F1アブダビGPについて まずは、マックス、レッドブルホンダおめでとう！ ペレスの献身的なブロックにも感動です。

Question

後学のために質問
・最初のハミルトンとマックスの接触の査定はハミルトンに有利すぎでは？
ポジションを戻すべきでは？
・SC導入中のピットイン・タイヤ交換後のポジション回復はOK？
当初NG、最終的にOKとなり、ハミルトンには不利になったけど。
判断の変遷は演出？
・ペレスのリタイヤはなぜ？チームによる意図的なもの？

おめでたい結果に水を差すつもりはありませんが、
詳しい方、解説をお願いします。

それにしても、あきらめずに最後まで応援して良かった。
チャンピオンがかかった最終戦でなければ、途中で見るのやめてた。
来年も楽しみ。ホンダも最高（再考）して！

Answer 1

私の意見として書いていきますね。

・最初のハミルトンとマックスの接触の査定はハミルトンに有利すぎでは？ポジションを戻すべきでは？

→→→→確かに今年のレースディレクターの裁定を見るとポジションを戻す（ルイスを2番手に下げる）ように思えましたが、コーナーでインをついたマックスが確実に先頭に立ったわけではない、と裁定したのでしょうね。



・SC導入中のピットイン・タイヤ交換後のポジション回復はOK？
当初NG、最終的にOKとなり、ハミルトンには不利になったけど。判断の変遷は演出？

→→→→→SC導入中のポジション回復は認められません。基本的に追い越し禁止です。最後のSC導入の時にルイスとマックスの差が約10秒。ルイスがタイヤ交換を行うとマックスの後方となり順位が入れ替わってしまうのでメルセデス陣営はステイアウト（そのまま）を選択。これは残り周回数も少なくSC導入のまま終了もメルセデ陣営は視野に入れていたはずです。しかし10秒後方でルイスの様子を見ていたレッドブル陣営はすぐさまタイヤ交換でギャンブルに出ます。これには全チームで既に開幕時に統一見解としてSCによるレース終了は極力避けるとの認識にレッドブル陣営はかけていました。このまま終わるわけない、と。逆にルイスがタイヤ交換をしていればマックスはステイアウトを選択したはずです。このラティフィ自爆によって順位はルイスが先頭でも戦略的主導権がマックスに移ったわけです。
またNG→OKの裁定に疑問を持つ方が多いのですが、ラティフィのマシンがコース場それも視界の取りづらいコーナーでの撤去作業中でパーツも散らばっており、マーシャルが作業している状況だったので安全に通過するために、いつもよりSCが減速してレースディレクターは追い越し禁止を指示していました。そしてコースがクリアとなったところでルイスとマックスの間にいる5台の周回遅れを同一周回に戻す処置をしました。これは昔からたびたび行われていることで、レース再開後に青旗で後方の速い車（この時はマックス）に進路を譲る時に事故を避ける目的もあります。2台の速い車のバトルにとっては周回遅れのバックマーカーは障害物でしかないという判断です。

・ペレスのリタイヤはなぜ？チームによる意図的なもの？
→→→→→田辺さんの話によれば、データ上、エンジンのライフを使い果たしたようで、仮にエンジンストールすればコース場で止まる可能性がある、そしてSC導入によりレースが終わってしまう懸念を考慮してピットに入れてリタイアさせたそうです。


まあ、私の見解はこんな感じです。いろいろ意見はありますが、昨日の最終戦は一言で言えば「ボッタスの呪い」と命名したいです（笑）。この最終戦を最後にメルセデスを離脱するボッタスにはメルセデス陣営は中古の使い古したエンジンをあてがい、予選でもボッタス自身がルイスとのギャップがコンマ2秒ある、と嘆いていました。

レースが始まるとボッタスは古いエンジンを駆使して走りますが、レース中はチェコのようなサポートもできず、最後には角田にまでかわされて終わりました。もし、ボッタスに戦闘力のあるエンジンを積んでさえいたら、もしかしたら最後のSC導入時までにルイスとマックスの間でレースを進められたかもしれません。その場合はいくら運があってもマックスの優勝は無かったと思います。

ルイスの腕にかけたメルセデス陣営と使えるものは何でも使ってチーム一丸となってルイスを攻略したレッドブルによる稀に見るフェアな死闘でした。

質問者からのお礼コメント

解説・見解ありがとうございました、他の人も。
ホンダが有終の美を飾れて本当に良かったです。
ハミルトン大嫌いでしたが、最後に、紳士的な態度をしたし、
メルセデスも訴えを取り下げて、マックスの総合優勝も決定。
久しぶりにエキサイティングな１年でした。
来年もレッドブル応援します。
ホンダ撤退取り止めないかな？
有償でエンジン供給すれば良いのでは？

Answer 2

接触の査定はマックスがエイペックスにつけていないのであの判断が正しかったと思います
セーフティーカーラン中のタイヤ交換はピットが赤信号で無ければ問題ありません。セーフティーカーラン中に周回遅れのマシンにセーフティーカーを抜かさせるのもレギュレーション通りです。何故最初ダメだと言ったのか不可解です。演出かどうかはわかりません
ペレスのリタイヤ原因と理由はわかりません
セーフティーカーがレースのあやになることはしばしばあります。ただ、こんな劇的なのは多分初めてです
レッドブルはこれまでも僅かな可能性にかけてピットインの判断をしてきました。諦めないことの大切さを教えてもらいました。運だと言う人もいるでしょうが僅かな運も逃すまいと諦めずに最善を尽くし続けたからこその結果だと思います