ダイハツ ストーリア 「この車は近々に消滅しますが、余計に愛着が...」のユーザーレビュー

この車は近々に消滅しますが、余計に愛着が...

2004.5.29

総評

この車は近々に消滅しますが、余計に愛着が湧いてきそうです。
自分自身、この車が発売された当初は全く興味が湧かず、完全に視野の外でした。それが、２年前に雑誌に掲載されたたった２ページの記事を目にしてから、どうしてもこの車が脳裏から離れず、妻や子供の反対を押し切って購入していました。
それ以後、ブームに乗って数々のコンパクトカーが世に出て、雑誌の特集記事が組まれる中でもこの車は忘れられた存在でした。
しかし、今でもこの車を選んで本当に良かったと感じています。使い勝手や室内空間では最近の車に劣る面も多いかもしれませんが、デザインや走り、またその内面に隠されたこの車のポリシーみたいなものでは同クラス他車に決して負けないと思っています。加えて、私の乗っている仕様は見掛ける事も殆ど無いので、そこにまた増々愛着を感じてしまうのです。
前に乗っていた車は洗車することは稀でしたけど、今の車になってからは洗車が半分趣味になりました。
先日、ベージュのトヨタ・プレミオを購入した同い年の友人（独身）に私の車を半分小馬鹿にした様なこと言われましたが、やはりそういう人にはこの車の良さは理解できないでしょうね。
消滅寸前となった今、この車を新車として人に薦めることは出来ませんが、個人的には隠れた『いいクルマ』だと思います。中古車市場でも殆ど出回っていないはずですから、もし程度のいい車が見つかればお買い得と思うのですが。

満足している点

まずは、小粒ながら硬質な塊感のあるスタイリングですね。オリジナルモデルは女性向きの感は拭えないですが、専用のローダウンサスと控えめなエアロパーツで別物の様に精悍になっています。シルバーメタのボディカラーが良く映えて、斜め後方から見た姿にはホレボレしますね。
そして、やはりエンジンですね。１．３Ｌですが約９００kgと軽量なのでとにかく軽快。高回転型ながら結構低速トルクもあり、マニュアルシフトを使えばより小気味いい走りが楽しめます。固めた足回りでロールがなくピタッと安定してます。
あとは、サイズからくる取り回しの良さですね。最小回転半径は僅か４．３ｍですから、狭い駐車場などでは本当にラク。普通の車が切り返すところを一発で抜け出した経験が何度もあります。また、車幅も１．６ｍしかないので近所の狭い道でもストレスなく走れます。街中のどんな狭い道でもためらうことなく入っていけるのは本当に便利です。

不満な点

街乗りではさすがにサスが固過ぎると感じます（ＭＣ前は現行型よりもだいぶん柔らかめだった様ですが）。荒れた路面や段差では容赦なく突き上げを食らい、たまに大きめの段差をパスすると同乗者がびっくりすることもあり、極力舗装面のきれいな所を走ろうとする癖が付きました。小さな子供やお年寄りのいる家族ではファミリーカーとしてはその辺がキツイでしょうね。また、発売から丸６年を迎えようとしているだけにそれをボディが受け止め切れない感じで、この先のヘタリがちょっと心配ではあります。
あとは居住性ですかね。あのコンパクトなボディの割には良く頑張っていて、子供が小さいうちはファミリーカーとして十分使える空間はあると思いますが、床が少々高めでその分広々感には欠けます。トランクは見た目よりは広いですよ。帰省時にお土産を満載して帰る様な時に多少不便を感じたこともありますが、シートを倒せば何とかなります。ただ、アウトドアを趣味にしている人にはやはり辛い（まず選ばないか．．．）。
車の出来とは無関係ですが、ディーラーに今ひとつヤル気のなさを感じるところも不満と言えば不満ですかね。商品知識も低いし、ディーラーによっては、見積もり取ったのにその後の連絡は一切なしという所もありました。営業マンはこの車を買おうとしていることを不思議そうに感じていた様でしたし．．．。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験