日産車の販売台数ではノートとセレナに次ぐ3位
2022年6月22日、現行の日産ラインナップ中で最もコンパクトなSUVであるキックスがマイナーチェンジしました。2020年に登場してから初の大規模改良となったキックスは、「最激戦区」のコンパクトSUVカテゴリーの中でどのようなポジションとなっているのでしょうか?
2020年に日産初の「e-POWER」専用車種として登場した「キックス」は、電動モーターによる伸びやかな走りと高い燃費性能を武器に、発売当初から安定した人気を獲得してきました。
【日産キックス試乗レポ】質感は気になるがe-POWERが痛快な青春リバイバル系コンパクトSUV
2021年の新車販売台数ランキングでは登録車全体の中で20位にランクインしており、日産車のなかではノートとセレナに次ぐ3位となっています。
一方、コンパクトSUVというカテゴリーでいうと、「トヨタ ヤリスクロス」や「カローラクロス」、「ライズ」、「ホンダ ヴェゼル」といった車種には後塵を拝すかたちとなっているなど、強力なライバルたちに対してさらなる武器を得る必要がありました。
そんななかで行われた今回のマイナーチェンジでは、心臓部である「e-POWER」が第2世代のものへと進化し、モーター出力が約5%、最大トルクが約7%向上されたことで、さらなるパワフルな走りが実現したほか、燃費性能や静粛性もアップしています。
また、4WD仕様が追加されました。これにより、悪路や雪道にも強くなっただけでなく、コーナリング性能や市街地での乗り心地も向上しています。
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最大の注目ポイントは内装の仕様向上
ただ、これらの改良点は、すでに発売されている新型ノートに準じたものであり、想定内の進化と言えます。これらによってキックスの魅力が増したことは事実ですが、強力なライバルと対峙するためには、「弱点」の克服も重要です。
キックスの開発担当者は、競合車と比べたときのキックスの弱点は「内装のデザイン」にあったと言います。
ライバル車種の多くは、日本もしくは欧米を意識したデザインを採用しているのに対し、キックスは日欧米に加えて、南米や中国、インド、東南アジアなどを幅広くカバーするモデルとして開発された経緯から、日本のユーザーからするとやや好みが分かれるという意見がありました。
そうした意見をうけて、今回のマイナーチェンジでは内装の仕様向上にも注力されています。
具体的には、センターコンソールとシフトレバーのデザインを一新することで先進性を演出したほか、ダブルステッチがあしらわれたシートや、高品質素材を使用したインパネおよびドアトリムが質感の高さを強調しています。
また、「ツートーンインテリアエディション」では、これまでのオレンジ×ブラックの内装に加えて、より落ち着いたトーンのベージュ×ブラックも選択できるようになりました。これまでのキックスは、ビビッドなオレンジを基調としたアクティブなイメージが全面に押し出されていましたが、今回のマイナーチェンジにより、より上質感を求めるユーザーにもマッチするようになりました。
さらに、ボディカラーではツートーンカラーを選択できるようになったほか、専用のエクステリアデザインが施された新グレードとして「スタイルエディション」が追加されています。
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カラーバリエーションはクラストップに
今回のマイナーチェンジによって、3つのインテリアカラーと13のボディカラーをラインナップすることになったキックスですが、競合モデルと比較するとどうでしょうか。
まず、ヴェゼルを見ると、インテリアカラーは2、ボディカラーは11となっており、バリエーションの多さではキックスに軍配が上がります。
次に、カローラクロスでは、インテリアカラーはブラックのみ、ボディカラーは8とシンプルな構成です。
そして、ヤリスクロスは、インテリアカラーが3、ボディカラーが13とキックスと同等となっています。
ちなみに、ヴェゼルとヤリスクロスでは、ツートーンのボディカラーを選択することができますが、カローラクロスでは選択できません。
これらを見ると、今回のマイナーチェンジでキックスはクラストップレベルのカラーバリエーションを手に入れたことがわかります。価値観が多様化した現代では、クルマを選ぶ際にも「自分らしさ」を表現できるかどうかが重要となっています。
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デザインや質感などのスタイルでもライバルと並んだ
キックス最大の魅力はやはり「e-POWER」による伸びやかな走りにあります。しかし、いまもっともホットなカテゴリーと言えるコンパクトSUVでは、走りの良さや燃費、使い勝手といった実用的な部分だけではなく、内外装のデザインや質感などの「スタイル」が重視されます。
単に、コスパや燃費の良さを求めるなら軽自動車やコンパクトカーがありますし、大人数乗車や積載性を求めるならミニバンがあります。その中で、コンパクトSUVを選ぶユーザーは、実用性と同じかそれ以上に「スタイル」を重視する傾向があります。
これまでのキックスは、その点で競合モデルに遅れをとっている部分がありましたが、今回のマイナーチェンジによって、そうした「弱点」は克服されたと言えます。進化した点もさることながら、内装のデザインや質感の向上こそが、新しいキックス最大の注目ポイントと言っても過言ではないでしょう。
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文:ピーコックブルー
写真:
1~7枚目:日産 キックス
8~10枚目:トヨタ ヤリスクロス
11~13枚目:トヨタ カローラクロス
14~16枚目:ホンダ ヴェゼル
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みんなのコメント
けどこのご時世なので試乗車でてくるかな?