ヒョンデ アイオニック5 「斬新で美しいデザインと十分以上の諸性能を備えたエレクトリックSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
3
燃費
4
価格
5

斬新で美しいデザインと十分以上の諸性能を備えたエレクトリックSUV

2023.2.8

年式
2022年2月〜モデル
総評
斬新で美しいエクステリアと普通に強力なパワートレイン、そして普通に良好な走行性能を備えたSUVタイプのピュアEV。欧州ブランドの同格車と比べて“下”に見られることも多いかもしれないが、中身はほぼ遜色なし。その割に価格は比較的手頃であるため、コストパフォーマンスは大いに優れている。
満足している点
エクステリアデザインの斬新さと、2モーターによる力感に大満足。路面が荒れていない限りにおいては乗り心地も非常によろしい。
不満な点
斬新なエクステリアに対し、インテリアのデザインはやや凡庸。また目地段差を越える際のショックがもう少し小さめであれば言うことなしだったが。
デザイン

5

全体的には丸みを帯びたエクステリアのフォルムではあるが、ところどころに「あえての違和感」を狙ったかのような直線的でシャープなキャラクターラインが入っている。EVらしい斬新さと、自動車本来の美しさが同居する見事なデザインと言える。その半面、インテリアデザインはさほどの斬新さが感じられないのが残念。
走行性能

4

試乗したグレードはシステム最高出力305psをマークする2モーター式AWDの「ラウンジAWD」。当然ながら加速および巡航時の力感は十分以上で、コーナリング特性にも何ら不満なし。回生ブレーキの強さも「コースティング」から「ワンペダルで停止可能なレベル」まで調節することができる。
乗り心地

4

全般的に好印象。少なくとも「一般的なコンディションの舗装路」を走る限りにおいては「十分以上に良好」と評することができる。ただ、路面が悪い箇所ではややドタバタする感じもある。そこは少し残念。
積載性

3

荷室容量は数値上527Lと十分だが、実際には「浅さ」を感じる。
燃費

4

一充電走行距離はWLTCモードで577km。実際の電費がこれに近い場合は、類似するサイズのエレクトリックSUVのなかでは良好といえる。
価格

5

おおむね類似するサイズ感となる他社製輸入エレクトリックSUVと比べると、車両価格は100万円ほど、または100万円以上お手頃。韓国ブランドということを気にする人もいるかもしれないが、今やそれはナンセンス。コスパに優れる一台といえる。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
ヒョンデ アイオニック5 新型・現行モデル

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