峠の走り方で、FFとFR、4WDで走り方に違いはありますか？あるならそれぞれの走らせ方を教えてください！

Answer 1

まず、峠＝お尻を流して走る＝という思い込みは捨てましょう。
峠こそ、グリップ走行で速く滑らかに走るべき道です。

その点からいうと、駆動方式は、実は関係無い。
駆動方式で差が出るのは、コーナー立ち上がりの加速においてだから。
立ち上がりの加速に関しては、滑りやすい路面ほど、加速は４WDが有利になります。

けれど、
コーナーの立ち上がりの手前＝ブレーキ→曲がる→クリップ＝までは、
駆動方式ではなく、
車の軽さと、足の良さと、腕で速さが決まります。

この「ブレーキ～クリップ」までこそが肝心なのに、
峠はもちろん、サーキットに来てさえ、
「ハンドル切ったらブレーキ踏むな。ブレーキはコーナー手前で終わらせろ」と昭和の教習所走りをしてる人が、結構多いです。

そうじゃなくて、
峠でもサーキットでも、
「曲がるためのブレーキ」が、一番大事。
そしてこれが一番難しいので、一番腕の差が出る＝速さの差になる。

では、「曲がるためのブレーキ」とは？

「曲がるためのブレーキ」とか「コントロールブレーキ」とか「荷重曲げ」とか英語では「trail brake」とか言われるブレーキは、
コーナー前半（入口からクリップまで）をいかに速く走るか？がポイント。
※真っすぐでアクセル踏むのはド素人でもできるので、そこで腕の差は出ない。

例えば、
R５０の「円」を円にきれいに沿って走るとき（定常円旋回）、
ハンドルを90度切って、時速50キロが最高で、それ以上はアンダーがオーバーが出てしまうなら、その車のR50における最高速度は５０。
だから、R５０のカーブがあるなら、その手前で５０キロになるまでブレーキをして、ブレーキを離してハンドル90度切って曲がる。
それ以上は速く走れないから。
なので、ブレーキを奥にしてガツンと踏んで50キロにして曲がる。
・・・・これが、この知恵袋にも多々いる「カーブに入ったらブレーキ踏むな」という人の考えです。


が、
しかし、
大きな点を見間違えているんです。
話のポイントは「５０キロが最高」にあるのではなく、
「ハンドルを90度切ったら」にある。

ハンドルの切れ角が60度なら？もっと速く回れますよね。
15度なら？もっともっと速く回れますよね？
わずか2度なら、んなもん、すっげ～～速くまわれますよね？
そうです。
カーブで何キロまで出るかは、ハンドルの切れ角で決まる（＝自動車用語的には、前輪のスリップアングルで決まる）
ハンドルの切れ角が小さければ、速く走れる。これが当たり前。
けれど、90度切ったら50キロしか出ない。

そこで、
R50のカーブ手前で、110キロまで減速（B:ブレーキ６、H：ハンドル０度）
→100キロ（B5,H15度)・・ブレーキをじわっとゆるめつつ、ハンドルじわっと切り込む
→90キロ(B4,H30度）・・・ブレーキの緩めとハンドルの切り込みをシンクロさせてゆく
→80キロ（B3,H45度）・・・この辺りではすでに「後輪で横Gを踏ん張る」姿勢になっていること。
→70キロ（B2,H60度）・・・ブレーキを緩めすぎればアンダーが出る。といってブレーキを残しすぎれば遅くなる。（だから難しい）
→60キロ（B1,H75度）
→50キロ（B0,H90度）・・・ここでクリップ（クリップ過ぎたらハンドル戻しつつアクセルを踏み始めるので、ブレーキはクリップでゼロになっているのがベスト）
とすると、クリップまで（100+90+80+70+60+50）÷６＝平均７５キロで回れることになる。
最初から50キロなら、平均50キロでしかない。
だれが見ても平均75キロの方がタイムが短い。

これが「曲がるためのブレーキ」がいい理屈です。

そして、ブレーキを徐々に弱めつつ、ハンドルを切り込んで行くので、入り口での前荷重が徐々に後輪に戻ってゆく。
後輪に荷重が戻ることで、後輪が仕事する＝後輪で横Gを踏ん張る。
これももう一つのポイント。
なぜなら、
タイヤ３本に4本分の荷重をかけても、グリップは４本分出ないから。
タイヤ２本に４本分の荷重をかけても、より一層４本分は出ないから。
だから「いかに後輪で横Gを踏ん張るか」が非常に大事。
FFでもFRでも４WDでも「後輪に仕事させる」ことが、コーナーをスムーズに速く回る秘訣です。そしてこの「後輪に仕事させる」ことが「曲がるためのブレーキ」の肝だといえるでしょう。


だからといって、最初からブレーキを残さずにコーナリングすると、ゆっくりしか曲がれない。
ハンドル切ったら一気にブレーキを離すと、前荷重が一気に抜けてドドアンダーに陥る。

だから、
ブレーキを１０→９→８・・と緩めつつ、ハンドルを０→１→２・・と切り込んで行く。
このブレーキの緩めとハンドルの切り込みを「どれだけ滑らかにオーバーラップさせて行うか？」が「曲がるためのブレーキ」で、これが一番腕の差がでます。


練習方法は、（正しい運転姿勢と、正しいハンドル操作＝押して回すは大前提として）まず入り口の「じわっとブレーキを緩めつつ、ハンドル切りこむ」ところのポイントを探る。
方法は、フルブレーキを踏んだままハンドルを５度くらい切る。フルブレーキを踏んだままなので曲がらない。そこで、じわっとブレーキを緩めるとハンドルが効いて曲がり始める手ごたえを感じるポイントがあります。
そこのポイントを体で覚える。
覚えたら、フルブレーキからじわっと緩めつつ、そのポイントで、じわっとハンドル切りこむことをシンクロさせる。

次は、途中で後輪に荷重を分けること。
曲がり始めの一瞬が後輪内側が浮き気味になっても大丈夫ですが、その先は「後輪両方接地させて」後輪で踏んばる。

そして、ブレーキを抜き切ったときに、クリップより手前になってしまったら、この時に初めてブレーキを踏み始めるポイントを奥にする。
最初からやみくもにブレーキを遅らせてもドドアンダーかドドオーバーになるだけです。

逆に、クリップでもまだブレーキをしっかり踏んでいないと曲がらないのなら、それ以前がブレーキを緩めすぎ。あるいはハンドルの切込みが急すぎ、あるいは後輪に仕事させてない。


これをサーキットと言わず、峠や郊外の交通量の少ない道で、低い速度でもできるように日々練習する。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました！

Answer 2

アクセルの踏み方とか何ドルの切り方が違います！！

Answer 3

交通ルール守って走るなら何でも一緒ですよ。

Answer 4

運転方法は教習所で習いましたよね。

Answer 5

FFや4WDで走り込んだ事がないので何とも。

FRのヘアピンはリアをスライドさせて曲がった方が楽ですね。クリップから少し踏みこんで軽くリアを流して向きを変えます。
普通のFFだとなるべく大きな円を描くようにするか、タックインで頑張って振り回す事になると思います。
FFは基本的にアクセルを踏めばどんどんアンダーですが、FRはリアのスライドによってアンダーからオーバーに振れます。
コーナー出口のRが緩い場合など、FFの感覚でアンダーを見越してクリップを越す前に加速を始めると、オーバーが出て刺さる危険がありますので、しっかりクリップを越えてから踏み込むようにした方が良いです。

4WDの動きは駆動力配分次第かと。

Answer 6

理論的な事はわかりませんが、感覚的にFFは高回転型NAと言うことを前提でツッコミ重視でコーナー入口ぎりぎりまでブレーキ我慢 ブレーキングで曲がりながら立ち上がる。
4WDはターボという事を前提でコーナーでは立ち上がり重視で少し速めに減速 少し無理しても大丈夫だけどアンダー出るのでコーナーで体勢を整えながらコーナー出口からベタ踏み
FRはあまり乗ったこと無いからわがんねけどコーナーはそれほどスピードを落とさず流しながら走る？
NAとかならスピードを落とした時点で置いてかれるのでコーナー手前からジワジワハンドルを切りながらアクセルコントロールをするのかな！？

Answer 7

ぽよポンさんへ

>FFとFR、4WDで走り方に違いはありますか？
実は、基本線ではあんまり無いんです。d(^_^;)

ハンドル切ってたら、満足に踏み切って加速して行けませんよね? 4WDなら多少は楽かもしれないけど。
ハンドル切っても、切った程には曲がって行ってくれない。から、制動区間の最後で横に流れる事を許容して、回頭の補助と制動を兼ねさせる。
横に流す事はブレーキングと等価ですから、減速区間で流す事が理に叶ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=6Vkkxh0fDDM

前輪は、旋回横gを支える他に、車体をスピンさせる動き(ヨー)も発生させなきゃなりませんから、負担が大きい。
その負担を僅かでも軽減させる事が、旋回速度を高くする秘訣です。
なので、コーナー入口でアンダーを殺して内側に向けるのが、古来からスポーツドライビングの肝と言われて来ているのです。
https://www.youtube.com/watch?v=AlK0gJn1pBQ

そういう観点から見ると、留意しておくべき事、スポーツドライビングの要諦、は駆動方式の別が無いのです。(実は、2輪もスキーも同じだったりする)

因みに、ラニョッティさんはグループB時代にはミッドシップに乗ってますね。
https://www.youtube.com/watch?v=lsbYWxE4sBk

Answer 8

すいませんが。

峠レベルだったら根性で走るだけなので駆動方式はあんまっし関係ないと思いますが。

Answer 9

峠の走り方？

制限速度内で安全運転で走行してください

雪道でなければ走り方は同じ

Answer 10

公道は、すべての他の交通を止めたラリーコースではない。
車の構造によって走り方に違いがあるはずはない。
カーブの先で如何なる障害物があっても、
必ず止まれるスピードで走ること。