いすゞのピアッツァ。初代も2代目もカッコいいな、と思うのですが、大ヒットとはならなかったようで。

Question

｢足回りが良くなかった｣｢エンジンが技術的に遅れてた｣とかの声もありますが、手元の当時のカタログを見ると、ブレーキは4輪ディスクですし、サスペンションの説明もいかにも操縦性、乗り心地が優れているような記述です。ツインカム車のメーターを見ると7000辺りからがレッドゾーンの立派に高回転まで回るエンジンのようです。スタイルは言うに及ばずでカタログも見れば良いことづくめのような車でもっともっと売れても良さそうに思いましたが、なぜあまり売れなかったのでしょう？カタログの記述と実際の走りは違うものですか？

Answer 1

初代ピアッツァを所有していました。内装はプラスチッキーではなく高級感があり重厚でしっかりした作りでした。外装は個性的でスタイリッシュですが好みが分かれましたね。嫌い、カッコ悪いという人が圧倒的でした。
売れなかった理由は第一にスタイルだと思います。また値段も高すぎました。小柄なボディでしたので車格や値段相応には見られず、2000なのに1600とか1500だと思われていました。価格もね。
走りについてですがサスやエンジンが旧式であり、同時期にデビューしたソアラやセリカXXには到底及ばないレベルでした。
私は有名メーカーのフルエアロを付けていましたが、エアロを付けても決して下品にはならない唯一の国産車だったと思います。ソアラとかクラウンとかにエアロを組むと下品になるパターンがほとんどでしたから、ピアッツァのデザインがいかに優れていたかを感じました。
乗り比べればハッキリ解りますが、ソアラとかセリカXXの６気筒車は無論のこと新しい４気筒車と比べても悪い意味で別次元です。コーナリングが安定しない、キビキビ走らない、エンジン音うるさい、乗り心地悪い、振動が大きいなど旧式エンジンとサスであることがはっきり感じます。
私は強化サスとショックを組んでいましたが、これで別物のように走りが良くなりました。と言っても1600のAE86にも置いていかれる程度でしたけどね。
高額車なのに高級に見えない、小柄なので車格も価格も低く見られてしまう、
原動機や走行メカニズムは旧態、スポーツ走行はできない・・・・元オーナーが言うのも変ですが売れなくて当然の車でした。でも個人的には気に入って買った車でしたから満足していましたよ。

質問者からのお礼コメント

4人の方々、いずれも基本的に｢独創的なスタイルが受け入れられなかった｣という点で一致してましたね。
とても美しいボディに合わない内部機関だったこともおかげさまでわかりました。
私からすれば全てベストアンサーですが、特にオーナーで実体験を語って下さったjeep1960manさまに。皆様ありがとうございました。

Answer 2

初代のハードウェアはダメダメです。
足回りはジェミニ（オペル・カデット）の使い回しで
基本設計が70年代前半、G200Wエンジンは元をたどれば
ベレットGTR用G161Wの発展型で、回すとぶっ壊れそうな轟音で、
後期型の4ZC1（OHC）の方が遥かにましです。

スタイリングに関しては先走りすぎたようです。
当時の日本ではこの空力デザインが理解されないのと
インパネ回りも独創的すぎて戸惑った人も多かったようです。

感覚としてはS60系クラウンに近いかも知れません。
先進的スタイリングが不評で新車販売は散々でしたが、最近は
ドラマでタイムマシンとして使われたりしていますから

Answer 3

日本では個性が強すぎる車は売れませんから。

117クーペとピアッツァは乗っておきたかった。

Answer 4

乗ってみたかった車ですね。

販売数が少ないのはマニアックなデザインとメーカーがいすゞだったことでしょうかね？
販売店の少なさ、付加価値を付けて国産車との差別化をしたのが値段的に割高感となり逆効果だったのかも？