日本で最後のオデッセイ?
とうとう4代目を迎える事となったホンダ・ミニバンの屋台骨であるホンダ・オデッセイ。今後の少子高齢化を考えると、今回は全く違っ
2008.10.31
- 総評
- 日本で最後のオデッセイ?
とうとう4代目を迎える事となったホンダ・ミニバンの屋台骨であるホンダ・オデッセイ。今後の少子高齢化を考えると、今回は全く違ったコンセプトを見せて欲しかった。10年ほど前からミニバンブームと言われているが、正直完全に今の第二次ベビーブーマーを当て込んでの需要(海外の需要も有るが)になる訳だが、これからの時代、政府の無策による少子化や投機筋によって翻弄される燃料費の動向によって、ミニバン販売は本当に実力の有る、また魅力の有る車輌しか残存し得ないと思うのである。そこで今回のオデッセイのFMCに期待したのだが、新しいテーゼというものを感じる事が出来なかったのは、ミニバンの先駆社であるホンダには残念な結果が残るかもしれない。さはさりながら、まだこの世代にしては需要が有るのでそこそこの販売は出来るかと思うが、正直以前のワゴンブームのような悲しい結末になるのは否めない。
懸案事項である燃費に関しては下記にも記載している通り頑張ってはいるのだが、正直トヨタ同様のハイブリッドの設定が急務である。FCVに傾注するのももちろん良いのだが、順番としてハイブリッドの設定が、これからのミニバンが生き残る最大のパフォーマンスだと思うのは、私だけでしょうか。一人暮らしやほとんど1人か2人でしか運転しない人にこの手の車販売出来ないのだから、多人数が乗車しても二桁の燃費をクリア出来るグレードの設定は必ず必要になってくるでしょう。最終的な購入車輌決定に関して実は奥さんの影響力は非常に有る訳で、奥様の家計の節約に関して、燃費というのは非常に重要なんですよ。よ~く考えよ~♪お金は大事だよ~♪
- 満足している点
- DBW、E-CONやCVTの改良に依る燃費の向上は利用者にとって有り難いところでは有るが、実燃費はどうしても二桁は難しいところ(ただ前回のモデルよりカタログ値では有るが1Km燃費が向上したのは立派なのでしょうかね。)価格に関しては、発売間もないのですが現在のそして今後の経済状況を考えて値引き幅が拡大中なので、車両購入に関してはハードルは低くなってきているのは嬉しいところ。中型のミニバンにしては取り回しや視認性も良いので、女性の方でも慣れれば苦にならないでしょう。基本的に走りをどうのこうの云う車種では無いのでしょうが、やはり完成度は高く走りに関して特に不満を持つ事は無いでしょう。ハンドリングもミニバンにしては初期の頃と比較して格段に良くなってきてるので、後部座席の子供たちが"えずく"回数は減りましたね。室内は値段にしては、まずまずなのでは無いでしょうか。
- 不満な点
- いつも通り簡単に。
1.外観のデザインが余りにもやる気が無い。この車輌のメインターゲットは30代の第二次ベビーブーマーのはずだが、その世代のデザイン感覚を完全に軽視している。”前作のオデッセイのモデルチェンジサイクルが来たので、とりあえず間に合わせました”感を嫌でも感じる事。
2.全高を立体駐車場に合わせて1.545mに設定されているのだが、正直都心、副都心なら良いかもしれないが、郊外の方にとっては何のメリットも無くむしろ圧迫感によるマイナスイメージが多い。
3.競合車種が多く値引きは期待できるが、乗り終わった後の下取り価格もそれ相応になる。中古車海外需要を考えると4.5年~4.8年周期の乗り換えが宜しいかと。年間走行距離が低い方で下回りに錆が無ければ、7年くらい乗ってもそこそこの下取りは期待出来るが。
4.ハイブリッドの設定が無い事。今売れている車、興味が有る車、色々と話を聞くとハイブリッドや軽自動車が圧倒的に多い。(軽自動車は燃費というより衝突安全だが…)ハイブリッドに関してはトヨタの独壇場と言っても過言では無い。ホンダにはそろそろ思い腰を上げてもらい頑張って欲しいところ。もう少し顧客やディーラーの営業マンの意見を吸い上げる必要性が有るのでは??
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験