現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「セリカ・コンバーチブル」に「サバンナRX−7コンバーチブル」! 一粒で二度美味しい「国産オープンカー」5選

ここから本文です

「セリカ・コンバーチブル」に「サバンナRX−7コンバーチブル」! 一粒で二度美味しい「国産オープンカー」5選

掲載 12
「セリカ・コンバーチブル」に「サバンナRX−7コンバーチブル」! 一粒で二度美味しい「国産オープンカー」5選

走らせるだけで非日常感覚が味わえるオープンカー

 そのクルマの名誉と夢を壊さないためにもここではあえて車名は秘すが、数年前、とある国産2シーターオープンに真夏の都内で半日ほど乗っていたらプチ熱中症を自覚したことがあった(もちろんトップは閉めエアコン全開だった)。

懐かしの「フェアレディZ」「MR2」にも採用! 今や希少な「Tバールーフ」の国産車5選

 またその同じオープンカーで地元のスーパーに買い物に行き、荷物がどこにも載らないことを買い物が済んでから思い出し、助手席の家内の足元にはレジ袋、膝の上に焼きたてのピザの入った箱を持ってもらい帰宅しようとしたところ、家内から「どういうつもり?」と強く抗議を受けた。一般論的にも、オープンカーは紫外線、ホコリ、風、騒音をダイレクトに受けるうえ、人に見られるし、暑いし寒いから、多くの女性には評判がよろしくない。

 男子なら、防寒をしてヒーターはハイレベルにセットしながら冬の晴れた夜など星空の下、ヒンヤリとした風を頬に感じながら走らせるのはオープンカーの真骨頂だと思う。だが、ほとんどの女子にはそんな話は通用するはずもない。

 けれど、やはりオープンカーは気持ちいい。何といっても、走らせるだけで非日常感覚が味わえるからだ。もちろんずっとオープンで走ろうというつもりでなくても、トップを上げた状態で乗っても雨の日などアンニュイでそれだけでドラマチックだが、クローズドボディの普通のクルマとは違う、気分の解放装置としての役割がオープンカーの魅力、なのだと思う。

 さてすっかりイントロが長くなってしまったが、今回は少し懐かしい国産オープンを切り口に、思い浮かぶままに振り返ってみることにした。

日産フェアレディZコンバーチブル/ロードスター

 まずスポーツモデルでは、やはり日産フェアレディZが挙がる。Z32(1992年8月)、Z33(2003年10月)、Z34(2009年10月)と、思えばもともとオープンカーをルーツとするだけに多くの世代でオープンを用意してきた。

 最初のZ32では2シーターをベースにロールバー付きのコンバーチブルが設定され、ソフトトップの開閉は手動式ながら、Tバールーフの設定がありながらも用意された贅沢さだった。

 Z33(とZ34)ではロードスターに呼称が変わり、ソフトトップは電動開閉式が採用されている。搭載エンジンはZ32がVG30DE型、Z33がVQ35DE型、Z34がVQ37VHR型など。

トヨタ・セリカコンバーチブル

 もう1台、トヨタ・セリカでも3世代にわたってコンバーチブルを設定。1987年10月の“流面形”の世代が最初で、そこから2代目(1990年8月)、3代目(1994年9月)と続いた。セリカ・コンバーチブルは3世代ともアメリカASC社が架装を担当している。

 いずれも2ドアノッチバッククーペ(日本仕様のコロナ・クーペ、カレンに相当)をベースに仕立てられていた。ちなみに初代には、ハッチバック同様、2Lのツインカムターボを搭載するフルタイム4WDのGT-FOURが設定された。

マツダ・サバンナRX−7カブリオレ

 一方でマツダ・サバンナRX−7にもカブリオレがあったじゃないか! の声が聞こえてきそうだが、マツダのロータリーエンジン搭載車で唯一のオープンモデルだったこのクルマも、かなり凝った造りになっていた。

 具体的にはトップをSMC(シート・モールディング・コンパウンド)製のルーフパネル式とした(ただし脱着は手で行う)。トップ後半だけ起こしたルーフレス・スタイルも可能としたほか、熱線入りのガラス製リヤウインドウ、オープン時の走行風を調整するエアロボード、ヘッドレストスピーカー、∞タイプの撥水性本革バケットシート、本革ドアトリムの採用などが注目のポイントだった。搭載したのはインタークーラー付きターボの13Bで、5速マニュアルと4速ATが設定された。

日産シルビアコンバーチブル

 そのほか、日産シルビアにもコンバーチブルが用意された。最初の設定はS13のデビュー(1988年7月、S13自身は5月の発売だった)に合わせて登場したもので、当初は月販30台の受注生産車。電動開閉式のソフトトップを備えるほか、ボディ各部に補強を施しオープン化に対処していた。 ベースはクーペのK’s相当で、1.8Lのツインカム16バルブインタークーラー・ターボを搭載した。もう1世代、S15にもヴァリエッタの名が与えられた電動開閉式ハードトップを備えたモデルが設定されている。なお、いずれのモデルも日産の特装車の企画・制作を受け持つオーテックが手がけたクルマだった。

三菱エクリプススパイダー

 ほかの日本車では、三菱エクリプスに設定されたスパイダーは、2世代に渡り用意された。このクルマの場合は、当時のMMMAT(米国三菱自動車製造株式会社)が製造、日本へ輸入・販売されるといういわば輸入車だ。 日本へは初代(エクリプスでは2代目)のときに1996年、1997年の2度に渡り、合計約750台が輸入された。3代目は2000年に北米市場に登場後、2004年に日本への輸入を開始。3L V6エンジンを搭載し、Infinity社製7スピーカー&210Wのハイパワーアンプのオーディオシステムを装備するなど、ラグジュアリーなクルマとして個性を放った。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】もう二度と作ることができない限定400台[インプレッサ22B-STiバージョン]はいまや3000万円以上!!!!
ベストカーWeb
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
佐藤万璃音を擁してWEC・LMGT3に参戦するユナイテッドAS、マクラーレン720S GT3エボの新リバリー発表
AUTOSPORT web
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
【詳細データテスト】プジョー5008 経済性は良好 走りと快適性は及第点 実用性や居住性は不満も
AUTOCAR JAPAN
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
「スーパーフォーミュラしかない!」念願かなったルーキーたちの課題は。2レース制増も影響か
AUTOSPORT web
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
こ、これアウトランダーじゃね!? 決算説明から見えた[日産PHEV第1号車]は三菱からのOEMか?
ベストカーWeb
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!?  実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
日産「フェアレディZ」にワゴンが登場!? 実は「ステージア」ベースで「リーフ」リアゲートを移植…車検をとって公道走行可能なカスタムカーでした
Auto Messe Web
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
実はサーキットより面白い? 本気のオフロード走行のススメ SUV人気の裏にある魅力
AUTOCAR JAPAN
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
「オートモビリア」って、なに? ミニカーや古本などがずらりと並んだ「アミューズメントゾーン」にはキャンギャルも登場して熱気に包まれてました
Auto Messe Web
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
「これが売れなかったら四輪撤退…」→超ロングセラーに! 世界の「シビック」を生んだ“妙な納得感のある理論”とは
乗りものニュース
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
沼にハマる 『レトロモビル2025』でフランス車の魅力に迫る 高い技術力と芸術的デザインの融合
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
トヨタ「86」&スバル「BRZ」用クラッチは「歯打ち音」を低減!「ヤリス」用は半クラが扱いやすい…待望のアイテムが「小倉クラッチ」からリリース!
Auto Messe Web
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
帽子を焦がしたレーシングシャシー ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(1) バラバラからの再生
AUTOCAR JAPAN
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
先端の「クマ」も再現 ブガッティ・タイプ57 S コルシカ(2) 受賞多数のオープンボディ
AUTOCAR JAPAN
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
トヨタ勝田貴元、惜しくも優勝逃す2位フィニッシュ……3.8秒差で僚友エバンスに軍配|WRCラリー・スウェーデン
motorsport.com 日本版
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
スズキの超ハイルーフ「本格SUV」に期待大!「ジムニー」超える“悪路走破性”に「まるで軍用車!?」な斬新デザイン採用! 日常から“アウトドア”まで大活躍の「エックスヘッド」コンセプトがカッコイイ!
くるまのニュース
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
10トン超えのバッテリーを搭載して航続距離500km……ってホントにエコ? 大型トラックはBEVよりもFCVのほうが最適解
WEB CARTOP
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?
乗りものニュース
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
“ランクル250”をハードコアにカスタマイズ!? オフロードチューニングのスペシャリストが最新コンプリートカー「AT37」を発表!
VAGUE

みんなのコメント

12件
  • 今、コペンエクスプレイに乗っています。軽なれどトランクの広さは抜群です。
    500㎖のペットボトル24本の箱をトランクに入れてもオープンにできます。
    妻とオープンでドライブに出かけ、夕食の買い物をして、オープンで帰ります。
  • 荷物がどこにも載らないことを買い物が済んでから思い出し、

    完全にコペンの悪口やないかいw
    国産2シーターで知名度的にはロードスターかと思わせ、元から軽規格でスペースに余裕が無いの当たり前なクルマに悪口を言うダメな大人。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

181.7240.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.8597.0万円

中古車を検索
セリカの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

181.7240.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.8597.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村