マツダ アテンザスポーツ 「一日の仕事を終え、自宅の玄関を開ける前に...」のユーザーレビュー

一日の仕事を終え、自宅の玄関を開ける前に...

2004.6.19

総評

一日の仕事を終え、自宅の玄関を開ける前に、ふと振り返って見てしまう、そんな車です。ちょっと疲れがたまっていて、車の運転はきついかなと思う日も、運転席でキーを捻り、エンジン音を聞いてしまうと、よし、今日も頑張ろう！と思えてしまう車です。
本当はアテンザが気に入っているというより、この車で運転するのが好きなのだと思います。
ぜひ一度、皆さんも運転してみて下さい。車を単なる移動の手段とお考えの方は、自動車には運転する楽しみがあったと気づかせてくれるはずです。
あなたはこの先、何台の車を購入するのでしょうか。一台くらい、下取りなんか気にせず、ブランドなんか気にせず、純粋に楽しいと思える車に乗ってみたいと思いませんか。
アテンザは、性能を誇る車ではなく、運転する楽しさにあふれている自動車です。

満足している点

エンジンを始動し、水温計が少し動き始める頃、乾いたエンジン音が聞こえてきます。信号が青になり滑らかに加速し、近づく交差点に備えブレーキに踏みかえると、体全体に心地よい減速Ｇを感じます。アテンザを運転すると、つい口元が緩んでしまう、そんな楽しさを感じることが出来ます。
また、アテンザの能力は思った以上のものがあり、私の運転では、タイヤを鳴らすことさえ出来ません。ちょっときつい感じのカーブでさえ、何事も無かったように普通に走ってしまい、なぁんだといった感じです。
そんな時は、オートマをマニュアルモードにし２速を選びます。右足と車体の動きがシンクロし、ぐいぐい走ってくれます。見た目大柄な車体が、とても軽く感じられ、気持ちよく走ることが出来ます。
後方視界に比べると前方視界は良好で、きっちり正確に見えます。要するに、運転に必要とされる情報がきちんと把握できるということです。ＭＡＺＤＡは、かなりきちんと造り込んだのでは無いでしょうか。長距離走行時の疲労感の無さは、こんなところにも原因があるのかもしれません。私は、仕事の移動にも使用しますので、運転による疲労が少ないことは重要なポイントです。
燃費は、街中の渋滞モードで７キロ代前半ですが、週末のドライブでは１２キロ代後半まで伸びます。排気量と４速ＡＴであることを考慮すると、思った以上に良好と評価できます。

不満な点

最初の頃、少し車体が大きく感じられること。バックがかなり大変で、慣れるまでは慎重さが必要です。
慣らし運転中、一体このアクセルはどこまで踏めるんだろうと、誘惑にかられて大変だったこと。
燃料計が甘く、後半になると動きが早いこと。
ちょっとぎこちないドアミラーの動き。
最も気になるのは、信号で減速する際、轍に影響され勝手にタイヤが曲がろうとするところ。もう慣れましたが、最初は冷や汗ものでした。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験