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「D1グランプリ人気選手の日比野哲也がニューマシン投入!」強烈なバラクーダ顔のS14シルビアは走りも超過激だった!

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「D1グランプリ人気選手の日比野哲也がニューマシン投入!」強烈なバラクーダ顔のS14シルビアは走りも超過激だった!

2JZ改3.4LエンジンとGTX3584RSタービンで800psを発揮!

2018年D1グランプリ王者・横井のマシンを意識してトレンドパーツてんこ盛り!

「D1グランプリ人気選手の日比野哲也がニューマシン投入!」強烈なバラクーダ顔のS14シルビアは走りも超過激だった!

「オレが日比野だぁっ!」の決めゼリフと悪キャラ(ホントはめっちゃいい人)で、D1グランプリのなかでも屈指の人気を誇る日比野哲也(ヒビノ テツヤ)選手が、6月29日(土)~30日(日)に筑波サーキットで開催された2019年シリーズの開幕戦にニューマシンの投入した。

プリムスのバラクーダをモチーフに造形されたTRA京都のロケットバニー・ボスワイドボディキットを装着したS14シルビアは、28日(金)の公式練習がシェイクダウンという状況だったにも関わらず、29日(土)の第1戦で準優勝! 続く30日(日)の第2戦でも単走優勝からの5位入賞という鮮烈なデビューを決めたのだ。

2018年シーズンまで使っていたS2000は「ポテンシャルは高いんだけど、勝てるクルマに仕上げるのには時間がかかる。今も大改造している最中だけど開幕には間に合わない」ということから、ノウハウやパーツが豊富なS14シルビアを2019年の参戦マシンとして制作。

2018年のチャンピオンマシンと同じような仕様で作れば負けないだろうとの考えから、ワイズファブの足まわりやリヤラジエターなどのトレンドを盛り込んだ仕様に仕上げてきたそうだ。

エンジンは高パワー&高トルクが狙えて耐久性もある2JZ-GTEに載せ換えられており、HKSのキットを使って3.4Lまで排気量アップ。GTX3582RSタービンを組み合わせてブースト1.6キロ時に800psを発揮している。

制御はアダプトロニック社製のフルコンを使用。セッティングを含めた車両製作は、同じくD1グランプリシリーズに出場している斎藤育生選手が経営する島根県のチューニングショップ・ウエストオートが担当している。

高パワー&高トルクを伝えるためのミッションは、TTI製の5速シーケンシャルをチョイス。デファレンシャルギヤには、ギヤ比変更が素早くできるSIKKYのクイックチェンジデフに変更されており、LSDはATS製が装着されている。

車重は285幅のタイヤが使えるギリギリの1275kg(ドライバーの重量も含む)を狙っていただけあり、室内も徹底的に軽量化が施され、ダッシュボードやルーフにクウォーターガラス、リヤガラス、トランクはドライカーボン製に、ドア等もFRP製へと変更されている。

車高調はRS-Rで、バネレートはフロントが12kg/mmで、リヤは6kg/mmの設定。アームやナックルはワイズファブのなかでも新作のV2ロックキットを装着。ショックアブソーバーの仕様やアライメント等も含め、今後もここらはさらにセットを煮詰めていくそうだ。

タイヤはヴァリノ。フロントにペルギア08Rの265/35-18、リヤはペルギア08RSの285/35-18を履く。

最新D1マシンのトレンドともいえるラジエターのトランクマウント化。ラジエターは2019年の東京オートサロンでKOYORADが発表していた前後ターンフロー式を使用。「雨だったってのもあったけど、ドライ路面になっても水温は平気だった」と好感触だったそうだ。

29日(土)に行われたシリーズ第1戦では、齋藤太吾と川畑真人のGRスープラとの対戦もあり、どちらも撃破して勝ち上がったことから“スープラキラー”と呼ばれるようになった。

30日(日)に行われたシリーズ第2戦では「1コーナー手前の振り返しが手前になってちょっとミスったけどなんとかごまかした」とは言っていたものの、単走決勝の2本目に強烈な角度から角度へと繋げるド級の走りを披露! 見事、単走優勝を果たした。

「クルマが完成してなかったからタイヤのテストもできてなくて…。最後はリヤタイヤの空気圧調整をミスって植尾選手に負けたかんじ。今回はデータ不足が敗因だね。まだまだクルマをコントロール下に置けてはいないし、雨だから許された、みたいなとこもあるけど、クルマのポテンシャルはたしかだし、シリーズを狙えるパッケージになってると思う」と日比野選手。

次戦、7月27日(土)・28日(日)にHOKKAIDO DRIFTとして開催されるD1グランプリシリーズの第3戦&第4戦も活躍が期待できそうだ。

PHOTO:Mitsuru KOTAKE & Daisuke YAMAMOTO

TEXT:Daisuke YAMAMOTO

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