BMW 2シリーズ アクティブツアラー 「「駆け抜ける喜び」というキーワードで出来の悪さをごまかさない車」のユーザーレビュー

「駆け抜ける喜び」というキーワードで出来の悪さをごまかさない車

2016.10.20

総評

　BMWでは初の「駆け抜ける喜び」というキーワードで出来の悪さをごまかさない車。とても良く出来ている。
　室内が広く快適で、荷室も使いやすく、燃費もいい。峠なんかでちょっと速めに走っても結構気持ちいい。
　値段もほぼ新車状態の中古がかなり出ていて、結構お買い得。
　FFなんかBMWじゃないやい！という方は、素直に１シリーズか３シリーズを買ってください（特に今の１シリーズのガソリンは前が軽くて、峠だとすんごく楽しい）。
　正直、今までのBMW好きより、そうでない層を引き付けて、乗ったら「いいな」と思わせる車ではある。
　このアクティブツアラーこそ今後のBMWの基準車のひとつではないかと思う。

満足している点

・　燃費
・　乗りやすさ（思い通りに加速し、曲がる）
・　室内の広さ
・　運転の楽しさ
・　荷室の使いやすさ。
・　安全装備がフル装備な点。

不満な点

・　車幅の広さ（180ｃｍ）でも、すぐ慣れる。
・　小回りが今一つ（5.5ｍ）でも、すぐ慣れる。
・　荷室の絶対的な広さ（若干せまい。折り畳み自転車１台＋工具＋アルファくらい）
・　乗り心地の硬さ（ただしこれはタイヤを変えれば改善の可能性が高い）

デザイン

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走行性能

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　結構良い。低回転からトルクがあるエンジン。気持ちよく曲がれるハンドリング＆サス。強いて言えば低速でややハンドルが軽くかつハンドルの動きに敏感なところと、タイヤの重さからか舗装状況によりロードノイズを結構拾うところが気になる位か。
　むろんFRのBMWとは若干違うのだろうが、これはこれで悪くない。

乗り心地

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　室内は広くて、ゆったり。内装も標準グレードはシンプルだけど安っぽくなくて結構いい（というか好み）。
　乗り心地はちょっと固めかつ神経質。タイヤがランフラットで重いせいか、舗装状況によってはロードノイズを結構拾うし、小さな段差でも結構反応する。
　ただし、タイヤを変えればだいぶ良くなる予感。

積載性

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　荷室は名前が「ツアラー」という割に広くはない（ツーリングより狭いからツアラーなんだろうか）。普通のハッチバックより若干マシ、という程度。ご覧のとおり、折り畳み自転車１台寝せて＋アルファくらい。
　ただ、後席をたためば、かなり広い。後席スライド＋後席たたみ＋ボード使用で、荷室に170センチの小生が真っすぐ寝ることも可能（後席をたたんでもマッ平らにはならず、かつ空間ができるのでそれなりの工夫は必要だが)。

燃費

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　東京郊外の街中中心、下道のみ、信号多い環境で1回の走行距離１０ｋｍ程度、という走り方だと12.5～13.5km/ｌくらい。
　軽くドライブ（下道で１００km程度）なら16km/lをちょい超える。
　燃料が安いし、悪くないな、と満足している。

価格

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故障経験

　まだ乗り始めたばかりなので.......あっては困る。