2021年11月
■2021年11月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、新型「レンジローバー」の日本向け先行販売モデルとして特別仕様車「ローンチエディション」を設定して、2021年10月29日に発表、同年11月1日から12月19日まで70台限定で受注を開始した。
今回日本向け先行販売モデルとして企画した「ローンチエディション」は、4.4リッターV8ツインスクロールターボエンジン(最高出力390kW/530PS・最大トルク750Nm)を搭載した、初年度のみ生産される「ファーストエディション」をベースに、ランドローバー初設定となる23インチアロイホイール、パーフォレイテッドセミアニリンレザーの24ウェイ電動フロントシート(ヒーター&クーラー、ホットストーンマッサージ機能付)、リアエグゼクティブクラスコンフォートプラスシートなどを装備した。
ボディタイプはショートホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2種類、ボディカラーはサンセットゴールド(サテンフィニッシュ)を含む4色を設定。サンセットゴールドとシャラントグレイの2色は、シャドーフィニッシュのエクステリアアクセントやブラックホイールを採用した。
■2022年1月
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「レンジローバー」を2022年1月17日にフルモデルチェンジ、同日より受注を開始した。
レンジローバーはあらゆる地形に対応する走破能力と快適性の高さをアピールするラグジュアリーSUVの代表格。5代目となったレンジローバーはそのDNAを踏襲、圧倒的なモダンさと美しさ、洗練されたテクノロジー、シームレスなコネクティビティを兼ね備えたモデルへと進化を果たしている。
歴代のプロポーションを受け継ぎながら、凹凸や装飾を極限まで排したサーフェスや緻密なラインがもたらすモダンラグジュアリーを印象づけるデザイン。ホイールベースは2種類を設定し、スタンダードホイールベース(SWB)は5人乗り、ロングホイールベース(LWB)にはキャプテンシートの4人乗りと3列シート7人乗りが設定される。ボディサイズは全長5052(5252)㎜×全幅2209㎜×全高1870㎜、ホイールベース2997(3197)㎜。()内はLWB車の数値。
インテリアは従来の上質なレザーに加え、テキスタイルのウルトラファブリックや高級テキスタイルメーカーKvadrat社との共同開発によるウール混紡テキスタイルなど、様々な素材、仕上げから選択可能。最先端のテクノロジーと洗練されたデザインを融合することで、サンクチュアリ(聖域)のような空間を印象づけるものとした。
装備は新開発13.1インチのフローティング式フルHDタッチスクリーンを装備した最新のインフォテインメントシステム「Pivi Pro」をはじめ、2つの11.4インチHDタッチスクリーン、と8インチリヤシートタッチスクリーンからなるリヤエンターテインメントシステム、スピーカーと照明を備えたテールゲートイベントスイートなど、利便性を高める機能を充実。さらに静粛性を高める第3世代のアクティブノイズキャンセレーション、臭いやアレルゲン、ウイルスなどを大幅に低減する「空気清浄システムプロ(ナノイーX搭載、PM2.5フィルター付き)」も採用されている。
パワーユニットは最高出力390kW(530ps)/5000~6000rpm、最大トルク750Nm/1800~4600rpmを発生する4.4リッターV8ガソリンターボと、最高出力221kW(300ps)/4000rpm、最大トルク650Nm/1500~2500rpmを発生する3.0リッター直6ディーゼルターボ(MHEV)を搭載する。
プラットフォームはすべてのパワートレインに対応する「MLA-Flex」を初採用。ボディにはスチール製バルクヘッドを含む混合金属を使用し、従来型に対してねじり剛性を50%向上されている。
シャシーは状況に応じてダイナミクスを調整し、高い安定性と俊敏なパフォーマンスをもたらす「インテグレーテッドシャシーコントロール(ICC)」を採用。軽量かつコンパクトな5リンクリヤアクスルに加え、新しいツインバルブチューブダンパーを搭載した電子制御エアサスペンションを標準装備とした。また、高速走行時の安定性と低速走行時の回頭性を高める「オールホイールステアリング(AWS)」を採用し、SWBでは10.95m、LWBで11.54mのランドローバー史上最小の回転直径を実現している。
ドライバー支援システムも充実しており、3Dサラウンドカメラ、アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)、ブラインドスポットアシスト、リヤプロテクションアシスト、フロント&リヤパーキングエイドなどのほか、ドライバーの状態を常時モニターし、反応がない場合には車線を維持したままハザードランプを点滅させながら減速、自動停止する「ドライバーコンディションレスポンス」を初搭載。さらに1.2秒以内に衝突の可能性があると判断した場合、ウインドーやルーフ、シート、ヘッドレストを調整して乗員を保護する「オキュパントプロテクションアシスト」、車両の外から駐車や出庫・入庫をリモート操作する「リモートパークアシスト」が採用されている。