JLRが9四半期連続の黒字を達成
2025年1月29日、ジャガー・ランドローバー(以下JLR)は2025年度(FY)第3四半期となる2024年9月~12月までの3カ月間の財務業績を発表しました。この第3四半期は堅調な業績を達成し、売上高は過去最高、税引前利益は過去10年間で最高、9四半期連続の黒字となりました。JLRの業績と取り組みについて、ポイントを紹介します。
なぜジャガー・ランドローバーは塗装工場に約125億円を投資? ネットゼロとパーソナライズされたボディカラーの注文増加にありました
売上高は過去最高を記録
JLRの2025年度(FY)第3四半期の財務業績の売上高は前年同期比2%増の75億ポンド(約1兆2750億円)となり、第3四半期の売上高としては過去最高を達成した。2025年度の累計売上高は、前年同期比横ばいの212億ポンド(約3兆6040億円)となる。
また税引前利益および特別項目は5億2300万ポンド、2025年度の累計利益は16億ポンド(約2720億円)となり、JLRの第3四半期の累計利益としては過去10年間で最高となる。税引前利益は9.0%で、前年同期比で0.2ポイント上昇し、第3四半期の税引前利益としては過去10年間で最高を達成した。
また、ブランド全体のフルEV化やサステナブルな地球環境づくりに取り組む「Reimagine(リイマジン)戦略」は順調に歩みを進めている。
さらなる革新を続けるJLR
2024年7月にはランドローバー「ディフェンダー」の最上位モデル「OCTA」を発表し、世界中のプレスから高い評価を得た。さらにジャガーのデザインビジョンコンセプト「タイプ00」を2024年12月にマイアミで発表するなど、革新し続けている。
また、ランドローバー「レンジローバー エレクトリック」の開発が継続され、現在、5万7000台のオーダーバンクを保有している。レンジローバーのPHEV車の販売台数は前年同期比で163%増加し、より多くの顧客が電動化への一歩を踏み出している。
電動化と持続可能性に注力
2024年12月にJLR Circularity Lab(ジャガーランドローバー・サーキュラリティ・ラボ)は、排出ガスと廃棄物を削減する未来の車両に使用する、業界初の再生シートフォームのコンセプトを実証したと発表した。
2025年1月にはインドの通信会社「タタ・コミュニケーションズ」と提携し、今後MOVEプラットフォームを採用する。120カ国にわたる最も遠隔地でも継続的な接続性とインテリジェントなサービスへのアクセスを可能にし、顧客の運転体験を向上するサービスを提供するという。
ほかにもクルマのパーソナライゼーションに対する需要の高まりに対応し、かつ排出ガスを削減するために、英国のキャッスル・ブロムウィッチとスロバキア・ニトラに新たな塗装工場を設立。総額6500万ポンド(約125億円)におよぶ塗装工場への投資を行い、需要増加に対応する。
AMWノミカタ
今回、売上高は過去最高、税引前利益は過去10年間で最高、9四半期連続の黒字と発表されたが、まだ販売台数が公表されていないため何が起因しているのかはわからない。しかしながら、2024年12月のプレスリリースでは、PHEVモデルの受注が好調で、レンジローバーは47%増、ディフェンダーで23%増、PHEV全体では59%増の前年同期比の成長を見せていると発表されていることからも、電動化モデルが大きく貢献しているのではないかと想像できる。
その際のレンジローバー エレクトリックのオーダーバンクは4万8000人だったが、今回の発表では5万7000人にまで膨れ上がっており、BEV全体は逆風が吹くなか、レンジローバーはその逆風をものともしていないことに驚く。
JLRは2030年までにすべてのモデルでBEVをラインアップし、2039年にはカーボンニュートラルを実現するとしている。BEVを取り巻く情勢は日々刻々と変化しているが、2025年度第3四半期の活動実績が示すようにリイマジン戦略は確実に前進しているといえる。
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みんなのコメント
技術に詳しくない人は間違って買っちゃうんだろうな