ランドローバー レンジローバーイヴォーク 「約一年で再レビュー」のユーザーレビュー

約一年で再レビュー

2016.12.31

総評

ドイツ御三家が多い地域でそのメーカー戦略であるAMG、M、RSを頂点としたクラス、グレードによるヒエラルキーが嫌な方には単一シャーシによるクラスレスなキャラクターで良いです。
レンジは三兄弟でイヴォークは末弟ですが兄貴達とは方向性も違うので意識することも無いでしょう。
ドイツ車と比較する事も多いかと思いますが多分、価値観が違うのでカタログスペック比較は無意味な部分が多いです。
どういう事かと言うと単に「機能美」「性能」という尺度だとドイツ車に敵う車はないと思います。
しかしこの車は雰囲気や空気感、感触、オーラのような数字に出ない魅力にとても溢れてます。
馬力がどうとか、0-100がどうとか言ってしまう事が安っぽく思えてしまう。
レンジローバーのバッチにはそんな魔力があって乗り手の気分をおおらかに変えてくれます。
新車で買うと、普通に必要なものが色々オプションになっている事もあり、700近くになり、その価格帯ですと大抵の方はカタログスペック比較でQ5、X3、GLCなどに流れてくれるのでマンションなどで被るのが嫌いな方にはピッタリだと思います。

満足している点

何と言ってもインテリアの質感と外観デザインです。
あと車名がかっこいい。
何から何までSUVでは別格のかっこ良さです。
ブラックボディに内装はスピリットというテーマのタンレザー色を探してたのでこの個体は私にはめっけもんでした。
それとDIY派な私には色々と交換、メンテし易い構造になっている点(メンテナンス性)も嬉しいですね。
ヘッドライトなど交換する可能性のある箇所は普通にマニュアルに全て手順が記載されてます。
ドイツ車では考えられません。

※2017/9追記
ヴェラールのディメンションを見て。
改めて都内でギリギリですが行き先の停め場を確認せずに出掛けられるこのベイビーレンジ(それでも1900mmですけど)に価値を認めざるを得ません。

不満な点

1850mm位の車幅だったらもう少し楽かな。
あとはレンジとは言えこの価格なので普段は見えない部分でコストカットしたなと思える部分が有ります。
それとディーラーサービスは制度としては色々ありますが何せレベル低いので作業内容はほぼ期待出来ません。
自分である程度メンテ、交換するかレンジ、イヴォークに詳しい専門ショップを見つけてお世話になった方が良いです。

デザイン

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走行性能

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走りはもういいと諦めて乗り換えましたが、想定以上にパワフルですね。
日常使いどころかワインディングでもロールしない足回りとトルクベクタリングも相まってパドルでスイスイと駆け昇って行きます。
但し9ATもあるとマニュアルモードでは混乱しますし、エンブレも相当落とさないと効かないのでSモードのオートの方が飛ばすときは向いていると思います。
サブコン入れたらヤバいです。
そういうキャラクターの車ではないと思ってましたが入れたくなるキャラでした。
操作性は良いと確認して買いましたが使って見ると意外な盲点が。
ダイヤル式シフトノブはブラインドタッチで使うとバックなどのときに思わぬギアに入ってる可能性があり、目視しないと危険です。
ナビはこれは輸入車全てそうですが使い勝手は国産のそれには及びません。

乗り心地

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硬いです。
なので20インチクラス以上を突っ込むには覚悟が要ります。
車高調入れたら見違えるようにカッコ良くなりましたがお陰でホイールは19インチに留めてます。
静粛性、震動などはドイツ車セダン並みを要求するとドンガラ箱形と4気筒もあって低速域ではある程度の諦めが必要ですが神経質にならなければ問題無いです。
それでも細かくは記録してませんが静粛性の向上には結構な時間と手間暇を掛けました。。。

積載性

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タイヤ、ホイール4本積めました。
家族旅行も年末年始で4人+ワンコ一匹分、積みましたが問題なく積めました。
前車がステーションワゴンだったので比較したら可哀相です。

燃費

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ほぼ想定通りですが二桁欲しいですね。
アイドリングストップが嫌いなのでオフにしてますし、8キロ台で良しとします。

価格

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故障経験

無いです。
エンジン基幹部はそれほど複雑な構造では無さそうなので、あるとすれば電機、コンピューター系と室内アメニティが想定出来ます。
多分、こいつと付き合うにはマイナートラブル程度でガタガタ言ってたら務まらないかと。
自分で英語のPDF整備マニュアルとハンディ診断機買って故障箇所調べて、海外からでもパーツ取り寄せてレンタルガレージで交換くらいの覚悟があれば何とかなりますw。