アウディ S8 「大満足ですが… ポルシェカイエンからの乗り換えでしたが、乗り心地は硬すぎず、かといって腰砕けになるようなこともなく満足です。２６５・３５・２０インチの」のユーザーレビュー

大満足ですが… ポルシェカイエンからの乗り換えでしたが、乗り心地は硬すぎず、かといって腰砕けになるようなこともなく満足です。２６５・３５・２０インチの

2011.6.27

総評

大満足ですが…
ポルシェカイエンからの乗り換えでしたが、乗り心地は硬すぎず、かといって腰砕けになるようなこともなく満足です。２６５・３５・２０インチのタイヤはロードノイズこそ大きめではありますが突き上げ感はカイエンほどではありません。また、エンジン音は普通に走る分には充分おとなしく、分かる人が見なければ「普通のセダン」です。しかしエンジン回転が３０００回転以上になると事情は一変します。図太い咆哮とともに5メートル級の車体が矢のように加速します。その加速は「このまま離陸してしまうのか」というものすごいものです。
私のクルマにはオプションのカーボンブレーキがついていますが、これの制動力は抜群です。ポルシェのブレーキに勝るとも劣らないです。…ということは世界的に見ても「優秀」と言えるでしょう。初期制動の違和感が心配でしたが、その心配は全くの杞憂でした。女性が乗っても自然に運転できるブレーキです。

満足している点

ベンツでないところ。アウディはファミリーを大事にするおとうさんの乗るクルマだからです。これ見よがしではないが、実はマッチョで「遠山の金さん」的な強さがあります。ベンツ（特にSクラス）の押し出しの強さは美点であると同時に欠点でもあると思います。
BMWのM5に乗せてもらったことがありますが、同じV１０エンジンと言ってもクルマの出来が全く違います。M5はマッチョなスポーツ選手。ひたすら硬いサスセッティングとこれでもかという排気音・加速感に対し、S8はかしこい細マッチョとでも言いましょうか。普通に走る限り「ちょっと硬めの超オシャレな高級セダン」です。
このクルマはよく出来た「楽器｣のようにピアニシモからフォルティシモまで自在なのです。このようにダイナミックレンジの広いクルマを知らなかったものですからひたすら感激しています。
同じことがオーディオにも言えます。B＆Oのオーディオは私の知る限り最良のカーオーディオです。特に前席での音像定位が抜群によいのが美点です。低音の締まりがよいのもマルです。これでイタリアオペラではなく、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を聴いたらそのまま爆死してもよい、と考えます。
また、内装のオシャレ度は他のドイツ車とは比較にならないほど優れています。豪華ではあるが品がよくこれ見よがしな感じがしません。それは夜間のＬＥＤ間接照明においても言えますね。

不満な点

ベンツでないところ。乗り心地に不満はありませんが、以前乗っていたベンツE320アヴァンギャルド（W211）が抜群によかったため、その印象があまりに色濃く残っています。先日、S8を点検に出したときベンツCLS500が代車として用意されまして、乗ってみたら「ああ、やはりあの乗り心地だ」と家族全員の意見が合致しました。次はやっとSクラスを検討するかもしれませんが、当面はこの魅惑のV10サウンドを堪能したいところです。
気になる燃費は5キロ程度です。カイエンの3600CCでも同じくらいでしたから立派な数値でしょう。5200CC,4WDなのですよ。
私のはホワイトなのですが、色そのものは濃い色のほうが高級車然としていてカッコいいかもしれません。カイエンが黒だったので私自身は満足しています。F1やラリーカーでもあるまいに、タイヤの空気圧と温度を表示するシステムがついていますが、数値は参考程度にしかなりませんね。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験