この記事をまとめると
◼︎ダイハツとトヨタで販売されていたコンパクトカーの通称が「宇宙人顔」と「犬顔」だった
◼︎マイナーチェンジの前と後でクルマのフェイスが違う
◼︎性能には特に影響はないので好みの問題となる
「犬」に「宇宙人」っていったいどんな顔のクルマなのか
クルマのフロント部分は”フロントフェイス”や”フロントマスク”または”顔面”などと言われ、その名の通りクルマの顔としてその車種の印象を決定づける重要な部分となっている。
そのため、大型ミニバンや高級車では威圧感すら感じる”オラオラ顔”であったり、コンパクトカーや軽自動車などは癒し系の”ファニーフェイス”が採用されることが多いのはご存じのとおり。そんななか、”宇宙人顔”や”犬顔”という愛称で呼ばれていたコンパクトカーがあったのを覚えているだろうか?
そのモデルこそ1998年に登場したダイハツ ストーリアと、その兄弟車(OEM車)となるトヨタ デュエットである。
ストーリアは、それまでのダイハツコンパクトカーとして長らくその座を守ってきたシャレードの実質的な後継車種であり、シャレードと同じく1リッターエンジン搭載車を中心としたいわゆるリッターカー。つまり、軽自動車からのステップアップユーザーをカバーする車種として存在していたのだ。
そんなストーリアのエクステリアは大きなつり目のヘッドライトと、丸く開けられたエアインテークが特徴的で、当時のCMではグリーンメタリックのボディカラーのストーリアとともに、「ストーリア星人」と名付けられた宇宙人風のキャラクターが登場していたことから”宇宙人顔”と呼ばれるようになっていたのだった。
モデルチェンジで「宇宙人」が「犬」になった!
そんな特徴的なルックスのストーリアではあるが、モータースポーツベース車の「X4」というグレードが存在しており、搭載されるパワートレインは120馬力を発生する713ccの直4ターボエンジンにフルタイム4WD、5速MTという組み合わせとなっていた。
この中途半端な排気量は当時のラリー参戦を目的としたもので、ターボ係数をかけても1リッター以下のクラスに参戦できるようにと、あえて軽自動車用のエンジンをベースに排気量を拡大したものが採用されていたのである(トヨタ デュエットには同等のグレードは存在しない)。
そして、2001年12月にはマイナーチェンジが実施され、フロントマスクを大きく変更。ヘッドライトは涙袋的な膨らみがプラスされ、特徴的だったエアインテークは一般的なグリルへと改められた。この後期型フロントマスクがどことなく犬を思わせることから、後期のストーリア/デュエットのことを”犬顔”と呼称するようになったのだ。
なお、この後期型、当時のトヨタ車と似通ったルックスになったこともあって、”トヨタ顔”と呼ぶユーザーもいるが、当然ながらどちらの呼称もオフィシャルなものではない(前期型はCMでも宇宙人が登場していたが)のでご注意を。
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みんなのコメント
どこの誰がそんなことを言っていたんだ?そもそもこのマイナーチェンジをそこまでして取り上げた雑誌が当時あったか?教えてくれ。
マツダ3は筑波サーキットでライズに大敗してしまいましたからね。