レクサス IS 「無個性という個性 最近では良く見かけるようになったレクサスＩＳがマイナーチェンジされたので、マークＸと同等なのに不当に高いとか、室内が狭いとか、いろ」のユーザーレビュー

無個性という個性 最近では良く見かけるようになったレクサスＩＳがマイナーチェンジされたので、マークＸと同等なのに不当に高いとか、室内が狭いとか、いろ

2008.9.18

総評

無個性という個性
最近では良く見かけるようになったレクサスＩＳがマイナーチェンジされたので、マークＸと同等なのに不当に高いとか、室内が狭いとか、いろいろ言われるＩＳの本当のところが知りたくて試乗してきました。
まずは外観ですが、なかなかスタイリッシュでコンパクトにキャビンを見せつつ、上品にスポーティさを演出していますね。　欧州のライバルとくらべてアクがないので個性は薄いですが、素直にみると以外にカッコいいのではないかと感じます。
インテリアは試乗したのがベースグレードであったため、シンプルな内装でしたが質感などはレクサスのクオリティのようでやたらにコストダウンした内装のトヨタブランドのマークＸとは一線を画すようです。バージョンＬは本木目になりますが、このクルマの性格ならベースグレードの内装でも良いと感じます。　ただこの内装からも強い個性は感じられません。
室内は視覚的にグラスエリアが小さいので極端に狭いと想像していましたが、前席では閉所感はとくに感じられないし、後席も２人なら大人が乗れないほど狭いといったことはありません。
クルマの性格からすれば室内空間は十分に及第点です。
スポーティを標榜するハンドリングはとても正確でしっかりしたかなり質の高いもののように感じました。トヨタ車には珍しく、ＩＳは微舵にもよく応答してくれます。　常識的な速度範囲では全く安定しきった走行性です。
しかし、多くのヨーロッパ車に感じる走りの楽しさがあるか？というと、ハンドリングは良いですが運転を楽しむ人にはチョッと何かが足りないという感じです。　　
結論
すべてに、とてもよく出来た車です。　
トヨタ車なのにクオリティでも欧州のライバルに負けていません。
クルマが出過ぎないというか、この強い個性を主張しないことがこのクルマの味なのだと感じました。
悪い意味ではなく、レクサスＩＳは日本人の作った、素材を活かした割烹料理のような薄味のプレミアムカーですね。

満足している点

・良いハンドリング
・高い内外装のクオリティ
・２．５でも十分なパワー
・見た目より広い室内
・木目内装の場合は本木目を使っていること
・十分に静かな室内
・トヨタの信頼性
・マークＸとの価格差が認められるクオリティ

不満な点

・面白さに欠けるハンドリング
・ＢＭＷなどと大差ない価格
・ドアヒンジなど目に見えるコストダウン

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験