ホンダ エリシオン 「もうすぐ車検！ 良い車の条件とは、単純なパワー・静粛性・柔らかな乗り心地だけではなく、実際に車を走らせるドライバーにとっての気持ちよさ、同乗するパッセ」のユーザーレビュー

もうすぐ車検！ 良い車の条件とは、単純なパワー・静粛性・柔らかな乗り心地だけではなく、実際に車を走らせるドライバーにとっての気持ちよさ、同乗するパッセ

2009.9.2

総評

もうすぐ車検！
良い車の条件とは、単純なパワー・静粛性・柔らかな乗り心地だけではなく、実際に車を走らせるドライバーにとっての気持ちよさ、同乗するパッセンジャーの快適性との折り合いが非常に重要だと思います。これまで多くの車を乗り継いできましたが、やはりヨーロッパメーカー（お国柄にもよりますが…）の車を走らせたときの快適性のありかたと、多くの日本メーカーのそれとではいまだに開きがあるように感じられます。これはヨーロッパでは馬車が高速で移動できる乗り物に進化している時代に、日本では牛車や人力の籠…。こうした人々の生活とともに長い歴史の中で培われた車文化の歴史の違いも大きく影響していると思われます。前置きが長くなりましたが、ＨＯＮＤＡというメーカーは「車は走らせてなんぼ！」というこだわりを車作りに高いプライオリティーをもって反映させている数少ない日本の自動車メーカーであることは言うまでもなく、エリシオンという車にもその片鱗を十分に感じることができると思います。

満足している点

・２t近いボディーを軽々と動かす２.４Lとは思えないエンジンとトランスミッションの同調性。
・車線変更やワインディングでのハンドリングについては以前乗っていたオデッセイアブソルートよりもむしろ優れていると感じます。大型ミニバンなのにドライビングの楽しさを味わえる数少ない車です。
・これまでに乗ったホンダ車の中では驚くほど優れた？心地よい静粛性。ホンダもやればできる？
・優れた乗り心地！価格的に競合するＴ社のエスティＭでは高速道路などの継ぎ目を乗り越えたときに、フロアから「ボョン」というなんとも頼りない振動が伝わって来ますが、エリシオンはフロア剛性に気を配られているのか、そうした振動は伝わってきません。確かにＴ社ほうがロードノイズに対する静粛性は優れているように思いますが。特に高速走行時の道路の凹凸によるフロアに伝わる不快な振動は車に乗れば乗るほど非常に気になるポイントだと思います。それと、すわり心地の良いシートは妻や子供たちにも大好評です！
・外観ならびに内装にいたっても飽きのこないデザイン単純にカッコイイと思います。

不満な点

・燃費性能は重量が重たいこともありお世辞にも良くはありません。街乗りでは５㌔/Lくらい。
・ボディーとドアの合わせの精密性が…!?ドイツ車並みは求めませんが…ホンダの車はいまいち？
・スライドドアから異音が出やすい！使用パーツの材質も影響しているようですが、欠点が少ないだけに非常に気になります。（ただし、ディーラではすぐに調整等の対応はしてくれます。）
・純正ナビにＤＶＤプレーヤーなどがついていますが、モニターの視認性が運転席優先になっており、助手席やリアシートから見えずらい…これはいまいちですね。
・ミニバン特有のタイヤの片べり。あと、重量が重いせいもあり全体的に磨耗も早いと思います。
・やはり車格を考えると３Lエンジンが…とも思いますが、不足を感じるのは高速道路でもうひと伸び！とか、多人数乗車時の発進加速についてなので、それが気になる方は最低３Lエンジン搭　載車がいいと思います。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験