レクサス IS 「320hpの39kというスペックからして...」のユーザーレビュー

320hpの39kというスペックからして...

2006.2.18

総評

320hpの39kというスペックからしてスポーツを連想すると見事に期待を裏切られる。圧倒的な静粛性と信頼性は慣れるまでは違和感があるし雑誌でロボットと評されるアウディでももう少し人間くさい。
高速域ではメルセデスと同等以上でＢＭＷとアウディにかなわないが、日本向けというのなら何の問題もない。
ワインディングはどうかというとこれは文句なく一番。タイヤの銘柄とかではなくとにかく素直に曲がるしブレーキも文句なし。
結局あまりに次元が高いものだから例えば車がちょっとこのコーナーではオーバースピードです！とか情報がドライバーに伝わりにくい。
日本お得意の正確な工作精度で堅い足にしたことが逆効果になっていてアウディ以上に路面に影響されるのは今後の課題。
次はもう少し味のある車を造ってほしいですね。

満足している点

最も素晴らしい点はニーエアバッグを含めた安全装備が全車標準であること。ほかに所有しているＬセグメントとＤセグメントのドイツ車にはニーエアはない。
ナビは文句なし。輸入車は最新のＳクラスでもかなわない。サードパーティ製の方が優れているというのも当てはまらない。画面に出る情報はナビだけではないのだから。
レーザーシートの材質はS500と同じでS350では手に入らないしGSでも手に入らない上質な物だしベンチレーションまでも標準というのは驚いた。
この装備、スペック、５年保証にしてこの価格は買いですね。

不満な点

エンジンは燃費も良くパワーも出ているが、日本車お得意の少ないアクセル開度でもドッと前に出る感じもなく全体的に軽快感に欠ける。
このお手本はメルセデス？アウディは出足鋭くＢＭＷもアウディほどではないがもう少し軽い。
ステアリングも明らかにドイツ車を意識した操作重量であるが、エンジンの味付けと併せてそれがＢＭＷの様な人馬一体感はなく160以上の高速域ではアウディにはかなわない。
ＢＭＷを目指したのに実は無難にＣクラスと似ているというのが残念。
内外のデザインは個人の好みといいたいが、アルミと木目の調和がとれていないしデザイン優先、機能優先、操作性優先と部分部分の担当者が違い各々が妥協したらこうなりましたというレベル。
実際ＩＳ、ＧＳ、ＳＣとショールームで見てＳＣが一番ということはどういうこと？色気のイの字も演出できないのならＬＳ含めてデザイナーを一新してほしい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験