レクサス IS 「新車で買うのは最後のチャンス。」のユーザーレビュー

新車で買うのは最後のチャンス。

2022.11.3

総評

もうとにかく、国産の大排気量N/A V8に乗りたい人は今すぐ購入すべきです。

今から買えるのか分かりませんが…。

値段も、この内容を考えればバーゲンプライスです！

満足している点

・5L N/A V8

もうなんといっても、間も無く世界遺産レベルになりそうなエンジン。

マイルドハイブリッドもなく、アイドリングストップもなく、漢らしいですが、やはりガソリンを使うのってとても官能的です。

都心部の高速では高回転まで使うことなく終わってしまうのが本当に惜しい。

ゆるゆる走る分には静粛性も高いです。

・日常使いにも問題ない乗り心地

ボディ剛性が高く、脚がちゃんと仕事しているのか、首都高のジョイント部でも嫌な硬さはなく、グランドツアラー的に長距離もこなせそうです。

可変ダンパーはNormalもSportもあまり変わらない感じだったので、Customモードで常にSportにしていました。

・燃費

首都高をゆるゆると流す程度だと、車載燃費計で12km/L台を示しており、低負荷域では意外と燃費も良さそうです。

首都高を下りると、みるみる数値が下がりましたが。

・遂に採用された、ワンタッチウインカー

ISが後期型になった際には採用されておらず、とても不満に感じていたワンタッチウインカーが遂にレクサスにも採用されました。

これは嬉しいポイントです。

不満な点

大きな不満はないんですが、2つだけ。

・8速ATの変速マナー

普通に使う分には何も問題ありませんが、パドルシフトでシフトダウンをする際の変速が遅く、パドルを弾きすぎることがありました。

またシフトダウン時の変速ショックも大きく、駆動が抜けるのか加速するような前後Gも出るので、ミッションはもう少し洗練させて欲しいところです。

・タイヤノイズが大きい

太いスポーツタイヤをはいているので、仕方ないところですが、舗装の悪いところでは途端に室内が騒がしくなるので、もう少し侵入する音を低減してくれると嬉しいです。

デザイン

5

今回の試乗車は戦闘機みたいな色だったこともあって、めちゃくちゃカッコ良かったです。

派手なウイングがないのも、大人のハイパワーセダンとして好印象です。

走行性能

5

公道では使い切れません。

無駄に回したくなるのですが、なかなかそれもできないのがもどかしいです。

停止状態でブリッピングをすると、6,000rpmくらいまで回りました。

最近の車は4,000rpmくらいで抑える車が多いので、意外でした。


350モデルと同様、EPSのセッティングはNormalでは軽すぎるので、シャシー関係はSportの方が個人的な好みに合っていました。

ちなみに、350はSportモードの乗り心地が硬かったように記憶していますが、なぜか500では硬いという印象がありません。

また、350はゲインが高めな印象でしたが、500はそれも落ち着いていて、350よりさらにグランドツアラー的な乗り味でした。

乗り心地

4

やる気のあるエンジンの割に、乗り心地は日常使いまで考えられたセッティングでした。

助手席の住人が寝れるくらい、というレベルです。

積載性

3

燃費

4

パワーの割に高効率なのは、現代のV8なのでしょうか。

街乗りはダメでしょうが、高速を利用した長距離移動では燃費が期待できそうです。

価格

5

量販の見込めない5L N/A V8という貴重なエンジンを載せながら850万とは、価格を見た時に驚きました。

本当に欲しいです。

故障経験