2018年9月
■2018年9月
BMWは、ミドルクラスSUVの「X4」を2018年9月6日にフルモデルチェンジ、同日より販売を開始した。
SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ばれるX4はなだらかなルーフラインを特徴とする4ドアクーペ。4年半ぶりのフルモデルチェンジで2代目となったX4のボディは、全長4760mm×全幅1920~1940mm×全高1620mm。先代に対して低くワイドなボディとなり、55mm延長されたホイールベース(2865mm)はX3と共通だ。
エクステリアは大型化されたキドニーグリルと彫刻的なプレスラインによって、低重心で存在感のあるスタイリングへと一新。専用にデザインされた細長く立体的なLEDリヤコンビネーションランプに大型のリヤゲート、両サイドに装着されたリヤエキゾーストテールパイプなどにより、力強さを印象づけるデザインとした。
インテリアはラグジュアリーな空間を特徴とし、マット感のあるガルバニック加工が施されたボタンは触り心地にもこだわり、センサテックダッシュボード(「M40i」に標準)とともに高級感を演出。「M40i」、「xDrive30i M Sport」には、ヴァーネスカ・レザー仕様のスポーツシートが装着されている。
パワーユニットは最高出力185kW(252ps)/5200rpm、最大トルク350Nm/1450~4800rpmを発生する2.0リッター直4ターボを「xDrive30i」、「xDrive30i M Sport」に、最高出力265kW(360ps)/5500rpm、最大トルク500Nm/1520~4800rpmを発生する3.0リッター直6ターボを「M40i」に搭載する。MパフォーマンスモデルであるM40iは0-100㎞/h加速4.8秒の俊足ぶりだ。
安全機能・運転支援システムについては、部分自動運転を可能とした最新の「ドライビング・アシスト・プラス」を標準装備。ルームミラー内にステレオカメラを内蔵し、ミリ波レーダーセンサー(前方3基、後方2基)によって日常走行から夜間、悪天候下においても安全運転を支援する。
車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、取り巻く情報をITネットワークで繋ぐ「BMWコネクテッド・ドライブ」は操作性・利便性を高めた新たな機能を追加するとともに、新たにスマートフォン向けアプリ「BMW Connected」を導入し、より快適でスマートなモビリティライフをサポートする。
2019年1月1日には価格改定を実施した。
2020年4月1日には価格改定を実施した。
■2020年6月
BMWは、ミドルクラスSUVの「X4」に2.0リッター直4ディーゼルターボエンジンを搭載した「xDrive20d」を2020年6月4日に追加、同日より販売を開始した。
2018年にフルモデルチェンジを受けて2代目となったX4。同シリーズでは初となるディーゼルエンジンは最高出力140kW(190ps)/4000rpm、最大トルク400Nm/1750~2500rpmを発生し、WLTCモード燃費14.0km/Lの経済性を実現している。
装備ではアクティブクルーズコントロールやステアリング&レーンコントロールアシストなどの運転支援システム「ドライビングアシストプラス」を搭載。また、車載通信モジュールによる総合テレマティックサービス「BMWコネクテッドドライブ」を標準装備している。
同年8月1日には「M40i」の価格改定を実施した。