これっぽっちも車に妥協したくない人に
1.4Lのモデルでも動力性能は十分です。多人数乗車+エアコン使用でも問題ないです。パワーウェイトレシオは11kg
2008.10.10
- 総評
- これっぽっちも車に妥協したくない人に
1.4Lのモデルでも動力性能は十分です。多人数乗車+エアコン使用でも問題ないです。パワーウェイトレシオは11kg/psと日本車の1.5Lクラスの車と同じで大したことはないのではと感じるかもしれないですが、低回転域のトルクが太いためエンジンスペックを知らない人が乗れば自然吸気2Lクラスと思える加速感です。Dレンジに入れていればエンジン回転は1500以下で制御されるためそれ以上に感じるかもしれないです。公道を走る車は馬力よりもトルクの出力域の方が大事だなと思い知らされます。時速60kmで7速でエンジン回転は1100前後。時速60km以上の速度が出せないとエンジン、足回りを持余している感はあるかもしれないです。
インテリアはMC前のモデルをベースにアルミパーツ等が追加。インパネ部分の樹脂パーツも質感は高いです。革製品の使用量は手が触れる部分、木製パーツを使用しなくてもインテリアの質感は高く、高級車のインパネという雰囲気は出ています。
リアシートは座面が大きく膝裏にはほとんど隙間はできにくく座高が90cm以上の大きな人でも背面も肩がシートから溢れることはほとんどないです。しっかりしたシートの作りゆえシートを倒したり起こしたりするときには少しは力が必要。女性でも片手で軽々とはいかないです。しかし必要とされる動作はレバーを1箇所動かす程度です。
シートを倒した時のカーゴルームの長さは140~150cmほど。
贅沢を言えばクルーズコントロール、このグレードにもパワーシートがあればと思います。
ディーラーの方から聞いた話。 燃費ですが実用域においてもカタログスペックに近い燃費が出るとの事。基本が同じエンジン、トランスミッション、ギアの変則比(前進)をもつVWのゴルフTSIトレンドラインがエコ運転をすれば20km/L走ります。扱う走行条件によってはカタログ以上の燃費が出ても不思議ではないでしょう。 1.8L以上上のモデルにオプション設定されているマグネティックライドの真価が発揮されるのは時速150kmぐらいの速度圏内とのこと。その速度域だと高いフラット性の乗り味になるとのこと。良くも悪くもドイツのアウトバーンで走るための装備でしょう。
排気量1.5L以下、ボディ寸法カローラクラスの車を400万円近く出して買いましたと、この車のことを知らない人に話した場合の他人の反応は色々で面白いものです。
- 満足している点
- 以外なほど小物入れや荷物を固定するポイントがあること。ホームセンターにある自転車の荷台に固定するフック付きのゴムでも載せておけば使い勝手も良さそうです。トノカバーの裏にもネット、買い物袋を掛けるのに便利なフックがあります。各所に配置されたネットカーゴのデザインも共通感があり好感が持てます。スポーティな雰囲気や先進的なエクステリアが評価されますがファミリーカーとして必要な資質も備えていると言えます。
動力性能と環境性能が非常にバランスの高いところで取れていること。日本の低燃費車だと重量を軽くして燃費を稼ぐため剛性が低下し乗心地を犠牲にしている車はありますがA3はそんな乗り味を感じをさせない。
スピーカーが10個(9+ウーハー1)装備されていること。
一番安いモデルであっても無理、我慢をして乗っている感は全く感じられないです。
- 不満な点
- LEDポジショニングライトが1.4Lだとオプション設定。折角MCでフェイスチェンジをしたのにそれでは・・・と思ってしまう。今後の特別仕様車に期待。
決して安いとは言えない値段。1.4Lが一番の売れ筋になると思いますが必要な装備、オプション+メーカーオプションナビもしくは格メーカーのハイエンドモデルのナビを装備した場合予算を400万円ほど用意しておく必要があること。日本車だと400万円も出すならレガシィーのトップモデルやハリアーを買えばいいのではという意見もあり排気量やボディ寸法が大きな車のほうが偉いというヒエラルキーが日本ではまだまだ根強いなと感じさせられることもある。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験