■再販から1年経過した改良版「オデッセイ」どうなった?
1994年にデビューし、乗用車ライクな乗り味が個性として大ヒットモデルとなったホンダ「オデッセイ」。
時代の変化とともにモデルチェンジすること5回、惜しまれながらも2021年末に販売を終了し、28年に及ぶ歴史に幕を閉じた…はずでした。
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それが2023年12月に復活。しかもフルモデルチェンジされた新型ではなく、販売が終了した4代目の改良版を、中国・広州市にある現地企業との合弁会社「広汽本田」からの逆輸入するかたちで販売を再開させています。
なぜ一度終了したオデッセイを復活させたのでしょうか。
現在販売されているオデッセイは、基本的には2021年に販売が終了した5代目がベースとなっています。
改良点としては、外観はフロントグリルのデザインを小変更したほか、パワートレインはガソリンエンジン搭載モデルが廃止され、ハイブリッドの「e:HEV」のみに1本化されました。
一方、インテリアは高級路線へとシフト。本革シートが標準仕様となり、2列目シートは中央寄りのアームレストがトレー付きに変更されたほか、シートヒーターも完備します。
また、スマートフォンなどのワイヤレス充電器が搭載され、車載通信モジュールを搭載しコネクテッド技術「Honda CONNECT」にも対応することで、スマホによる車外からのエアコン操作や位置情報共有なども可能になりました。
加えて、シフトのセレクターも最新のボタン式に変更されるなど先進感がアップしており、先進安全機能など運転支援システムもより充実させた、フル装備仕様とも言える内容です。
このことからわかるのは、オデッセイがより高級志向になったということ。昨今の新車は装備の充実を理由に価格が高騰しており、軽自動車であってもプレミアム化が進むなか、オデッセイもこの流れに乗ったといえそうです。
そんな新生オデッセイについて、ホンダの販売店スタッフに話を聞いてみると、「オデッセイが良いとおっしゃるお客様が一定数おり、ニーズにお応えして復活しました」とのことでした。
「ホンダのラインナップには他社のような高級モデルがありませんでした。
そのため500万円以上のハイクラスに属するクルマのラインナップを残しておきたかったということもあるようです。
どのメーカーにもイメージリーダーとなるフラッグシップモデルは必要ですが、現在のホンダには『N-BOX』しか突出したモデルがないのが現状です」
つまり、現在のラインナップでは高級車に乗るハイクラスな顧客が他社に流出してしまう危機感から、オデッセイを復活させたという事情もあることが伺えます。
復活したオデッセイの販売はどうなのでしょうか。
一般社団法人「日本自動車販売協会連合会」が毎月公表する販売台数ランキング(2024年10月期)では、登録車全体の47位(852台)にランクイン。
ライバルとなるトヨタ「アルファード」は10位(6591台)ですから、かなり差が開いていることがわかります。
「機能面や性能面でオデッセイは決して劣っていませんし、快適性や高級感も向上しています。
しかし残念なことに販売終了したイメージが色濃く残り、興味をお持ちの方は多いのですが、購入まで至らないケースも見られます」(ホンダ販売店スタッフ)
※ ※ ※
販売面では苦戦を強いられているオデッセイですが、逆にほかの高級ミニバンよりも狙い目とも言えます。
ホンダの2モーターハイブリッドシステムでe:HEVにより、2トン前後の重量級のオデッセイでも19.6km/L~19.9km/L(WLTCモード)の低燃費を実現。
スライドドアやバックドアもオート化され、インテリアは本革を採用するなど、高級感たっぷりの装備も魅力です。
運転支援システムは最先端ですし、コネクテッド機能も強化。それで480万400円~516万4500円(消費税込)という価格は、かなりお買い得な設定だと思われます。
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