BMW X3 「今までのBMWの概念を変えるSUV」のユーザーレビュー

Bird-man Bird-manさん

BMW X3

グレード:xドライブ20d xライン_RHD_4WD(AT_2.0) 2017年式

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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今までのBMWの概念を変えるSUV

2019.4.8

総評
BMWに対して『スポーティー』『がっしりした乗り味』といった濃い味を期待すると、あまりにバランスが良く、嫌みの無いすっきりした乗り心地にびっくりすると思います。

少し前のBMWにあった『らしさ』がかなり薄まっており、特徴の無い味とも言えますが、一般的にはこの乗り味は好意的に取られると思います。

ドイツ御三家のDセグメントSUVの中では動力性能・乗り心地・質感のバランスが日本車に近く、日本車からの乗り換えでも一番違和感が無いと思いますが、昔ながらのドイツ車らしい乗り味を期待する方は試乗をされてからご判断されることをおすすめ致します。
満足している点
・洗練されたディーゼルエンジンによる動力性能と静粛性
・オルガンタイプのアクセルペダル
・ランフラットタイヤを感じさせない優れた乗り心地
・以前のBMWから比べると優れた質感の内装
・スポーティー且つ筋肉質でカッコ良いボディーデザイン
不満な点
・BMWらしさ(ドイツ車らしさ)が薄い乗り味
・大きくなりすぎたキドニーグリル
・価格に対するオーディオ関連の質の低さ
デザイン

-

走行性能

-

試乗したのは20dグレードですので、エンジンはB47D20A型と呼ばれる直列4気筒2000ccにターボを組み合わせたディーゼルエンジンで、現在日本に入ってきているBMWディーゼルの中では最新のものです。

スペックは最高出力190ps、最大トルクは40.8kgmで、輸入車の2000ccディーゼルのど真ん中といえるスペックです。

まずNV(ノイズ・バイブレーション)に関してですが、最新のディーゼルエンジンらしく『洗練』という言葉を用いることができるほど、振動・静粛性共に優れています。

一度走り出してしまえば、本当にディーゼルエンジンを意識することはほぼ無く、オーディオをかけていればディーゼルエンジンであることさえ忘れてしまうかもしれません。

しかし、走り始めに関しては、ディーゼルとわかる「カラカラ」という音と共に若干の振動が伝わってきますので、終始ガソリンエンジン同等の静粛性を求める方は注意が必要です。

続いてアクセルを踏んだ際の加速感ですが、かなり前に3シリーズのディーゼルに試乗した際は「トルクモリモリ」という感覚で驚いたものですが、X3ではその時程のトルク感は感じません。

車重が重いことに加え、スロットル線形もそのような味付けとしているのでしょうが、この点でもディーゼルらしさは薄いと言えます。

しかしディーゼルらしさが薄いとは言え、街中における加速時は、40.8kgmのトルクを生かして、ガソリンエンジンとは一味違ったトルク感により、車が軽くなった様に感じる軽やかな加速が可能ですので、ディーゼルエンジンらしさを感じることは可能です。

総じて、街中での加速性能は十分以上と言え、ストレスを感じる場面はあまり無いと思います。

対して、高速道路での追い越し加速に関しては、徐加速時といったアクセル開度が半分程度までは気持ちの良い加速をしますが、そこから更に踏み込むとアクセル開度と加速度が比例せず、思ったよりも加速しないといったディーゼルエンジン特有のネガな部分が顔を出します。

これはX3に限ったことではありませんが、街中での印象と高速走路での印象は異なる部分がありますので、動力性能部分に関しては、しっかりと高速道路での試乗をした方が良いと思います。


続いて、トランスミッションはZF製の8ATですが、BMWの常で非常に素晴らしいです。

滑らか且つタイトで、微塵のショックも無く変速をしていく為、メーターを見ていないといつ変速をしたのかわからない程滑らかですが、CVTとは違いしっかりと有段ATらしいエンジンとミッションがギアで繋がっている感覚も伝えてくれるタイト感を持ったもので、文句のつける箇所がありません。


以上の様な印象のエンジンとミッション組み合わせにより、非常にそつのない優れたパワートレインとなっています。

しかしX3はBMWの車です。

もう少し個性や味のあるパワートレインであれば尚良いのに、と思ったのが正直なところです。

これ以上を求める方にはM40iやM40dといったMシリーズをということかもしれませんね。
乗り心地

-

前提として、試乗車がXラインだった為、多くの方が選択すると思われるM-Sportsのスポーツサスペンションではなく、標準サスペンションとなります。

その標準サスペンションによる乗り心地ですが、試乗に走り出してすぐに、サスペンションが非常にしなやかなのがわかります。

スプリング、ダンパー共にかなり良く動く為、ばね下の重さもあまり感じることなく(タイヤ、ホイールは19インチでした)段差を上手にいなして、ランフラットタイヤ特有の硬さをほぼ感じません。

また、ハンドルの操舵感は滑らかで、ハンドルから伝わってくる振動も小さく、非常にストレスの少ないドライブが可能な乗り味です。

要するに一般的には「乗り心地が良い」ということです。



ここからは私個人の好みや感覚の問題なので、読み飛ばして頂いて結構な内容ですが、私にとっては、お店を出る段差で「ん??」となりました。

私がBMWに想像(期待?)するよりもかなりソフトだったからです。

ソフトといってもふにゃふにゃとかでは決してありませんよ。

しかし、ドイツ車特有というかBMWの特徴でもある『スポーティー』な操縦感覚や、車全体から伝わってくる『がっしり感』や『フラット感』があまり無く、ドイツ車という特別な車(日本車とは異なる車という意味)に乗っている感覚が薄いのです。

もしかしたら、M-SportsのサスペンションはBMWらしい味付けで、しっかりと差別化をしているのかもしれませんので、M-Sportsにも試乗してみないとですね。

私のような少し古い『BMW観』をお持ちの方にはこの標準X3の乗り味にはびっくりするかもしれません。
積載性

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荷室の広さは他のDセグメントSUVと大差無いと感じました。

4人家族には十分以上の広さで、いっぱい荷物を積んでの旅行にも十分対応可能な広さだと思います。
燃費

-

価格

-

故障経験

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