マツダ CX-5 「『デザインモンスター。走りの楽しさだけが欠けている車』」のユーザーレビュー

『デザインモンスター。走りの楽しさだけが欠けている車』

2021.8.29

総評

超絶デザインの内外装。
走りを求めず、上質を求める人が買うべき車。
走りをたのしみたい人以外にはおすすめ度は★５。
でも僕が買うときっと後悔する。

（嗜好：走って楽しく、外装デザインが良く、インテリアの質感が高い車。ゆえに前記項目にはうるさく、他の項目には甘い（はず））
（評価。５：超絶の出来、４：満足、３：標準的、２：物足りない、１：全否定）

満足している点

・外装デザイン
・内装デザイン
・上質感のある走行性能
・走りの楽しさ以外のすべて

不満な点

・せっかくのマニュアルトランスミッションなのに走らせて楽しくない。
・後席の足元広さは期待値までは届いていない。必要十分な広さはあるが。

デザイン

5

・日本車３指に入る外装デザイン（他はＮＤロードスターとＬＣクーペ）
・見れば見るほど醸し出る美しさ。これ以上の美しさは出せないため第７世代で劣化。
・コンセプトカーやスケッチ以上の市販車を出してくるマツダの力量は異常。
・特にソウルレッドクリスタルメタリックは陰影が美しく、へそを曲げずに選択してほしい。
・走る楽しさを求めなければデザインだけで買っていい車。

・インテリアはデザインも質感も不満を出しようがない仕上がり。
・文句を言うなら操作性とか、メーターグラフィックとか、センターモニターとか、音響とかいえるかもしれないけど、あったとしてもそれらを凌駕するデザイン力。
・インテリアに関して、私的に「マツダは量産車界で世界一」と認定。１０００万円以下で張れるのはベンツくらいでは。

・デザインは文句なし、セイレーンのように惹きつけてくる。文句がないので、書くこともない。なんかある人は教えてください。満場一致で５点。

走行性能

3

・スムースで十分に速く上質。
・なんの問題があろうか？
・デザインと併せて印鑑を押しそうになる魔力。
・でも、運転が楽しいわけではないんですよね。
・スローなジャズを聴きながら大人がゆったりと操作して、クルージングするなら５点。
・じゃあオートマでいいじゃん、と思わせる。
・走りをたのしみたいのに本末転倒。
・意のままに操りたい人は、セイレーンに魅惑されずに、なんとか見送るべき。

・走りの楽しさという点で標準的であり３点。
・でも安心してください。乗り心地には５点を付けましたよ。

乗り心地

5

・静粛性も高く、いい車に乗っている感がある。なーんの文句もありません。
・上質というのはこの事か、と分からせてくれる静的質感、動的質感。
・カテゴリーとして、どこに書くべきか分からないが、後席の広さは必要十分程度で、広いわけではない。

積載性

3

サイズ的には標準的かなと。３点

燃費

-

試乗なので、わかりません。
ディーゼルのマニュアルなんできっといいんでしょう。

価格

5

Ｌパッケージで３５０万円、エクスクルーシブモードで＋３０万円。
この値段でいいもの感を味わえる稀有な車。
外車を含め１０００万円以下クラスであれば最高峰の実力と考えれば激安。
走りを求めなければベストバイ。
走りを求める人は、涙を呑んで見送らないと後悔するかも。
でも、負けてしまいそうになるくらい魅力的な車。

この車に３００馬力のガソリンエンジン＋マニュアルトランスミッションを積んで、ロードスターの開発陣が足回りをチューニングしたら、日本全国の「上質を知る、家族持ちの、ハンドリング難民」が救われる。（いるのか？）
５００万円以下で何とかお願いします。
ん、２５Tのマニュアルを入れてくれれば３８０万円？安すぎる。６点

故障経験