マツダ アテンザワゴン のみんなの質問
min********さん
2015.1.20 14:58
使い方としては基本は通勤で毎日往復30㎞程、年に2度往復で2000㎞(ほとんど高速道路)の移動をします。
また、住んでいる地域は年に数度大雪が降り、今年はスタッドレスのFF車でスタックしてしまいました。そう言う意味で、4WDの性能も検討が必要だと思いますが、カタログを見てもどっちが優れているのか分かりません。イメージだけで言うとスバルですが。。
2車のうちどちらがお勧めでしょうか?
アドバイスよろしくお願いします。
stedeeetunigさん
2015.1.24 18:38
ガソリン同士の比較なら圧倒的にレヴォーグです。世界広しといえども、スバルのような優れた4WD性能を備えたメーカーはなく、アイサイトという武器もあるからです。
しかし、ディーゼルエンジンが候補に入るとアテンザの魅力は上がり、レヴォーグと甲乙つけがたい存在となります。これもまた、クリーンディーゼルではマツダが世界をリードしているからです。
ボディはアテンザの方が横幅がかなり大きいですね。その分立派に見えます。デザインは好みによりますが、アカデミックなデザイン論ではアテンザに軍配が上がります。
しかし、デザインは好みの問題ですが、四駆の性能で選ぶならレヴォーグ、燃費で選ぶならアテンザという具合です。もっとも試乗されてみて、ディーゼルのトルクフルながら高回転まで回らない特性が苦手であったり、アイドリング時にディーゼル特有の「カラカラ」音が苦手というのであれば、もはやレヴォーグがベストです。レヴォーグのターボは高回転になるほどモリモリとパワーが出ますしアイドリングは静かです。しかし、同程度の加速で走ったならば、燃費はアテンザのディーゼルの方がよいでしょう。
以下、四駆システムについて触れておきます。
◆ アテンザの四駆システム
アテンザは「アクティブトルクカップリング」を利用した四駆システムを備えています。この制御方法についてマツダの消費者向け資料には細かい技術的な解説が書かれていないのが不親切ですね。以下、しっかりと説明をしておきます。
まず、アテンザはエンジン横置の普通のFF車のレイアウトです。エンジンの出力は前輪につながれており、通常走行ではほぼ前輪駆動で走行しています。しかし、各所に高機能なセンサーが取り付けられており、前輪が微妙に滑った段階で瞬時に後輪へのトルク配分を高めます。また四駆で登坂中等に後輪が滑った場合には後輪のトルクを絞るなどしてくれます。このように素早く細かい制御ができるのは、電子制御カップリングが前後のトルク制御をしており、これに横滑防止装置等を統合制御をしているためです。下り坂でも四駆になってくれます。従って、滑りやすい場面ではしっかりと四駆の仕事をしてくれます。
マツダが詳しい技術的解説を載せていないのは、恐らく「通常走行が限りなくFFに近い」ことを伏せる目的ではないかと察します。より簡素な「スタンバイ式4WD」と誤認されるのを避ける狙いがあるのでしょうか。この「スタンバイ式4WD」は安価軽量にできるため、現在乗用車タイプの四駆の主流となっています。ビスカスカップリングやRBCといった機械式のものを利用しており、滑ってから遅れて四駆となり、エンジンブレーキでも四駆にはなりません。マツダはこれと混同されるのを恐れて通常ほぼFFで走行することを隠したいのだと思います。実際には電子制御「アクティブトルクカップリング」というトルクコントローラーを装備していますので、通常のスタンバイ式4WDに比べてかなり高性能なものとなっていますので、雪道での安定性はあまり問題になりません。但し、このマツダの四駆システムは、スポーツ走行向きではなく安定志向のものです。「後輪へのトルクは必要最小限」というのが基本的な哲学となっています。
◆ レヴォークの四駆システム
スバルの四駆が優れているのは、基本構造が異なることに起因します。スバルは元々FFメーカーなのです。通常FF車というのはエンジンは横置きですが、スバルはエンジンが縦置きです。縦置きといえば通常はFRですが、それは後輪を駆動するのに適したレイアウトだからです。スバルはプロペラシャフトを後輪まで伸ばしただけのシンプルな構造で後輪を駆動し4WD化しています。スバルが1970年代より他に先駆けて乗用車型4WDを市販できたのも、このエンジン縦置きが理由です。同じく、エンジン縦置きのFFメーカーでドイツのアウディというメーカーがあります。1980年に世界で初めてフルタイム4WDを市販しましたが、それもエンジン縦置きであることが大きいです(現在A3以下は横置)。このエンジン縦置きのメリットは車体全体を左右対称にできることです。スバルはこれを「シンメトリカルAWD」と呼んでいます。また、スバルは低重心で軽量コンパクトな水平対向エンジジンを搭載しています。世界的にも水平対向エンジンを量産しているのはポルシェとスバルのみです。ポルシェが不安定なRRで成り立っているのも水平対向エンジンのおかげです。スバルは、この軽量コンパクト低重心のメリットを生かしているので、小細工なくして素性からして運動性能に優れます。さて、この素性のよいシャーシに、スバルはセンターデフまたはそれに類する装置に一度エンジンのパワーを送り、そこから前後輪にトルク配分をします。
先ほど、アテンザは前輪にエンジントルクを与え、前輪が少し滑ると後輪に駆動配分すると説明をしましたが、スバルは初めから4輪にトルクを配分してしまう点が根本的な違いとなります。
レヴォーグは2種類の4WDシステムを採用しています。実は、2Lモデルと1.6Lモデルでは4WDの制御が異なります。
2Lモデルには「VTD」 というシステムを搭載しています。VTDは前輪:後輪=45:55をベースとした後輪偏重トルクとなっています。もちろん路面の状況に応じて前後自在にトルク配分を変化させるのですが、素性としてFR的な運動性能を持つということです。つまり、ドライバーが積極的にスポーツドライビングをしようと思えば、ラリーカーのようなドリフト走行もできるということです。先ほど、アテンザ4WDの哲学が「後輪へのトルクは必要最小限」と書きましたが、スバルのVTDは180度異なった哲学です。雪道の登り坂のコーナーなどは、無意識にゼロカウンターのままアクセルでコントロールする運転もできるようになります。ドライバーを育てるクルマでもあると思います。もちろん普通に走れば安定した走行性能を提供してくれますし、横滑防止装置やトルクベクタリング等の電子デバイスも装備されているので鬼に金棒です。
1.6Lモデルは「アクティブトルクスプリットAWD」と名付けられたシステムです。これはより安定志向で前輪:後輪=60:40を基本としています。このシステムはよりアテンザに近い安定型のものですが、絶えず4輪にしっかりと駆動力が配分されています。兄貴分のアウトバックでも採用されている本式の四駆システムです。
よく、通常FF走行の4WDは後輪に駆動力が配分されない分燃費がいいという意見がありますがそうではありません。通常FF走行の4WD車は軽くシンプルな構造だから燃費がいいのです。常時後輪を駆動している必要がないので簡素な後輪駆動ユニットで済ませられるので軽いのです。しかし、4WDの性能が劣るため、マツダは電子制御カップリング等でそのネガを補うようにしています。一方、スバルは元々がシンプルな構造であるため、本式の四駆システムが組めるという構図です。
これらの背景をもとにお答えするならば・・・
雪道を安全に走るだけであれば、アテンザでもレヴォーグでも問題ありませんが、よりスポーティな性能を求めるのであればレヴォーグです。それも2Lモデル。ディーゼルを楽しむのであればアテンザ。いずれも甲乙つけがたければ、アイサイトの安全性やデザインの好みで選ぶというのもありだと思います。
以上、長くなりましたが、ご参考になりましたら幸いです。
質問者からのお礼コメント
2015.1.26 21:32
皆さんいろいろとアドバイスありがとうございました。
BAはとても悩ましかったのですが、両車の4WD性能についてより詳しく書いてくださったstedeeetuningさんにしたいと思います。
len********さん
2015.1.25 09:59
4WDの性能で言えばスバルに一日の長があります。
ただし、年に数度の大雪程度ならどちらの4WDでも大差ないと思いますよ。
スバルの4WD(AWDと表現してますね)がその性能を発揮するのは本格的な泥道など一般的な生活では使わない場合が殆どです。
また、燃料代で言うとアテンザの方が圧倒的に良いです。燃費の違いもありますし、燃料も軽油ですし。
長期乗るならアテンザがお得です。
高速を1000kmも乗るならレヴォーグのアイサイトの機能が非常に運転を楽にさせてくれると思います。
全車速〈静止状態も含めて〉で前走車追従のクルーズコントロールができますから。
マツダも同じような機能はありますが、全車速ではありません。しかしながら、斜め後ろや後ろを見るセンサーが逆にマツダにはあります。
車線変更時の死角となるような場所をセンシングしてくれるので安全な機能です。
最近はよく分かりませんが一昔前はマツダ地獄と言って、マツダ車は値引きが大きい分下取りも安く、一度マツダ車に乗るとずーっとマツダに乗り続けないといけないなんて話もありました。
デザインは好みの問題がありますので触れませんが、多くの方がアテンザのデザインが良いと言っているようです。
また、アテンザは車幅が1840㎜と広く、場合によっては駐車場に制限があることもあり得ます。
よく通る道が狭い道だったりすると、一度その道も試乗させてもらうことをお勧めします。
lei********さん
2015.1.22 21:20
ガソリン代を考慮しなければ、レボーグに乗りたい。
アテンザもカッコイイ。
ガソリンがちょっと安くなってきたからレボーグ。
pek********さん
2015.1.21 14:48
安全装置の賢さではアイサイトの様ですが、アイサイトに無い装置でアテンザに付いている、斜め後ろ(通称デッドゾーン)の各ミラーの死角ヶ所に車がいた場合にお知らせしてくれる機能は重宝します。自動追尾等の前方関係は圧倒的にアイサイトですが、アテンザはボディー全周域センサーといった感じです。
走りに関してスポーツカー的な加速感や速さが必要ならレヴォーグです。通常レベルの速さで良いならアテンザでも十分です。
燃費に関しては、アテンザディーゼルは高速で安定走行をすればカタログ値オーバー(20km/L)可能です。
Lパケ購入可能でしたら、インテリアはアテンザ(1月以降のマイチェン後)の方が圧倒的に上です。
若干アテンザ寄りの回答になりましたが、アテンザの欠点はやはり…車が大き過ぎな点です。見栄えは良いのですが…。
orb********さん
2015.1.21 02:13
飛ばすならレヴォーグ、斜に構えて気取るならアテンザでしょう。
そもそも対象の客層が違うと思いますが。
taroさん
2015.1.20 22:36
雪道走破性は4WDでもFFでもたいして変わらんよ。雪国の人だってけっこうFF乗ってるよ。スタックする日にはFFでも4WDでもチェーン装着ですわ。
選択はアイサイトを選ぶか、そんなに必要じゃないかだね。アテンザでも追随クルーズはできるし、レーンはずれたら警告してくれるけど、やっぱりアイサイトのほうが優秀みたいだし。
ただ燃費は明らかにアテンザ。軽油で15キロは走るからね。レヴォーグは2.0の直噴ターボにしたらハイオクで10キロ程度でしょう。アテンザの倍はかかる。
長く乗るならお得感はアテンザ。ガソリンエンジンの走りにこだわるならレヴォーグ。
僕なら迷わずアテンザ。だってエクステリアがイケてるもん。
pow********さん
2015.1.20 22:06
AWD(4WD)ならスバルの方が上です。マツダ、ホンダ、トヨタの
AWDシステムでは比べようが無いです。
実際アメリカの試験で水を流した鉄板の上を、上れるかどうかの
実験ではホンダ、トヨタ、マツダ、シボレー、フォード、日産
スバルで実験しましたが上れたのはスバルだけです。
なのでスバルのレヴォーグですね。
あと路面に水まいて回避性能テストもしてましたがスバル以外
全部パイロンにぶつかっていました。
改名 夏目優航 (ナツメウコウ)さん
2015.1.20 16:20
車の質で言ったらアテンザ。
乗りやすさで言ったらレヴォーグ。
マツダのAWDは性能は悪く無い。
スリップを感知して駆動系の重量配分を変えるシステムがある。
雪道だと案外にマツダのAWDの方が上だと思うな。
アテンザの弱点でもあり、良い点でもあるんだけど広い、デカイんだよね。
取り扱い的には難しくなると思うな。
レヴォーグは日本の道路向けに設計されてるから意外に横幅が小さいしコンパクト。
扱いやすさではレヴォーグが一歩上。
扱いやすさをマツダで考えたらアクセラが候補。
アクセラXDだとレヴォーグは走行性能では勝てる部分が一つも無い。
ステーションワゴンが良い、大きいのが良い、維持費や経済性も考えるならアテンザですね。
少なくともBMWの同クラスの車より確実に走りは良いです。
安全装置と取り扱いを最優先にするならレヴォーグですね。
ただマツダの安全装置も実は悪く無いんだよね。
マツダの安全装置が一番誤作動が少ないんじゃなかったかな?たしか。
一番多いのは頭一つ抜いてフォルクスワーゲンみたいだね。
感度が良すぎるみたいで日本の狭い道では合わないみたい。
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