マツダ アテンザワゴン のみんなの質問

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平成27年式アテンザワゴンの件で質問です。車そのものも、純正19インチアルミも気にいってます。が、オフセットだけ気にいらないので、ツライチにしたいです。ワイドトレッドスペーサーを入れる場合、何センチのもの

を入れればいいでしょうか?ダウンサスにてローダウンは同時にします。
またアルミ側に純正側ハブボルトの逃しはありますでしょうか?

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色々と注意点がありますので以下にご説明します。

■ ボルト逃げ

GJアテンザはハブ面から26~27mmハブボルトが突き出ています。一方、純正19インチホイールのボルト逃げの深さは6mm程度しかありません。従って、20mm厚のワイドトレッドスペーサー(以下「ワイトレ」)は装着不可となります。純正19インチの場合、ワイトレの是非に関係なく、市販のものですと25mm厚以上のワイトレが必要になります。

■ ツラ出し

ノーマル車高+純正19インチ(7.5+45)では、前15mm/後20mmのツラ出し程度までが車検をクリアできるレベルです。20~25mmローダウンすれば 前20mm/後25mm程度までのツラ出しができると思います。但し、アライメントやブッシュの状態により個体差でますので、必ず実測を行いながらセッティングしていきます。ローダウンしていても前15mm/後20mmのツラ出しで程よい場合もあります。フェンダーからのはみ出し禁止範囲は添付図ご参照ください。

先程、25mm厚以上のワイトレでないと装着不可能と書きましたが、25mm厚のワイトレですと、ノーマル車高ではフロントがフェンダーからハミ出て、リアはローダウンすると収まる可能性はあるものの、ツメ折りしないとバンプ時にタイヤがフェンダーに干渉する恐れがあります(多くの個体が干渉しています)。
かといって、前15mm厚/後20mm厚のワイトレですと、今度はハブボルトがホイールにぶつかって装着できません。ここでボルトカットするのは邪道ですので、やるべきではありません。

■ ワイトレの問題

ここでワイトレの問題点について触れておきます。重要なお話なのでお読みいただければ幸いです。基本的にワイトレには2つの問題点があります。

<剛性不足>
ひとつ目は、ワイトレ本体の剛性の問題です。車体のハブは鋼鉄製で、その頑強な台座で支えられたハブボルトにホイールを固定します。一方、ワイトレは鍛造とはいえアルミ合金類で、その柔らかい台座から生えたボルトにホイールを固定します。なのでどうしても剛性が劣るのですね。足回りの軽量化にコストの掛けられらる高額スポーツ車でもハブは鋼鉄製ですから、それだけ剛性のある素材が必要なのでしょう。特に、ブレーキの負荷を担う前輪にはワイトレは装着すべきではありません。前輪が駆動を受け持つFF車であればなおさらです。

<スクラブ半径>
ふたつ目の理由は、サスペンションの負荷増大です。クルマのサスペンションは純正ホイールのインセットを基準にジオメトリ設計されています。純正ホイールの「19×7.5J+45」はインセット45mmです。これはリム幅の中心から45mm外側にハブ取付面がある状態です。最近ではこのように大きな値のインセットが主流なのですが、その方がサスペンションの剛性や追従性を高めやすいためです。インセットを小さくすればツラ出しできるのですが、あまり大幅に小さくするとサスペンションに大きな負荷となります。特にステアリング機構を持つ前輪は影響が大きく、ワダチにハンドルが取られやすくなり、最悪の場合ブレーキ性能まで低下します。これは「スクラブ半径」(=キングピンオフセット)が大幅に狂うために発生する現象なのですが、こうしたことをご存じないままネット上にアップしている事例もあるので、情報の選択にはご注意ください。
というわけで、インセットはいじっても10mm縮小程度までが許容範囲といわれています。GJアテンザの場合はインセット35mm付近までですね。スペーサーを挟むと、その厚みがインセット縮小となります。なので、純正ホイールに15mmのワイトレを組み合わせるのは前輪には厳しいですね。ましてや25mmスペーサーなど完全にアウトということになります。

■ 正規のツラ出し方法

ではどうすればいいのかというと、インセットをあまり変えずにリム幅を広げてツラ出しをする方法をとります。これが正規のツラ出し方法になります。以下、ツラ出し参考スペックです。カッコ内が純正19インチ(7.5J+45)を基準としたツラ出し寸歩となります。

<約15mmツラ出し>
純正 7.5+45(±0mm)
候補 8.5+43(+14.7mm)
候補 8.0+36(+15.35mm)

<前約20mmツラ出し>
純正 7.5+45(±0mm)
候補 8.5+38(+19.7mm)
候補 9.0+44(+20.05mm)

<前約25mmツラ出し>
純正 7.5+45(±0mm)
候補 9.0+39(+25.05mm)

上記をフロントのスペックとして考えてください。GJアテンザの場合は、フロントよりリアが約5mm程度ツラが引っ込んでいますので、気になるようであれば、リアに5mmの挟込スペーサーを入れてツラ合わせをします。5mmまでであれば、ナットとセンターハブの噛みしろが確保されます。これ以上の厚みになると危険ですので5mmまでとしてください。

長くなり失礼いたしました。是非、ベストなセッティングを楽しんでくださいね!

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