バッテリーの性能ランクは容量とは違うのですか？

Answer 1

自動車用バッテリーの頭二桁の数字は性能ランクでバッテリー容量では有りません。
この二桁の数字が大きくなりますとエンジン始動能力を向上させたバッテリーと言う事になります。
下記に例を掲載しますのでお読み下さい。
４０Ｂ１９で回答します。
４０は性能ランクです。
４０の部分を４２と増やしたバッテリーはエンジン始動性能が向上します。
※４０，４２は性能ランクで直接的に４０Ah,４２Ahを現している訳では有りません。
ちなみ４０Ｂ１９の５時間率容量はバッテリーメーカーによっては若干の違いは有りますが２８Ａｈ程度です。
５時間率容量の元となる数値で、２８÷５＝５．６Ａｈ、５．６Ａｈを５時間放電できるということ）
http://www.hi-grove.com/capacity.html
品番 ５時間率容量（機種、製造メーカーにより若干の違いが有ります）
40B19R(L) 28Ah
42B19R(L) 28Ah～30Ah
44B19R(L) 28Ａｈ～30Ah
44B20R(L)28Ah～30Ah
B19Ｒ（Ｌ）は皆、同じケース（箱）です。箱が同じでしたら５時間率容量はほぼ一緒です。
但し高性能を謳うパナソニック・カオス５５Ｂ１９の５時間率容量は３６Ａｈです。
同一メーカーで計測方法の違いで表示が異なる事は有り得ません。

http://www.baj.or.jp/car_battery/car03.html

最初の４０の二桁の数字はは容量（Ａｈ）と始動性能（ＣＣＡ）の関係から決められた総合性能を示し性能ランクを表しています。
ＣＣＡはコールドクランキングアンペアーの略で、鉛バッテリーが持つ固有の「性能基準値」です。
（エンジン始動性能を表す尺度で、－１８℃±１℃の温度で放電し、
３０秒目電圧が７．２Ｖ以上となるように定められた放電電流）
CCA値が大きいほど始動性能が高い（エンジンがかかりやすい）ことを示します。
性能ランク
※ケースの大きさは同一ですがＣＣＡは大きく異なります。
３４Ｂ１９Ｌ(R) : CCA240A
３８Ｂ１９Ｌ(R) : CCA 265A
４０Ｂ１９Ｌ(R) : CCA 332A
４２Ｂ１９Ｌ(R) : CCA 340A
４４Ｂ１９Ｌ(R) : CCA 360A
４４Ｂ２０Ｌ（Ｒ）: CCA 360A（長側面が１ｃｍ長い）
５５Ｂ１９Ｌ(R) : CCA 365A(パナソニック・カオスバッテリー）

Answer 2

分かりやすく言えば、マンガン電池、アルカリ電池、エボルタ電池と、数字が大きくなると性能が良くなります！

Answer 3

ほぼ比例して大きくなる数字ですが、意味はまったく別物です。

性能ランクは始動時にどれだけの電流を搾り出せるかという意味合いに近い数値で、容量は合計してどれだけの電力量を取り出せるか、という数値です。
前者はCCA(Cold Cranking Amperes)などで表され、後者は5時間率や10時間率容量などで表されます。


極論すれば、瞬間的に大電流を流すことは出来るが、じわーっと抜いていくとすぐあがってしまう、などという特性のバッテリーの場合、性能ランクは高く、容量は低い、という傾向になるわけです。
(たとえば、かの有名なOptimaバッテリなどはこれに近い傾向)