カタログスペック以上に面白い!
ついに販売開始!
この週末、ディーラーにはインテR、S2000、シビックRなどなど、CR-Zの試乗に来る人のスポーツカ
2010.3.1
- 総評
- カタログスペック以上に面白い!
ついに販売開始!
この週末、ディーラーにはインテR、S2000、シビックRなどなど、CR-Zの試乗に来る人のスポーツカーが頻繁に出入りしていて、家族連れの子供なんか大喜びしてました。
みんなスポーツカーに飢えていたんですね~!
私は愛車の整備の相談に行ったんですが、半分はCR-Z目当てです(笑)
で、CR-Zですが…素晴らしい!
この価格でハイブリッドでこれだけコーナーリングマシンなら文句無い!
ガレージに展示されたホワイトパールのCR-Z。その周りを一周しながら全体をチェック。
サイドからフロントに回りこんでいくと「お?おお!ワイドアンドロー!」
こうでなくちゃね!現物を見ると、やはり写真とは印象が違います。
走り出してみて、否が応にも注目しちゃうのがIMAシステムの進化です。
インサイトに比べて、たった一年ですごく洗練されました。
例えばアイドルストップから復帰する時、スッとブレーキペダルから足を放すと間髪入れずにエンジン始動しますが、その反応速度の速さとカウンタートルクの少なさは特筆もので、ユーザーの「さあ、走ろう」という気持ちにリンクするような感覚です。
各走行モードでのアシストに入る反応も良く、的確です。
極低速時の回生ブレーキのドタバタも、だいぶ改善されています。
次は動力性能のチェック。
SPORTモードに切り替え、パドルをクリックしてギア比を固定。アクセルを床まで踏んでスタート!
おー、1.5リッターSOHCにしてはなかなか元気じゃん。
特に発進時、モーターのトルクが良く乗っていて、排気量以上にスムーズな発進加速です。
何より、綺麗に高回転まで回っていくこの感じ、まさにホンダのスポーツカー!
しかし…あれれ?レッドゾーン直前で勝手にシフトアップしやがった。
ここのところはFit RSなんかと同じか。
セミATモードは勝手にシフトアップしないでレブリミッタを叩いてくれないとなぁ。せめてSPORTモードでは。
このエンジンはレッドゾーン付近でもパワーダウンをさほど感じず、「まだイケる!」と思うと吹け切る前にシフトアップしちゃって「あれ?」ってなるんです。もったいない。MTも試そう!
足回りはガチガチではなく、割と乗り心地の良い感じなんですが、けしてフニャ足じゃない。これはボディ剛性が効いてるのか。
曲がる足だし、ショートホイールベースとワイドボディのお陰で、吊るしのままでもキレ良くコーナーリングできて気持ち良いです。
- 満足している点
- インサイトベースとのことですが、なんかもう、別物ですね。
CVTとMTでは、SPORTモードでのモーターアシストの方向性が違うみたいなので、是非、MTも試してみるべきだと思います。CVTでこれだけやってくれてるんだから、MTはどんな面白さなのか楽しみ!
こんな楽しい車であること。それが最大の長所です。
今回の個体はホワイトパールでしたが、LEDのマーカーランプと相まって、清潔でスマートな印象です。
しかし、この子は目立ちますね。悪目立ちじゃなくて、ハッとして振り返る目立ち方です。
カッコイイですね~
メーターまわりも気に入りました。
直感的なアンビエントメーターだけでなく、アシスト/回生メーターやバッテリーインジケータが固まって見やすい位置に配されている所もポイント高いです。見やすく魅力的に進化してくれました。
ヒップポイントが低く、スポーツカーらしいシートです。
おかげで相対的にハンドル位置が高く、実に運転しやすい。
小径ステアが高い位置にきてて、あー、この感じ、DC5インテRを思い出す!
目線も低くなりますが、低さに拘って補記類の形状まで変えたというエンジンのお陰でボンネットが低く、思ったほど視界が悪くありません。
スイッチ類のグレードも悪くありません。特にパドルのクリック感はナイス。
ある程度インサイトのコンポーネントを流用しているとはいえ、ベースグレード220万円台でこのレベルに仕上げているとは、大したものです。
更に、αグレードはたった二十数万円の差額で至れり尽せりの快適装備が装着されて、お買い得感が凄いことになってます!
カタログを見た時は「フロントがストラットで、リアがトーションビームか。せめて、リアにリアクティブリンク・ダブルウィッシュボーンでも入っていてくれたら…」なんて無粋なこと考えてましたけど、乗ってみたらそんなことどこかに飛んじゃいました。良く曲がるって!楽しい!
ホント、走りこんでセッティング詰めたんですね~。
ノーマルでこれなら、もしTYPE Rも追加、なんてことになったら…ヤバい、ニヤける(笑)
ステアリングのパワーアシストもモードによって変わるらしいですが、自然すぎて気付かなかった。これは良い。
本当はもっと良いところがあるのに、文字数制限で書ききれない~!
- 不満な点
- 助手席のドア側の空間が大きいなぁ…。ちょいアンバランス。
広ければ良いってもんじゃない、ってことですね。
CVTのセミATモードは、SPORTモードでも勝手にシフトが上がったり下がったり。
固定してくれないと嫌だなぁ。。。
ちなみに、トップ(7速?)からアップパドルをクリックするとオートマチックモードに戻ります。
もう少し排気音が車内に入ってきてくれると良いですね。ちょっと静かすぎ?
できれば、モードを変えると空燃比やマップも切り替わって、明らかに排気音が変わる!パワーも全然違う!…なんて演出があるといいな。ムリか。
もう少しパワーがあると良いな。
パワーバルジでも付けないとムリだろうけど、できればDOHCヘッドを載せて…欲を言えばVTECも載せて…エンジンだけで150psくらい出てくれると嬉しい。勿論、レブリミットは8000rpmオーバー。すると、モーターとのマッチングに難が出てくるかな…
アクセルのツキもなかなか。フライホイールとモータを兼ねるIMAって、もしかして、軽量フライホイールを入れるよりもレスポンスフルなエンジンに仕上るかも…!
スポーツカーとしても十分に魅力的なハンドリングマシンですが、単純に燃費の良い上質なパーソナルコミューターとしても、素晴らしい車だと思います。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験