ホンダ CR-Z 「新感覚ハイブリッドカー この車は、僕の中でのハイブリッドカーのイメージを変えてくれました。 ハイブリッドカーとして最も完成されているのは、言うまでもな」のユーザーレビュー

新感覚ハイブリッドカー この車は、僕の中でのハイブリッドカーのイメージを変えてくれました。 ハイブリッドカーとして最も完成されているのは、言うまでもな

2010.4.25

総評

新感覚ハイブリッドカー
この車は、僕の中でのハイブリッドカーのイメージを変えてくれました。
ハイブリッドカーとして最も完成されているのは、言うまでもなくプリウスでしょう。しかし、プリウスは実用性は高くても運転の楽しさがまるで無く、お世辞にもスポーツ性を求められる車ではありませんでした。
CR-Zは、そんなプリウスが台頭しているハイブリッド市場に対する、ホンダの1つの回答と見て良いでしょう。
見れば見るほど、ホンダのこだわりを感じられるCR-Z。その感想を書きます。

満足している点

・デザイン
　数年前にコンセプトカーとして発表された時のものを、出来るだけ崩さずに市販車化しています。往年の名車CR-Xとインサイトを掛け合わせたようなイメージですが、素人目に見ても十分にかっこいいと思えます。
・インテリア
　センター配置のタコメーター、低い位置にあるアルミと本革のシフトノブ、小径のステアリングは、スポーツカーらしい雰囲気を演出してくれます。スイッチ類の扱いやすさもまずまずでした。
・走行性能
　排気量1.5リッター、馬力も100＋α程度しかありませんが、スポーツモードでモーターのアシストが効くと、軽快な加速を見せてくれます（「速い」ではありません）。モーターはスーパーチャージャーのような役割を果たしており、感覚もスーパーチャージャーのそれに似ています。
　足回りもしっかりしており、ハンドルを切れば素直に旋回してくれます。かといって、シビックRのような硬いものではなく、街乗りでもワインディングでも耐えうる絶妙な仕上がりだと思いました。
・その他
　シフトノブはショートストロークで、ギアを入れる感触はFF車にありがちな「ゴトッ」というものではなく「カチッ」という引き締まったものです。
　アクセルを踏み込んだときに車内に伝わってくる4気筒らしいエンジン音も心地よく、シフトノブの感触と合わせて、スポーツ性向上へのさりげない配慮が伺えます。このエンジン音の響きは、開発段階で計算されているとのこと。
上記の長所から、運転の楽しさはプリウスやインサイトとは比べ物にならないくらいあります。CR-Zは「運転の楽しさを求められるハイブリッドカー」であり、従来の退屈なハイブリッドのイメージは通じません。

不満な点

・燃費
　ハイブリッドカーとしてはあまり良くありませんね。実燃費15km/h近辺は、ハイブリッドじゃない車との差がほとんど感じられません。
・後部座席
　後部座席はおまけ程度です。これもCR-Xに似ています。大人はまず座れず、子供でも身長150cmを超えると厳しいのではないでしょうか。2人乗りと割り切ってしまえば問題ないのですが。
・ECOモード
　これは子供だましに思えました。アクセルの踏み量に対するエンジンの出力が極端に低くなり、軽自動車のような加速になります。確かに燃費は良くなるでしょうけど、今度は出力の低さがストレスになるので、燃費を気にしない人にとっては不要ですね。
・後方視界。
　言うまでも無く悪いです。
・シート
　純正シートはもう少しホールド性が欲しいと感じます。シートの色も、こんな明るい色ではなく、黒や灰色を採用すればスポーツらしい演出になるのですが。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験