フェラーリのオープンカー フェラーリなどのスーパーカーでオープンになるモデルがあります。 あれは設計する時点でオープン仕様を計算に入れてあるのですか？

Question

それともクローズドボディで設計してオープン用に補強をするのでしょうか？
同じ車体でクローズドとオープンを作ればどちらか必ず妥協になると思うので、世界的なスーパーカーとしてその辺をどうやって辻褄合わせてるのか疑問になりました。

Answer 1

スーパーカーはモノコックボディではなく、スペースフレームなどが多いです。
スペースフレームの場合はフレーム骨格で剛性を出しているため、ルーフも含めた外装は貼り付けてあるだけの飾りみたいなものです。そのため、ベルリネッタでもスパイダーでもボディ剛性はほとんど変わりません。

質問者からのお礼コメント

量産車とははなから構造が違うんですね。参考になりました。

Answer 2

フェラーリの場合、ボディは「スペースフレーム」で作られています。
このスペースフレームの特徴は、「ボディの下半分で剛性を保つ」という点です。
要するに、「屋根があろうが無かろうが剛性にはあまり関係ない」のです。
これが、他の量産車の場合ですと、ボディは「モノコック」です。
このモノコックは「ボディ全体で剛性を保つ」ので、屋根が無いと剛性が低くなります。
なので、補強が入り、重くなるのです。
もちろん、スペースフレームは作りがメンドイので、「値段が跳ね上がる」というのと、共有部品が殆どないので、「さらにコストが掛かる」のが難点ですがね・・・。

Answer 3

今も昔もオープンは剛性に欠けますし、あれだけのハイパワーな車ですからコーナー時のボディのねじれも半端ないので、現行のメタルトップ車ではまだ出てませんが過去のソフトトップ車やタルガトップの車両は全て雨漏りします。
大衆車ならともかく、フェラーリ社の考えは「フェラーリとはこういう物」なので設計については完全にクローズドボディでの設計で作られてます。