ホンダ オデッセイ 「車好きの心をも掴むファミリーカー」のユーザーレビュー

車好きの心をも掴むファミリーカー

2017.10.3

総評

タイトルにもある通り、ファミリーカーという位置づけながら、先代のオデッセイの意思を（全てではないが）継いでいるという点。車好きの心をよく理解している車だと思う。
”先代と似ても似つかない。オデッセイという名をつけるのはやめろ”という声も聞くが、確かにオデッセイと思って乗ったら、全くの別物に感じると思う。しかし、これほど走りに特化したファミリーカーはとても貴重であるし、唯一無二の存在だと思う。トヨタのアルヴェルや、日産のエルグランドといい差別化ができている。（どちらがいいかは、人それぞれ。他社のミニバンも素晴らしいと思う）

”ただの移動手段としての乗り物を買うなら、二度と車は買わない”とまで家族に話していたが、オデッセイはそんな心配は無用と思わせるほどの走りの良さだ。

突然のファミリーカーへの買い替えとなり、愛着が湧くかすごく心配だったが、これは長い付き合いになりそうだ。

満足している点

全て挙げたらキリがないので、特に素晴らしいのは

・１〜３列目全ての車内空間が広く、当方178cmですが、難なく乗り降りできる。特に２列目は、低床設計のおかげで、車外から見るよりも高さがある上、完全に後ろまで下げればファーストクラス級の広さになる。

・エクステリアも、他社のファミリーカーと比較すると、ボテっとした不恰好さもなく流れるようなデザインがとてもいい。

不満な点

致命的な欠点が今のところ見つからないのですが・・・敢えて挙げると

・収納スペース（小物入れ）が少ない。グローブボックスと、センターコンソールの小物置きしかないので、スマホと財布を乗っけたら、もういっぱい（笑）でも、カー用品店で後付けのコンソールボックスを買えば済む話なので、特に問題なし。

デザイン

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走行性能

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車重約1800kgでこのデカさなので、乗るまでは所詮ファミリーカーだろう、と（正直言うと）期待してなかったが、そんなことはなかった！

「エンジン性能」
トルク感があり、とても走り出しが力強い。ecoモードだとスタート時は柔らかな走り出しだが、同乗者がいるならこの方がいいと思う。
逆にSモードは、峠道や攻めて走る時一人乗りの時はとても楽しい。とても７人乗りのミニバンを運転しているとは思えないキビキビとした走り。

「ステアリング性能」
他社のミニバンと比べると、かなりずっしりとした印象。しかしその分フラつかず、安心して運転ができる。パワステもとても滑らか。

「アクセル・ブレーキ性能」
アクセルを踏むとスーッと滑らかに加速していく点はCVTらしい。別にもっさり感や、アクセルを踏んでからのタイムラグなどは感じなかった。
そして、大事なブレーキ性能。これはとても優秀。優しく踏めばじわーっと効き、強めに踏めばグッと効く。当たり前のように聞こえるが、これが出来てない車種が多い。
（あるメーカーのミニバンに乗った時は、アクセルもブレーキも、ちょっと踏んだだけでカックンカックンでブチギレそうになった笑）

「コーナリング性能」
峠道などの急カーブの連続が多い道では、コーナリング性能をもう少し高めたい気持ちになった。（純正のままだと、ちょっと苦しい・・・）
これは足周りや補強パーツ、タイヤでかなり変わると思うので、弄る楽しみが増えた。

「足周り」
納車前から一番心配していた点。何せネットでレビューを見たら、酷評の嵐・・・しかし、納車後のドライブでの感想は、一体、どこが悪いのか分からない。確かに硬めな乗り心地だ。しかし、酷いという言葉は当てはまらない。これがRCオデッセイの乗り味だと思えば、逆にスポーツ志向ですごい好み。

問題の２列目の家族からの感想だが・・・
”別に、前のインプレッサと変わらないけど。新幹線じゃないんだから、これくらい普通でしょ”
というわけで、うちでは問題なし（笑）
よその家では、よっぽど柔らかな車に乗っているんでしょうかね。

乗り心地

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硬めですね。でも、走りが好きな人にはこれがちょうどいいです。コーナーでも横揺れが少なく、踏ん張りが効いてて安心感がある。
２列目以降の家族からも、一切の不満なし。むしろ寝れるほどに足が伸ばせることに大満足（笑）

静寂性は、前車で使用していたエーモンの吸音材を足下に敷いているせいか、これも全く気にならず。荒い路面ではロードノイズが大きくなるが、これは当たり前なので問題なし。

積載性

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燃費

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高速巡航で15km/l越えを出したのにはビックリした。高速道&一般道（箱根の峠道をスポーツ走行）して約200km走行したが、平均14km/l弱を出しているので、ミニバンとしては十分すぎる燃費。

価格

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故障経験