マツダ CX-3 「遅れてきた本命とは本当か？（CX-3　1.5ガソリン）」のユーザーレビュー

遅れてきた本命とは本当か？（CX-3　1.5ガソリン）

2021.3.13

総評

たぶんCX-3に乗るのはデビュー当時の1500ccディーゼルに試乗して以来だと思う。

今まで1.5、1.8のディーゼル、2.0ガソリンとラインナップされていたがいかんせん価格が高いということで売上が振るわなかったようだが、2020年に1500ccのガソリンモデルが追加された。

「遅れてきた本命」ともどこかの評論家が言っていたような気がするが、これ（1.5ガソリン）を始めから出しておけばよかったんじゃないかという声もあり、なかなか評判が良く価格も安いということで試しに試乗させてもらった。

一世代前のデザインだがプロポーションの良さは今でも健在。個人的にCX-30よりも良いと思う。
CX-30と比べると内装の質感は劣るが価格を考えると納得できるレベルなのではないか。

試乗レベルなので細かいことはわからないが、率直な感想はエンジン、ハンドリング、ブレーキ、ドラポジ、どれも雑な点が無く質実剛健な作りと思えた。（故障などはわからないが）

室内の広さに関しては基本デミオ（マツダ２）と同じ。
運転席はテレスコ、チルト両方あるし、足元は両脚とも伸ばせてドラポジも無理のない姿勢が取れて満足。
頭上は広め。上半身横はやや狭いがこのクラスとしてはこんなものか。ここの感じ方は個人差があると思う。
後席はデミオ（マツダ２）相当なので狭い。

この1.5ガソリンにMTがあればかなりの確率で購入するだろう。（MT追加の見込みは無いが）
しかしATでもこの内容なら候補にあがる。



（2021.03.14、一部加筆修正しました）

満足している点

・デザイン
・コンパクトサイズ
・エンジン音
・ドラポジ
・電動パーキングブレーキ（オートホールドが便利！）
・価格？

不満な点

内装の質感は高いとはいえ、このグレード（15Sツーリング）はやはりチープさも感じる。
ヘッドアップディスプレイが無い。

若干エンジン音が大き目に聞こえるがこういう設定なのかノイズなのかわからない。ただスポーティな味付けだと思うので理解できる人なら問題無いと思う。

360°モニターの画像の粗さ(;・∀・)

デザイン

5

デビューから年月が経つが、今見てもバランスの取れたプロポーションは美しい。
前も後ろも横も格好いい車はなかなか無い。（と思う）

走行性能

4

事前のネット情報では1500ccで十分とあったが、やはり街乗りではまったく問題ない。踏んだら十分加速する。60km以上は不明。
コーナリングはそれほど試せてないが、しっかりとカーブは曲がってくれる。

乗り心地

4

デビュー当初は足回りが固いとどのメディアも書いていたが改良を重ねて良くなったとの評判なので意識して乗ってみた。
多少固めでゴツゴツ感はあるが、サスペンションの設定が良いのか不快ではない。シートも改良されていて身体への影響は少ないように思う。
これは個人差があると思うので気になる人は試乗したほうが良いと思う。
（このグレードは16インチ）

積載性

3

デミオ（MAZDA2）に比べたら広い。
けど同等クラスのSUVに比べたら狭いかも。必要最低限。

燃費

-

価格

4

標準装備で安全装備などがかなり付いているので、普通ならオプションを付けるならナビ、360°モニター、フロアマット、ETCぐらいか。
それだと15sツーリング2WDで諸費用込み、値引き無し、ノーマルカラーで230万～250万ぐらいだと思う。装備を考えるとなかなかお得というのも頷ける。

同価格帯のSUVだとライズ、ヤリスクロス（ガソリン）クロスビー、フィットクロスター（ガソリン）あたりかと思うがそれぞれ特徴があるので難しいところ。
デザイン、質感、装備ならCX-3は優位だと思う。

故障経験