになっています。

●ターボとノッキング
エンジンは圧縮を高くすると、平均有効圧力が高くなり、出力が増します。しかしあまり高いとノッキングという現象を生じ、最終的にエンジンを破損させます。このため通常のエンジンは、圧縮比は、せいぜい、11~12程度になります。
通常のエンジンにターボチャージャーを付けると、圧縮比を高くしたのと同じ状況になり、ノッキングしやすくなります。このため、もし通常のエンジンで圧縮比が11であれば、ターボ付きは9程度まで落とさないとノッキングします。

●昔のターボはどうして燃費が悪かったか
昔のターボエンジンは、特にエンジンの高回転域でのノッキング回避のため、エンジンの燃焼室内をガソリンで冷却していました。つまり本来より多めのガソリンを噴射すると、そのガソリンの気化熱で燃焼室内が冷却されます。冷却されるとノッキングを回避できます。しかし燃費がたいへん悪くなります。

●燃費
10年前までのターボは燃費悪化の原因のひとつでした。しかし最近は,燃費改善のツールとしてターボを使うようになってきています。
ガソリン・エンジンは出力が低いとき,スロットルバルブがほとんど閉じているため,吸気行程で大きなポンピングロスがかかります。これは注射器の先を閉じて,無理に空気を吸い込むとき,大きな力がかかるのと同じです。
このポンピングロスは,出力の40%程度の大きさにもなることがあり,大きな効率低下の原因になっています。

●燃費改善へ
ターボを使うと,無理に空気を押し込むため,ポンピングロスが大幅に低減します。最近では,ほとんどの車両メーカが燃費改善用としてターボを使う方向で開発しています。例えば,フォルクスワーゲンのTSIエンジンなどがその例です。
じつは1979年に日産セドリック・ターボが発売されたとき、役所から燃費悪化で販売を認めないという指令が出ていました。しかし燃費改善効果があることを役所に申請し、発売が可能になりました。もともと日本での自動車用ターボは燃費改善が目的だったのです(名目上)。

●直噴との相性
直噴エンジンは、燃焼室内を冷却する働きがあるため、次のように圧縮比を高くしても、ノッキングしにくくなり、燃焼効率(燃費)が良くなります。

通常のエンジンの圧縮比=11
ターボ付きエンジンの圧縮比=9
直噴でターボ付きエンジンの圧縮比=10.5

●ダウンサイジング
マツダのCX-7に搭載された2.3Lの直列4気筒の直噴ターボエンジンがあります。出力は、238馬力、35.7kgmのトルクです。この数値は、まるでV6の3.5Lエンジン並みです。小さなエンジンで大きなエンジンの代わりができるのです。
エンジンの排気量が小さくなると、軽量、小型化するだけではなく、摺動部分が少なくなり、エンジンの損失が小さくなります。つまり効率(燃費)が改善します。
世界的には、このダウンサイジングがブームなのですが、日本は、排気量が大きい方が良いという「数字信仰」があり、なかなかダウンサイジングは進みそうにありません。

ご参考になれば幸いです。

その他の回答 (4件)

  • ターボとは・・・排気ガスの力でタービンを回転させ、空気を圧縮してエンジンに送る事で通常より大きな爆発エネルギーを得るというものです。勿論、燃料も通常より多く噴射されます。

    一番のメリットは、小排気量でも大きなパワーを得られるという事でしょう。特に軽自動車では排気量が660ccに限定されていますので効果的です。

    一昔前まではターボといえば、パワーを出すのみ(燃費無視)の目的で作られていましたが、最近は小排気量エンジンにターボを併用し燃費も走りも両立させた新世代ターボが登場してきています。
    有名な所ではフォルクスワーゲンのゴルフTSIとかかな。国産でも三菱コルトとかにも新世代ターボグレードがありますよ。

  • まず注目度が違いますね

    普通の車ではないわけですから街を走ろうものなら
    通行人がじろじろ見てきます

    他の車もじろじろ見てきます

    普通に走ってるとたまに変な輩が後ろ付いてきますね

    それをぶっちぎるのがたまに快感です。

  • ターボエンジンはシリンダ内に無理矢理空気を詰め込みます。
    ですからターボが働いてる時は排気量が大きい車に乗ってるのと同じ。
    2000ccの車が一時的に3000ccみたいな感じ。

  • 簡単にメリットを言うと少ない排気量で大きなパワーが出せる点ですね。
    市販の車でNAで2000ccなら良いところ220馬力から250馬力ですが、ターボの2000ccだと300馬力を超えるエンジンもあります。
    もちろん馬力だけでなくトルクも格段に強いので、ぐいぐいと加速できます。

    デメリットとしてはメンテナンスにお金がかかる点ですね。
    軽自動車では出力のほとんどをターボに頼っているので、タービンが壊れるとちょっとした上り坂でも走ることが困難になります。

    あと燃費も落ちますが、こちらは乗り方によって多少は緩和できます。

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