HV変化球としての仕事はこなしている!
ボクは大好きです。HV車の変化球としての役割を十分果たしていると思います。
フィットHV・シャトルHVなど、し
2011.10.19
- 総評
- HV変化球としての仕事はこなしている!
ボクは大好きです。HV車の変化球としての役割を十分果たしていると思います。
フィットHV・シャトルHVなど、しっかりと進化を感じられるモデルが登場してきて少し魅力に陰りがあるでしょうが、完成度はともあれ他のHV車とは違い、「HVでスポーツしてますぜっ」っていうモデルは貴重です。
自動車としての実力はいささか「かけこみ乗車」的な感じもします。しかしながらホンダというメーカーの心意気はとてもステキで、しっかりとした改良点を前述のフィットやシャトルに活かしています。次のMCに期待をこめてレビューしたいと思います。
…ちなみに自分(アベンシスLi-S)からの代替を嫁さん(アクセラ23S)にプランだけ話をしてみたら、「チャイルドシートが積めても、窮屈には変わりないじゃない?」とあっさりと弱点を指摘されボツになりました(笑)
…それでは(トホホ)
- 満足している点
- ・よく曲がります。お決まりの流用足回りですが、細かな修正と部品の変更や見直しが活かされている思います。ホイールベースが短いのも効いているのかな?
・いい加速。HVの仕組みはさておき、ノーマルモードのままでも十分走ります。もし購入できるのならスポーツモードオンリーでいきたいです(笑)
・ちゃんと軽い。「車重の軽さ=低燃費の基本」と信じております。バッテリーを抜いたら軽自動車にも負けない重量になるのではないかとおもいます。
・視界が良好。当日試乗した日は雨で不安を感じながらでしたが、ワイパーのふき取りも痛快で、運転に支障をきたすような感覚はありませんでした。
- 不満な点
- ・「CR-X」と名乗らなかったこと(笑)。こんな中途半端は許せません。どうみてもCR-Xじゃないですか!スポーツとHVの両立を担う存在として堂々と名乗って欲しかったです。
・エアコン噴出し口がよそを向いてる。カタログにはいいこと書いてましたが、実際使うとなるとセンスを疑います。ナビ・オーディオ付近のデザインの処理があいまいで、機能優先なら噴出し口を上部に設え、2DINスペースを思いっきりドライバーに向けてくれた方が素直だと思います。
・メーカーオプション選択の意味が微妙。「アルファ」「ベータ」ともに中途半端な印象を受けます。アルミホイールと本革ステアリングくらいの選択は販売店扱いでいいでしょ?
・メーターがZGMF-X10Aみたいで(笑)。架空の兵器の話を持ち出して恐縮ですが、走るときの演出やセンターに回転計と速度計の配置、他のインフォメーションの配置があまりにも「マルチ・ロックシステム」に似てます。もう少しちゃんとしたメーター回りにしてくれた方が運転に集中できます。(これは偏見です☆)
(お客さんはどんな人)
なんとなくですが「商品企画の煮詰めの甘さ」は否めない気がします。日本でのクーペ系のクルマの需要が無いに等しいのはわかりますが、諸外国のクルマとやりあう強さを感じません。国内他メーカーのラインナップを見ても「高額なクルマを購入できる層に振り向いてもらえりゃいいや」みたいに感じますし、CR-Zがそれらの顧客を振り向かせる実力があるとも思えません。クルマの魅力が「燃費」なんてのはプリウスにさせておけばいいんです。BMWもメルセデスも実用燃費が悪くたってお客さんは離れないじゃないですか?プレリュードやインテグラが無くなっていくような状況をお客さんのせいにしたツケはTに追従したメーカーの重役の責任です。このクルマならガソリン仕様でも燃費はいいと思います。もう少しだけコストをかけたしっかりとしたモノ造りを期待したいと思います。
(最後までお付き合い有難うございました!)
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