ＦＦ・ＦＲ・４ＷＤと駆動方式がありますが、右前後輪、左前後輪だけの駆動の車が作れたとしたら、スリップしやすくなるのでしょうか。

Answer 1

いえ
単純に右側前後駆動だと
左分も負担がかかり
右コーナーで加速する際にスリップしやすくなる程度
直線ダッシュだと左側がお荷物になり左方向に流れるでしょう
ＷＲＣラリーカーではそんな制御が入ってます
タイトターンを楽に曲がる為に
ＦＦでもプレリュードに左右駆動配分機能がある車もありました
積極的に曲げる為
レジェンドのＡＷＤも前後左右駆動配分可変します

Answer 2

ランサーやレジェンドは似たような感じです。
SH-AWDは後輪の駆動力を左右で変えています。前輪は変えないので、片側だけではないですが。
常に左右片側しか駆動しないような車は、余程使用環境が限定されているのでしょう。
一般的ではないですが、もしかすると設備保守などであるかもしれません。

Answer 3

そうとは言えないでしょう。以下，少し詳しく書きました。

●左右どちらかの前後輪が駆動輪になったばあい
例）
右の前後輪が駆動輪のばあい
左の前後輪は従動輪とします

このばあい，左の前後輪は路面との転がり摩擦が働きます。一方，右の前後輪は路面を蹴る（トラクションが伝わる）ので，車両は左旋回をします。

この時，右前輪は右後輪より大きい旋回円を描きますので，右の前後輪が同じ回転数のばあい，右の前輪が滑ることになります。つまり右の前後輪の間にディファレンシャルギアが必要になります。

●スリップに強いかどうか？
4WD（四輪駆動）の車両は，ある一輪のトラクションが低下したばあい，他の車輪で駆動できることで，滑りやすい路面などでのスリップに強いといえます。

もし左旋回しかしないクルマとして，右の前後輪が駆動輪であれば，もし右の前輪が滑っても，右後輪が駆動輪なので，スリップしにくいといえます。

●駆動力配分のいろいろ
通常，4WDでは，前後輪の駆動力を配分します。これにより，例えば，前輪が滑っても後輪で走行できるというメリットがあります。

後輪の左右の駆動力は，通常，ディファレンシャルギアで自動的に配分されます。もし左右駆動力を積極的に制御すると，これにより旋回モーメントを作れますので，旋回性能を向上できます。以前，後輪の操舵角を制御する4WSというのがありました（現在でも，BMWの5シリーズ，7シリーズ，日産の一部に使われています）。これは舵角をつけることで滑り角を小さくして，旋回性能を向上する方式です。一方，左右駆動輪制御を使うと，4WSよりはるかに旋回性能を向上できます。ただし後輪によるモーメントなので，初めて乗ると，違和感があるでしょう。

この方式は，ランエボ，レジェンドのSH-AWD，BMWのX6などに使われています。特にドイツ勢はGKN社の「トルク・ベクタリング」を採用しています。日本勢のように1社だけの採用ではないので，コストが安くなり，今後，多くの車種が使うでしょう。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

Answer 4

ある意味、戦車がそういう駆動ですね。
左右のキャタピラが別々に駆動できるので、右と左で逆方向に駆動すると、その場で３６０度のターンができます。
ただ、キャタピラなんでスリップはしません。

これがタイヤになるとどうかな・・・？
多分、内輪差か外輪差でつっかえて、まともに動かないような気がするなぁ。
ハンドルがまっすぐ向いてる時はまだ動けるけど、少しでも回すとスムーズ動かなくなるはず。

なんでスリップもしないかな。延々直進するか、立ち往生。