マツダ CX-5 「圧倒的なコストパフォーマンス」のユーザーレビュー

圧倒的なコストパフォーマンス

2021.11.2

総評

普段使いは買い物中心、週末は買い物もしくは遠出中心の利用だが、デザイン、装備、走り含めて非常に満足。これだけのクオリティ•装備の車が400万円弱で購入できるというコストパフォーマンスの高さは、他車に追随を許さないほど圧倒的なものだと思う。

満足している点

✔︎「引き算の美学」から生み出されたシンプルかつ美しいデザイン
✔︎インテリアの質感の高さ
✔︎トルクフルなSKYACTIV-D 2.2の走り
✔︎充実の装備（BOSEサウンドシステム、前席シートベンチレーション、前・後席シートヒーター、ステアリングヒーター、ナッパレザーシート＆運転席・助手席パワーシート等）
✔︎100周年特別記念車専用装備と同じグレードの車に遭遇することがほとんどない特別感

不満な点

装備面で、オプションでもよいので以下が具備されていてほしかった。
✔︎前後ウインカーのLED化
✔︎デジタルインナーミラー
✔︎リバース連動ドアミラー
✔︎アンビエントライトの充実
✔︎ハンズフリーパワーゲート
✔︎デイライトの光量アップ

その他不満点としては
✔︎レーダー・クルーズ・コントロール使用時の「ピー！」という音がうるさい（私はかなり多用するので…）
✔︎デコレーションパネルが本杢ではない（なぜ100周年記念車はハニカムシルバーなのか？）

デザイン

4

派手な装飾やキャラクターラインを多用しない、シンプルかつ美しいデザインが気に入っている。駐車場で思わず振り返って自分の車を見てしまうほど美しいデザインだと思う。
リアビューは、コンビランプが小さく左右に配置されているためかややのっぺりした感じがして、個人的には減点ポイント。

走行性能

5

高速での走行安定性が非常に優れており、運転していて安心感がある。4リッターV8エンジン並のトルクをエンジン回転数2,000回転から発生させるため、街乗りでもストレスはまったくない。
以前乗っていた2017年式のCX-5では、走り出しのもたつきやそれによりアクセルを踏みすぎて加速しすぎる等、アクセルワークがうまく行かないことが稀にあったが、年次改良で改善されたのか、走り出しがマイルドになり、加速時の上質感が高まった（前の方が加速感が強くて楽しいという人もいるかもしれない）。
Gベクタリングコントロール＋になってからの変化は、2017年式のCX-5のGベクタリングコントロールと比較してかなり変化したように感じた。感覚としては、交差点などで曲がる際のスムーズさが向上し、感覚としてはより「にゅる」と曲がるような雰囲気になった。

乗り心地

4

私は固めの乗り心地が好みであり、妻も試乗で乗った他社の車の柔らかい乗り心地がダメとのことなので、ちょうどよい。たまに強めの突き上げを感じることがあるが、個人的には気になるほどではない。
静粛性は年次改良を重ねることで高まっており、振動も満足できる水準である（昔のディーゼルと比べたら雲泥の差）が、ディーゼルはガソリン車と比べるとやはりやや劣る（25TのCX-5を1日借りて乗ったが、静かで振動も少なかった）。

積載性

5

ベビーカー（AIRBUGGY）や、乳幼児のお泊り道具（ベビーバス等）、多くの買い物の荷物を積めるので、満足。キャンプ等をするアウトドア派の方にとって十分な容量かはわからないが、今の我が家にとっては不満点はなし。

燃費

4

街乗りメインだと平均11~12km/L、高速燃費は20km/L程度で、驚くほど燃費がよいというわけではないが、十分満足できる水準。ディーゼル車は購入価格がガソリン車と比較して高くなるものの、走りのよさに加えてこの燃費（しかも価格の安い軽油）であれば、特段の不満はない。

価格

5

これだけの装備と質感を備えたオシャレなSUVを他社で同じ価格で買えるのか？という観点で見れば、グレードに関わらずコストパフォーマンスの高さは明らか。ミドルSUVが欲しくて、かつデザインが気に入り、マツダ車に乗ることが嫌でないのならば、間違いなく CX-5は最有力候補になるはず。

リセールバリューについては、前回のCX-5（3年弱の走行距離2.7万ｋｍ）の下取り価格は新車購入時の車両本体価格×70%程度なので、それほど悪くないと思う。

故障経験

特になし