ホンダ CR-Vハイブリッド 「実用性重視のいいクルマ」のユーザーレビュー

実用性重視のいいクルマ

2019.2.6

総評

実用性重視のいいクルマだ。我が国ではそう人気を博すことは無いだろうと思う。アコードもそうだったが、北米の感性をそのまま日本に持ってきたような印象は拭えない。ママチャリみたいな感覚でクルマを使うあちらでは、きめ細やかな点も、クルマに対する思い入れ・価値観なども異なる。
だからおそらく日本に於けるこのクルマのオーナーは他人にこのクルマを勧めることなどしないだろうし、これ見よがしにすることも無いと思う。ただ、ホンダのそういうバタ臭いところがいいとか、外見のゴツさや走らせる感覚がいいとか、いわゆるマニアックな部類に入りそうだ。チープなのに価格だけは高いとやたら言われる点は売る側も想定内なのだろうか。
こいつは高い、割に合わないと踏めばさっさと他のクルマにした方がいい。店先でウロウロしながら「高いな、高い」などといつまでもブツクサ言ってたところで、クルマ屋が１００万も２００万も値を下げる筈もなかろう。商店街の八百屋ならダイコン１本くらいサービスしてくれるかもしれないが。ＳＵＶなんぞ世の中に掃いて捨てるほど車種があるのだ。
要は、こいつを欲しいのかやめるのかという判断を自分の価値観ですればいいだけのことだ。友人共にはそのように言っている今日この頃。彼等に言わせると、この自分は大変な天の邪鬼だということらしいけど・・・

満足している点

驚くべき回生ブレーキの効率、効きの良さ。
サス及びＡＷＤと組み合わせたステアリングフィール。
アコハイ（ＭＣ以前）では放ったらかしであったエンジンルームからの音遮断。
セダンのアコハイよりも突き上げが抑制されているサス。

不満な点

初めて座った時に包まれる、言いようのないプラスチック感。日本の多くのユーザーはまずこれで退く。チープ評価の所以。日本の場合、内装グレードがそのまま車両価格との釣り合いになりがちだ。
アコハイでもそうだったが、静粛性云々を唱うのであれば、ロードノイズをもう少し抑えねばせっかくのｉ－ＭＭＤが泣く。
左サイドミラーはミラーサイズを１／４ほど捨ててしまっているに等しい。これはいただけない。これいいね便利だねなどと喜ぶユーザーはいるのだろうか？

デザイン

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走行性能

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ＥＣＯモードは渋滞のノロノロ地獄以外使っていない。普段はこんなものＯＦＦで転がしたい。燃費を気にするならひとまわり小さいＳＵＶがいいと思う。
一口で言えば、快適に走ってくれる。ＡＷＤだからもうちっと重いだろうと踏んでいたものの、アコハイに比べれば１００kg重い図体だけの違いに感じる。むしろ最悪だった登坂のフィールはＡＷＤもあって段違いに心地良く駆け上がる。５年も経過しているのだからそれはまぁ同じｉ－ＭＭＤではなく、ＳＵＶということもあってセッティング含め、かなり進化があるのだろう。

乗り心地

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ろくな路面状態でない日本の道路。年末、年度末ともなればガス屋やら水道屋やらが後から後からほじくり返し、てめえら馬鹿野郎、全面舗装で復旧しやがれ、と言いたくなる凸凹だ。それでもこいつは従来のホンダらしからぬ「いなし」の良さがある。このサスはいい。なんでセダンのアコードにかくなる配慮がなかったのか。それがホンダイズムというものか。

積載性

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積載スペースはこんなものだろうと思っている。ただこれで３列シートとなれば辛かろうと想像してしまう。やはり３列欲しい御家庭はどでかいＳＵＶかハコモノにすべきでないだろうか。

燃費

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カタログ燃費でそのくらいなら、ＡＷＤだし、実際は１４～１５ｋｍがいいトコだろうと予想していた。仕事で標高８００ｍくらいの峠をしょっちゅう越える。１７００ｋｍ走ってリッター１９ｋｍは上等だ。山岳を走る比率がけっこう多い身には前のアコードより低燃費。こいつは想定外の有り難さ。

価格

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故障経験

なし