ホンダ N-ONE 「高速長距離走行レビュー」のユーザーレビュー

高速長距離走行レビュー

2023.6.10

総評

高速長距離走行のときは、街乗りと比べて運転操作が少なくなるので、N-ONE RSの持ち味である「操作する楽しさ」は薄れますが、代わりにACC、LKASといった先進機能が発揮されて、快適に運転できます。
両足を使わず手も添えるだけのラクチン運転ができてしまう万能さに驚くばかりです。
1台で2度のおいしさを味わうことができます。

軽自動車ですので、時速100キロを超えてくるとそれなりにエンジン音が大きくなり、安定感も減少します。また燃料タンクの容量も少ないので、航続可能距離を気にしながらの走行になりますが、追い越し車線をガンガン突き進むような走り方でなければ、長距離運転でもストレスなく走れると思います。

総じて、普通車と遜色ない走りと乗り心地で、高速長距離走行もそつなくこなしてしまうN-ONEです。

満足している点

高速道路を何度か長距離運転しましたので、高速長距離走行にテーマを絞ってレビューさせていただきます。

高速長距離では、いかに疲労なく快適に走行できるかが評価の分かれ目になると思いますが、N-ONEはACC（追従機能）とLKAS（車線維持機能）のおかげで、ラクチン走行ができてとても好印象です。

＜ACC（追従機能）＞
・緩やかな上り坂でも車速を一定に維持してくれるので、無意識に減速してしまう心配がありません。
・設定した速度を超えることがないので、うっかりスピード出しすぎてパトカーランプに焦る心配もありません。

＜LKAS（車線維持機能）＞
・首都高など急にカーブが出てくる道でもハンドル操作が安心。
・車が風に煽られてもレーンを維持しようと自動で軌道修正してくれる。

他の機能としては、ウィンカーレバーを軽く押すだけで点灯し、数秒後に自動で消えてくれるので、追い越しの車線変更時に地味に便利です。

不満な点

・減速するとACC、LKASが解除されてしまうので、パーキングに入った時などに再度速度とかを設定し直すのが面倒。
・ハンドルを握っていてもなぜか「ハンドルを握ってください！」と警告が出ることがある。
・普通車と比べて、風の影響を受けやすく、横からの風には結構煽られます。

デザイン

4

風に煽られやすく、またフロント周りに虫の死骸が結構こびり付くので、意外に空気抵抗を受けやすいデザインかもしれません。

走行性能

5

ホイールベースが短く、車体も軽いので、高速走行時は決して安定しているとまでは言えませんが、制限速度120キロ区間でも流れに沿って普通に走れます。

合流時にアクセルを踏み込めば、爽快な加速感とエンジン音を楽しむことができ、このクルマの醍醐味を味わえます♫

乗り心地

5

ACCとLKASのおかげで、足は全く使うことなく、フットレストの有無とか関係なくラクチンですし、車窓からの景色を楽しみながら走ることができます。

時速100キロ程度であれば、車内は全然うるさくないです。

6時間続けて運転しても、私はお尻は痛くなったものの、腰とかに特段負担感はなく、全然大丈夫でした。

助手席からも、特段乗り心地の不満は言われていません。

積載性

5

荷物はたくさん積むことができるので、旅行時も不満無しです。

燃費

4

時速100キロで巡行走行しているときの回転数は3,000を少し上回るくらいで、燃費は表示上20km/l前後かなー⁉
最近の軽自動車としては物足りない数値ですが、時速90キロくらいだともう少し改善するようです。

追い越し車線でアクセル踏み続けると、燃費数値の表示はすぐに下がります(笑)

燃料タンクが27リットルしかないので、航続可能距離が表示される機能は重宝します。

価格

5

高速長距離走行をすると、N-ONEの価格に見合った価値が改めて発揮されると思います。

故障経験