アウディ SQ5 「快楽車♪ 〜納車から一年のレビュー〜」のユーザーレビュー

快楽車♪ 〜納車から一年のレビュー〜

2020.4.4

総評

この車のすごさは「何をしても何も挙動変化が起こらない」ことにあると思います、「そんな車つまんね〜」になるか「ここまでしても何も変わらない！！！」と感じるかは乗り手次第

納車直後はとても踏み込めない354PSだと思いましたが、今では毎回目一杯踏み込んで楽しめています^^（4速inまでですが）
操るのが楽しい車や絶対的な安心感を求めるのなら他メーカーとも思いますが、普段使いできる圧倒的な制御技術がAudi「S」の持ち味かと！

Q3からの乗り換えですが、やはりAudiらしさはミドル級以上で一層光ると実感しました
「My first Audi」な車種と感じたQ3から4年後に「頑張っていつかはS」に辿り着けて感無量⭐︎

満足している点

何よりも決断に至った電動化過渡期に購入できる最後の純血ガソリンハイパワー高効率エンジン！
購入時には既に新たな規制が発効し、排ガスフィルターの追加や騒音規制の強化によって、朝の始動時ボーボーやアクセル踏んでのパンパンは許されない時代となりつつある、内燃エンジンの歴史約100年で最後に咲いた徒花的なV6⭐︎

他メーカーからの乗り換えさんはがっかりされているようだが、自分にとってナッパレザーシート（必須オプション）を筆頭に内装も華美ではないがカーボン加飾（カーボン調ではなく本物カーボン）もあって大満足

運転支援システムにも批判があるが、いざ運転すると最新支援技術に委ねようと思わずに自分で操りたい快楽車、仰々しいアシストを用いなくても絶妙制御でドライバーの意思を反映する
ダイナミックモードで強めのブレーキをかけて自動的にブリッピングしながらシフトダウンする時なんぞ「あ〜やっぱりSにして良かった〜」と笑みがコボれる

（個人的にはやりすぎなキャラクターデザインよりも柔らかな面の陰影を重んじるマツダのデザインがスッキリしていて好きではあるが）
Audiがデザインを製品化するこだわりには感ずる所が多い
特に真横からは上下に波打ったように見えるキャラクターラインは運転席からサイドミラー越しに見ると緩やかな一筋の弧を描きながら後ろに跳ね上がっていてデザインの狙い方がスゴイ
あの激しく山折りしているプレスラインをどうやって作っているのか？どうやって均一な塗装ができるのか？　素人な自分には到底わからない・・・

価格が高いと言われるが、あのデザインと加工技術に加えて圧倒的な静粛性を持っていて、他メーカーにはないそれなりのコストがかかっていることは所有すればいずれわかる（コスト高が妥当な商品価格かどうかは別問題）

タイトル写真はボンネット内ターボ排気管、二の腕より太いパイプがこの焼け色…♪

不満な点

オラオラが過ぎてると感じるフロント
Sモデル伝統の４本出しマフラーになっていない、後発のSQ2だって４本なのに・・・
（その代わり同エンジンを積むS4とS5よりも図太い音がするのはマフラー類の違いかと）

SQ5に限らずAudiは色々な車種でレギュラーモデルのS-Lineが装備を充実した結果、バッジ以外見た目の違いがわからなくなっている
伝統的にSが目立たないのはありがたいが、Sのありがたみは以前より相当薄れている、目先のコストダウン目的の共用化はSグレードの魅力を大きく損ねていると思う

デザイン

-

走行性能

-

MY2019です

何をして快楽車か？
「快速」で「楽しい」そして「快適』で「楽チン」
間違いなく目的地に早く着きます！
間違いなく遠い目的地に到着して運転による疲労を感じません！!
間違いなく快楽ドーパミン出まくりです！！!

前車レギュラーモデルのQ3でも十分に楽しかったが、SQ5の次元は遥かに高い

峠道の登り坂ヘアピンカーブでブーストかけてパンパン言わせながらシフトアップしながらも安定して旋回した時には流石に絶句な性能を実感しました^^

乗り心地

-

快楽を感じる一番の理由は求めるインフォメーション以外の雑音が一切聞こえてこない静粛性だと思います
シャシーの剛性・パーツの吟味・取り付け精度、これらによって雑音を一切聞くことなく運転に集中できながらもV6エンジンは主張してきます♪

エアサスの恩恵も大、350psオーバーの車とは思えない優しさすら感じるしなやかな乗り心地

積載性

-

何ら不満はありません

燃費

-

この車で燃費は気にしないが、タンク容量は70リットルあるのにガソリン満タンにした時のディスプレイに航続距離620kmと表示されるのはちょっと悲しい
（目指せ航続1000km・・・無理だな〜）

価格

-

故障経験

Q3ではエアコン由来と思われる異音に納車2ヶ月で悩まされましたが、SQ5では一切の経験なし
いずれエアサスの故障に見舞われるのかも・・・将来の心配はしている