ホンダ オデッセイ 「エコ替えと長く乗るのどっちがエコ？ よく、「燃費悪く排ガスが汚くとも、古い車を長～く乗る方が、新しいクリーンな車に買い替えるよりも、エコである」という」のユーザーレビュー

エコ替えと長く乗るのどっちがエコ？ よく、「燃費悪く排ガスが汚くとも、古い車を長～く乗る方が、新しいクリーンな車に買い替えるよりも、エコである」という

2011.1.8

総評

エコ替えと長く乗るのどっちがエコ？
よく、「燃費悪く排ガスが汚くとも、古い車を長～く乗る方が、新しいクリーンな車に買い替えるよりも、エコである」という趣旨の文章に出会うことがある。
友人が新車価格の10分の1以下で買った中古のオデッセイ
年式の割には異音もせずに、クイクイ走って気持ちよかった。内装だって今どきのコストダウン見え見えのプラスチッキー一辺倒のものとは違う。やはりバブル時代に作られたものはどんな車であっても、今以上にコストがかけられたのだろうか、などと感じ入ってしまう―――
気持ちいい加速とのトレードオフで燃費は悪い。普通に走って10㎞／Lには届かないそうだ。やはりバブルの遺産か―――
こうした燃費が悪く、排ガス浄化機能の劣った車でも、大事に長く乗れば、エコじゃないか、―――もっともな意見にも思える。
自動車メーカーがエコカー減税を追い風に盛んに言っていた「エコ替え」なんて、単に新車を売らんがための戦略の１つに過ぎなかったんじゃないかとさえ思えてしまうことがある。
実際どっちなんだ？
:(続きます――）

満足している点

:　オデッセイに限らず、燃費の悪い車に乗っている場合、燃費のいい車に買い換えるのと、このまま大事に乗り続けるのとでは、どちらが省エネで、有毒ガスを出さないか。
　そんな時の手助けになる考え方がLCA(Life Cycle Assessment)だ。
　車の製造から、10万キロと想定した生涯走行、廃棄、とそれぞれの段階で、どのくらいのエネルギーを消費し、有毒ガスを出すかを分析したものだ。
　結果は興味深い。
　まずCO2。
　排出されるCO2を消費したエネルギーと考えると、一般に製造廃棄にかかるエネルギーは生涯消費エネルギーの約2割に過ぎない。残りは走行時に消費するエネルギーだ。
　ゆえに、ごく大雑把にいえば、2/8、つまりこれまで乗っていた車よりだいたい25～30％弱以上燃費のいい車なら、買い替えた車で10万㎞以上走る場合、買い替える方が省エネになるわけだ。
　９km/Lのオデッセイならおよそ１２㎞/L以上の車へなら「エコ替え」になるということ。
　まあ実際では、その他諸々の条件が重なり、単純に比較はできないだろうが、この見方だけを見れば、10万㎞走った燃費の悪い車を廃車にしないでもう10万㎞走らせるよりは、燃費のいい車を買って10万㎞走らせるほうがかかるエネルギーは少なくて済むということだ。
　有毒ガスについてはどうか。
　NOxやSOxでは製造廃棄時に出す量が全体の４割ほど。燃費のよさでこの分を補おうとすると、生涯走行10万㎞では、これまでの3倍の27㎞／Lくらいの燃費の車でないと製造・廃棄時に出る有毒ガスを賄いきれず、あまり現実的ではない。
　PMに至ってはほぼ100％製造時に出している。
　つまり、有毒ガスについては乗り続けた方がエコになるということだ。
しかし、昔の排ガス浄化能力の低い車やPMをまき散らす古いディーゼルなどでは該当されないとも思う。
　私は、壊れるまで乗った車もあったが、今は、LCAで優れた結果の車（クリーンで燃費のいい車）が出たら、ぜひ乗り換えたいと思っている。
　みなさんはいかがか。
:

不満な点

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デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験