ホンダ CR-Z 「何に感動をするのか。 私は整備士で色んなクルマに乗ってきました。基本的にＦＦは「ホンダ」、ＦＲは「日産」が好きです。 しかし、ここ最近日本のメーカーで」のユーザーレビュー

何に感動をするのか。 私は整備士で色んなクルマに乗ってきました。基本的にＦＦは「ホンダ」、ＦＲは「日産」が好きです。 しかし、ここ最近日本のメーカーで

2010.3.15

総評

何に感動をするのか。
私は整備士で色んなクルマに乗ってきました。基本的にＦＦは「ホンダ」、ＦＲは「日産」が好きです。
しかし、ここ最近日本のメーカーで乗って感動する車は私の中にはありませんでした。高額車が良いとも限らないですし、安いクルマがダメと言う判断も違いますし、ハイブリッドには今一「楽しさ」を見出せる良い印象はありませんでした。しかもコンパクトで「格好」もスポーティーなクルマは最近見当たらないばかりか、ホンダのシビックタイプＲさえも２０００ｃｃで大きい車になってしまいました。
そこにこの時代に「ホンダ」が出した「ＣＲ－Ｚ」ですよ。興味が無い訳ないです。それまで試乗したいと思うクルマもここ１０年位無かったのに、このＣＲ－Ｚだけはどうしても乗ってみたいと思わせる車でした。
ディーラーに行き、残念ながらＣＶＴ仕様しかありませんでしたが、乗って試乗したら正直「感動」しました。ハイブリッドの「楽しさ」に。
ＥＫ９やＤＣ２を崇高してる人には正直足らない部分もあるでしょう。エンジンの高回転の盛り上がり方や、ハイブリッドと言う事も格好から許せない人もいらっしゃると思います。私もその趣向は好きですから。
しかし、内装は外観に負けずやり過ぎ位の派手だなぁ～っと思いました。走りではコーナリングは格好から想像出来る軽快さ。しかし乗り味は安っぽくない上にボディー、シャーシの総合的なバランスから来る上質ささえも感じました。
そして、ＣＶＴとは言えパドルシフトで変速させると非常にレスポンスが良く、無闇にパドルをいじりたくなります。これだったらＣＶＴもアリだと正直思いましたね。
そしてホンダらしくないと思わせるエンジンも、実は高回転は回らずとも実際に速度の上がり方は悪く無いですし、１００ｋｍ/ｈまでは想像以上にスグに到達します。
そしてモーターアシストによるトルクの豊かさ・・・昔のＢ型エンジンタイプＲ系と比較すると低回転型エンジンになるのでしょうが、流石ホンダのエンジンなので相変わらずスムーズで気持ちが良いエンジンになってます。こういうエンジンも価値があると思いましたし昔は「スポーツのホンダ」だったのに、今の「ミニバンのホンダ」にしては良く頑張ったと思います。
でも・・・・・乗り出しで３００万はちょっと高いかな。。。

満足している点

・今では希少なスポーティーなデザイン
・インサイトよりも専用パーツ使用によるシャーシの軽快さと上質さ
・メーター周りはやり過ぎ感あるがそれがまた「らしさ」がある
・シートの出来も悪く無い
・エンジンもスムーズでモーターアシストでトルクがタップリ
・スポーツカーでは無いが、格好から想像出来る楽しい走りは可能
・非常に楽しい走りをさせてくれるＣＶＴ
・久々にスポーツのホンダを思い出させる走り
・ハイブリッドなので普段走りは燃費運転が可能

不満な点

・リアシートの狭さ
・高回転エンジンじゃない
・スポーツカーではない
・ハイブリッドによる多少の違和感
・後方視界の悪さ
ここに挙げた「短所」は私にとって全然短所ではない。ＣＲ－Ｚだから許せる「短所」でありそれが「長所」に値すると思います。
久々に欲しいと思わせる車でした。
欲を言えば・・・・・・・・・・・・・・普通のガソリン仕様を１６０万位で売って欲しい。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験