ダイハツ ロッキー 「しっかり使えるコンパクトSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊藤 梓
伊藤 梓(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
5
燃費
4
価格
4

しっかり使えるコンパクトSUV

2021.3.25

年式
2019年11月〜モデル
総評
コンパクトなサイズなのにしっかりとしたSUVの風格。さらに使い勝手も乗り味も良いロッキー。最近のトレンドであるSUVが気になっていて、なるべく気軽に手に入れられてちゃんと使えるモデルが欲しいのであれば、ロッキーはベストモデルになるはず。
満足している点
4WDモデルは電子制御4WDを搭載するなど、SUVらしい頼もしい機能を備えつつ、普段の走行性能や使い勝手などもきちんと満足できるようになっている。おそらくこういったちょうどいいサイズのコンパクトSUVが欲しかった人はたくさんいると思うので、現在のニーズにぴったり合っていると思う。
不満な点
ロッキーにかんしては、取り立てて気になる点はない。強いて言うなら、兄弟車の「ライズ」の方が認知度が高く、売れていること。ロッキーとライズは、ダイハツの軽自動車やコンパクトカーの技術なくしては作れないモデルなので、ロッキーも同じように注目を浴びてほしい。
デザイン

4

小さいボディながら、いかにも「SUVですよ!」と主張しているデザインが可愛らしいロッキー。街中でもオフロードでも、どんな風景でも似合うデザインになっているので、あちこち連れ出すのが楽しくなりそうなモデルだ。
走行性能

4

ロッキーは、3気筒ターボエンジン(98ps/140Nm)を搭載しているが、このエンジンがとても快活で気持ち良く走ることができる。低速からきちんとパワーが出るので、発進からの加速や高速の合流もなんのその。ハンドリングも素直なので、コンパクトで小回りの効く運転しやすいモデルになっていると思う。また電子制御4WDが採用されたことで、雪道やオフロードなどでも安心して運転できる。
乗り心地

4

ダイハツ車は足回りをがっちり硬めてくる印象が強かったが、トヨタとの協業になったからか、ロッキーはサスペンションの硬さが適度に緩んで柔らかい足回りになっているのが好印象だった。
積載性

5

SUVモデルになると、どうしても箱型のクルマになるため積載量は勝てない部分があるが、ロッキーはその小さいボディを最大限に活かして、後席や荷室スペースをしっかり取っている。後席は足元が広々としているし、荷室はデッキボードの位置で高さを2段階に調整できるほか、アンダーラゲッジにより高さのある荷物なども搭載できるようになっている。
燃費

4

燃費は、17.4〜18.6km/L(WLTCモード)で、コンパクトSUVの中では立派な数値になっていると思う。特に郊外や高速道路で使用する時には20km/Lを超えることもあるので、クルマで様々なところに出かけたい人にとっては、もってこいのモデルになるはずだ。
価格

4

スタート価格が約170万円台からと、思いのほか安く感じる。「大きいものじゃなくていいけど、でも軽自動車ではないエントリーモデルのSUVが欲しい」と考えている人は、迷わずロッキーを買っても後悔はしないと思う。
伊藤 梓
伊藤 梓
自動車ジャーナリスト
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーからカーグラフィックの編集者へと転身。より幅広くクルマの魅力を伝えるため、2018年に独立してフリーランスに。現在は自動車ライターのほか、イラストレーターとしても活動中。パーソナリティを務めた経験を活かし、自動車関係の動画やトークショーなどにも出演している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
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