ジープ レネゲード 「意外と本格派」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
4

意外と本格派

2021.3.17

年式
2015年9月〜モデル
総評
輸入SUVとしては(安価ではないですが)手ごろな値段で、本格的な質感とハイセンスなデザインを堪能することができます。大柄なSUVを特に必要としない人には、モデルライフの後半となった今も普通におすすめできる一台です。
満足している点
サイズ的にちょうどいいだけでなくボディの見切りも良いため、非常に運転しやすい車です。それに加えて、ポップですが上質な内外装デザインと、(トレイルホークの場合は)いざというとき便りになる四駆性能が魅力となります。
不満な点
全長は短いのですが車幅が1.8mを超える点と、後部居住空間がやや狭い点は、人によっては使いづらいと感じるかもしれません。
デザイン

4

ジープ一族でありながら、いかつさより「ポップさ」が強調されたものとなっています。それでも「チャラくない」ニュアンスにまとまっているのは、丸いヘッドライトや「7スロット」のフロントグリルなど、ジープ伝統のモチーフが絶妙に用いられているからでしょう。カワイイのですが甘すぎない、素敵なデザインです。
走行性能

4

ラダーフレーム構造であるジープ ラングラーと違って、こちらはモノコック構造。そのため乗り味は一般的な乗用車に近く、フィアット製1.3L「マルチエア2」ターボ+6速DCTまたは9速ATの力感も必要十分。ハンドリングは「タイトすぎず、かといってダルすぎず」といったニュアンスで、4WDシステムの性能も、見た目から想像する以上に本格的です。
乗り心地

4

ラダーフレーム構造のクロカン車ほどおおらかではありませんが、一般的な乗用車ほど引き締まってはいないという、普段づかいするSUVとしてはちょうどいい塩梅の乗り心地です。
積載性

4

コンパクトなSUVであるレネゲードですが、ラゲッジルームの容量は525〜1440Lと十分。積み込み口もスクエアで荷物の積み下ろしがしやすいため、大きくて長いモノを大量に、かつ日常的に積載するという人以外は問題なく使用できます。
燃費

4

WLTCモード燃費は、最高出力151psのFF車「ロンジチュード」と「リミテッド」が14.3km/Lで、高出力版4WDの「トレイルホーク」が12.1km/L。SUVとしては「まあまあ」といったところでしょうか。ちなみに2020年8月に追加されたプラグインハイブリッド車「4xe」のハイブリッド燃料消費率は16.0〜17.3km/Lです。
価格

4

車両価格は売れ筋グレードであるFFの「リミテッド」が368万円で、悪路走行が得意な高出力4WDの「トレイルホーク」が393万円。輸入SUVとしては「比較的手ごろな価格」といえるでしょう。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
ジープ レネゲード 新型・現行モデル

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