シトロエン DS5 のみんなの質問

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ドイツ車とフランス車の、Cセグメントの足回りの違い

主にCセグになるのでしょうが、例えばゴルフとプジョー308では、
リアサスの形式が違いますよね。マルチリンクとトーションビームです。

ゴルフは5代目からマルチリンクだったように思いますが、
フランス車は一貫してトーションビームの姿勢を変えません。
最近では同じグループのシトロエンのDS5ですらトーションビームです。

双方に良い点、悪い点あると思いますが、
マルチリンクの方がコストは掛かるようなので、
より性能を重視していると受け取っています。

単純ですが、同じクラスなのですから、
トーションビームはケチっている印象が少しあります。

VWがマルチリンクを採用した理由と、プジョーがマルチリンクを採用しない
本当の理由を教えて下さい。

補足

5代目ゴルフの時はポロとの差別化と捉えました。 プジョーはやはりサスに優れた技術と自信を持っていそうです。 TBでも十分な性能あるし空間も広い、そして安いっていう合理的な発想なんでしょうが、 DセグではMLになることが多いんですよね(^^; もしマルチリンク(以下ML)とトーションビーム(以下TB)が同じコストなら、 プジョーは空間を犠牲にしてでもMLをCセグ以下にも採用すると思いますか? それとも空間を優先するでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

【補足のご質問について】
Cセグメント以下でのマルチリンク式の採用はありません。プジョーが407や508で採用しているマルチリンク式は,一般的なマルチリンク式と異なり,サブフレームの高さからダンパー高さが50mm程度しか高くないという「低さ」を実現しています。このため後席およびラゲッジスペースのため,マルチリンク式を使わないというわけではありません。ポイントはコストです。プジョーのトーションビーム式も高コストですが,プジョーのマルチリンク式はさらに高コストの造りです。特にダンパー周りの処理が特殊で,サブフレームはかなり高いとおもいます。

==============

●ゴルフの事情とは?
VWゴルフは,Mk5(5代目)を頂点として,Mk6(先代),Mk7(現行)とコスト低減を重ねてきています。Mk6では,PQ35プラットフォームを維持したままで,各部のコストを下げ,早めのモデルチェンジを実施しました。Mk7では,プラットフォームのコンセプトを大幅に刷新したMQBプラットフォームとし,さらにコストを下げてきました。エンジンなどのパワトレインはこれ以上,コスト低減がむずかしいので,車両用途として過剰品質であったリヤサスペンションのコスト低減に取り組んだわけです。これにより,マルチリンクサスペンションは2.0TSI、1.4TSI、2.0TDIだけに限定されました。

●今後のゴルフの方針は?
現在のゴルフは守備範囲が広がっています。つまり下はポロと一部重複し,上はスポーツ車だからです。このため同じ形式のリヤサスペンションを使う方が不合理と考えたとわけでしょう。
なおマルチリンクをリヤに使うのは,最近の当然の技術で,正確なトーコントロールを実現するためです。トーションビームは,悪いトー特性をもっていないのがメリットですが,旋回性能の向上は望めません。

●プジョーがトーションビームにこだわるわけとは?
プジョーはよく「猫足」といわれるようにストロークが大きいという特徴があります。これは前後ダンパーに「ポペットバルブ」を使っているからです。これは初期レスポンスに優れ,さらに大変形を規制できるというメリットを持っています。これをリヤのトーションビームに組み合わせています。
左右結合に剛性の高いツイストビームを使うことでロールを抑制し,大変形をポペットバルブで抑えることで,バネ自体を柔らかくでき,猫足が実現するわけです。
つまりプジョーは,他社と同じトーションビーム形式といっても,ちょっと凝った造りをしているのです。

●ポペットバルブとは?
4個のバルブを使うことで,それぞれのバネレートを調整することで,初期の微小変形への対応から,大入力まで個別に調整できる方式です。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2013.6.15 18:06

さすがカテゴリマスター、博識ですね。
マルチリンクを採用したら空間が相当犠牲になるみたいに思ってましたが、
いかに空間を作るかと考えるのがやっぱりメーカーですよね(^^;
やはり単純にコストの問題ということで納得しました。
よろしければもう一つ似たような疑問があるので、答えてもらえると嬉しいです。

その他の回答 (1件)

  • 最近のプジョーは見ていませんが205の時代の印象ではリヤサスの形式よりトランクルームの広さを確保することに重点を置いていたと思います。
    同時代のゴルフに比べて若干小さいボディながらゴルフには積めないゴルフバッグを真横に積んで入れることができました。
    ショックアブソーバーなどはほとんど真横になるくらいに付けることによって直方体の実用的なトランクルームを実現していました。
    それでいて走りの良さはまさに元気一杯という感じでした。

    新型ゴルフ7は廉価版はトーションビームでハイパワー版がマルチリンクという使い分けを始めました。
    同じボディでの使い分けという事ですからまさにコストダウンの意味しかありませんね。

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