フィアット グランデプント 「気持ちの良いクルマ！ 運転に関する部分やデザインはこの価格帯でトップクラスだと思います。 実用車なのにここまで運転が面白い車は最近では珍しく、非常に貴」のユーザーレビュー

気持ちの良いクルマ！ 運転に関する部分やデザインはこの価格帯でトップクラスだと思います。 実用車なのにここまで運転が面白い車は最近では珍しく、非常に貴

2008.3.20

総評

気持ちの良いクルマ！
運転に関する部分やデザインはこの価格帯でトップクラスだと思います。
実用車なのにここまで運転が面白い車は最近では珍しく、非常に貴重な車種だと感じました。
1.4Lで77馬力、トルクも細いためはっきりいって遅いですし慣れないと変速もギクシャクします。
この車をスムーズに動かすには頭を使います。常に「車をきれいに走らせるにはどうしたらよいか？」と考えている運転好きな人にはオススメです。が、そうじゃない人はデザインだけでこの車を買うと後悔するでしょう。

満足している点

・稀に見る優れたデザインのクルマ。さすがはジウジアーロ！
・内装は、いたずらに高級感を出すことなくデザイン性で質感の低さを補うタイプ。安っぽさや無理している感が一切ない。
・イタリア大衆車なのに（笑）、ブレーキマスターシリンダーがしっかり右ハンドル用に移されている。このためブレーキフィールがカッチリしている。効きはやや唐突だが慣れれば問題なさそう。
・ダイレクトなフィールのデュアロジック。MTベースだけあってトルコンATのそれとは雲泥の差。ATモードではギクシャク感がある（変速を予測してアクセルを抜けばスムーズに繋がるが）ので、MTモード付きATではなくATモード付きMTと考えるべき。トラブルの心配さえなければ非常に面白い変速システム。２ペダルMT同士の比較では、完璧な仕事をするDSGよりも少し出来損ないのデュアロジックのほうがMTの操作感覚に近い。
・握りやすい形状のステアリングホイール。しっとりとして手になじむ。パワステのセッティングも絶妙で、すごく気持ちのよいフィールを伝えてくるしインフォメーションも正確。
・長所ではないが、アクセルを踏み込んでも回転数が上がるだけで車速が伸びないので、安全な範囲で遊ぶことができる。（人によってはこれが短所）

不満な点

・欲しい装備を付けたり好みの色を選ぼうとすると、自ずと限定されてしまうグレード展開。
・トラブルへの不安が拭えない２ペダルMT。乾式単板クラッチや変速用油圧アクチュエータ等、後々消耗やトラブルが発生しそうなネガティブな要素が多い。クラッチ磨耗時期についてはアクセルワークで伸ばすことができると思うが、変速に関わるほとんどの作業を機械任せにするしかないことから、磨耗や故障に関して時期的な予測が難しい。せめてベースグレードで良いので、そういう心配のないMT仕様を導入して欲しかった。
・シフトの+・-を前後逆にして欲しい。「押してシフトアップ、引いてシフトダウン」はものすごく違和感がある。これが非常に残念なところ。
・やや華奢な造りのエンジンルーム内。日本車やドイツ車のように整然と組み込まれているわけではないため、長く乗るには各種部品の耐久性が心配になる（というか低い）。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験