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人気の筆頭はどの車種? 話題豊富なトヨタ・スープラなど実力派が揃う/オートスポーツweb的オススメ国産スポーツカー5選

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人気の筆頭はどの車種? 話題豊富なトヨタ・スープラなど実力派が揃う/オートスポーツweb的オススメ国産スポーツカー5選

 スポーツカーはスタイル、パフォーマンスを含めた“存在”が唯一無二のもので、時を超え、世代を超えて愛されている。クルマ好きであれば、誰もが一度は所有したいと夢見るスポーツカーがあるのではないでしょうか。

 今回は、走り、ユーティリティ、快適装備の要点をしっかり押さえ、独自の世界を築いている国産モデルに焦点を当てて、オートスポーツweb的オススメの5選をお届けします。

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 注目すべきは改良を重ねて、内外装はもちろん、エンジンや足まわりも熟成されたトヨタ86やホンダS660の特別仕様車。スペシャルな1台をお探しの方、必見です。

* * * * * *

■トヨタ・スープラ

 2002年に生産を終了した国産スポーツカーの代表格、トヨタ・スープラ。17年間の時を経て、BMWとの共同開発、GRを冠するなど、これまでにない試みを重ねて、2019年5月に新モデルが登場した。

 新型スープラは、スポーツカーとしてのピュアな走りを実現させるために、重心高に特にこだわっている。低重心が自慢の水平対向エンジンを搭載するトヨタ86よりもさらに低く仕上がっているのだ。

 エクステリアは、ロングノーズ&ショートキャビンのシルエットで、全体的にボリューム感のあふれる造形。ボディサイズは全長4380mm、全幅1290mm、全高1290mm。ホイールベースは2470mmで、86よりも100mm短いスタイルだ。

 インテリアを見ていこう。インストゥルメントパネルは高速走行時の見晴らし性や車両の姿勢変化のつかみやすさに配慮するために、上下に薄く、水平に軸の通った形状を採用している。また、スポーツドライブに必要なメーター、ヘッドアップディスプレイなどは、ドライバーの正面に集中配置されている。

 注目は内装の配色だ。2色が用意されていて、ブラック仕様はプレミアムな雰囲気をかもし出す。イグニッションレッド仕様はステアリング、シート上部など、運転席を囲むように赤色が差し込まれ、よりスポーティな装いとなっている。

 安全面においては、死角検知、前車追従、衝突回避などが採用されている。また『TOYOTA GAZOO Racing Recorder』は、アクセルやブレーキなどの操作情報、エンジン回転数、加速度などがSDカードに記録されて、専用アプリで表示することができる。

 新型スープラは、エンジンの仕様違いによる3グレードを展開。最上級グレードは、初代以来の伝統を継承した直列6気筒ターボエンジンを搭載した『RZ』。そのほか、出力違いの直列4気筒ターボエンジンを搭載する『SZ-R』と『SZ』で、トランスミッションは全車8速スポーツATを組み合わせる。

 車両価格は『RZ』が690万円、『SZ-R』が590万、『SZ』が490万円。全グレードとも数量限定生産のため、商談期間をお見逃しなく。

 ぜひ“世界中のどんな道でも楽しく走れる”という、新型スープラを五感のすべてで味わってみて欲しい。

 このスープラについては、オートスポーツwebのYouTubeチャンネルでも取り上げているので、ぜひチェックを。







公式サイトhttps://toyota.jp/supra/

■ホンダ・シビックTYPE R

 オートスポーツweb読者のなかには、ホンダ・シビックといえば『TYPE R』と即答する方も多いのではないかと思う。

 現行型の『TYPE R』は2017年9月に発売をスタート。『TYPE R』専用にチューニングされた2.0リッターVTECターボエンジンを搭載し、先代からの系譜を引き継いでいる。

 現行型のボディは先代に比べて、軽量かつ高剛性化が徹底されていて、新開発のサスペンションも投入されている。ドイツのニュルブルクリンクで行われた開発テストでは、FF車における最速記録を樹立し、運動性能の高さを証明している。

 エクステリアは、獰猛さと精悍さの両方を感じるスポーティな造形。ボディカラーはチャンピオンシップホワイトを含む4色展開。インテリアは『TYPE R』専用のレッド/ブラックでコーディネートされている。シート表皮や加飾パネルの縁、ステアリングに至るまで、赤色を差し込むことで、よりスポーティなムードをかもし出している。

 また軽量シフトノブやブレンボ製ディスクブレーキなど『TYPE R』に相応しいチューニングが施されていることも必見だ。

 パフォーマンス面での注目は、3つのドライブモードが用意されていること。日常走行を重視した『COMFORT』、『TYPE R』らしさが秀でるベストバランスの『SPORT』、より鋭い走りを目指す『+R』という3つのドライブモードを駆使すれば、さまざまな走行シーンで最適な乗り味を堪能できる。

 安全面も、ホンダセンシングが標準装備されるなど万全で、車両価格は458万4000円だ。

 また2020年2月には、さらにスポーティ度を高めた『TYPE R リミテッドエディション』が発表された。発売は2020年の秋頃を予定していて、200台限定販売となる。特別な1台に出会えるチャンスだ。購入方法は先行公開ホームページで確認してほしい。

公式サイトhttps://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/new/

■トヨタ86/スバルBRZ

 国産スポーツカーの人気モデルといえば、2012年2月に発表、同年4月から発売されたトヨタ86と、スバルBRZだろう。デビューから8年目を迎え、100万円を切る個体も中古車市場に出てきてはいるが、車両状況のいい個体はなかなかの高価格帯で鎮座している。この辺りも、86/BRZ人気の現れだろう。

 トヨタとスバルの共同開発によって生まれた86/BRZは、FRレイアウトを採用したピュアスポーツカー。2.0リッター水平対向直噴エンジンを搭載し、トランスミッションは6速MTと6速ATを組み合わせる。

 2016年7月には、大規模なマイナーチェンジを実施。外観デザインが一新されたほか、エンジンの吸排気系の改良、操縦安定性の向上のためショックアブソーバーのバルブ構造を見直すなど、走行性能に磨きがかけられた。

 バリエーションや、アフターパーツ市場も豊富で、GRを冠した『86 GR』や86&BRZレース参戦用モデルの『レーシング』など多岐に渡る。2019年2月には特別仕様車『GT “ブリティッシュグリーンリミテッド”』も限定で発売されている。艶やかで深みのある緑色のボディカラーは、これまでにはない気品なイメージをかもし出している。

 現行の86に用意されたグレードは3タイプ。ベースグレードの『G』は16インチアルミホイールを装着し、メーターは針式のシンプルなデザインとなる。上位モデルの『リミテッド』と『リミテッド・ブラックパッケージ』のシートには、本革とアルカンターラ素材が採用され、内装色はレッド&ブラック、タン&ブラック、ブラックの3色から選べる。

 兄弟車のスバルBRZも、STIによるスペシャパッケージ『BRZ STI Sport』が用意されている。18インチアルミホイール、ブレンボ製ブレーキディスク、専用ダンパーに加えて、内外装を含む随所にSTI製のチューニングが施されている。

 車両価格は86が267万1900円~506万円、BRZは247万5000~365万~7500円。

「フルモデルチェンジが近い?」という噂もちらほら出てきているため、今後の動きに注目したい。

トヨタ86公式サイトhttps://toyota.jp/86/
スバルBRZ公式サイトhttps://www.subaru.jp/brz/brz/

■ホンダS660

 ホンダが誇る軽オープンカーの名車、ビートの後継モデルとして、2015年4月に登場したのがS660だ。開発責任者を務めたのが、26歳の若手エンジニアだったことも大きな話題となった。

 パワートレインは、660ccの専用設計ターボチャージャー付きDOHCエンジンを搭載。組み合わせるトラスミッションは、6速MTとCVTを採用。前後重量配分は45:55で、これは慣性モーメントの最小化とトラクション性能の向上が狙いだという。

 狙い通りのコーナリングを実現するために、電子制御システム『アジャイルハンドリングアシスト』を採用。これは車体の動きに応じた操作にブレーキ制御が最適に介入することを目的としている。

 S660は、運転中に感じる“サウンド”にもこだわって開発されている。ターボチャージャーの作動音やブローオフバルブ音には、専用のチューニングが施されている。実車を前にしたら、このあたりにも注目してほしい。

 2020年1月にはマイナーチェンジを実施。フロントグリルの変更、新デザインのアルミホイールの採用など、エクステリアを中心にリフレッシュされ、上級モデルにはシートヒーターが追加されるなど、快適性が向上している。
 
 同じタイミングで、ホンダ のコンプリートカーブランド「Modulo X」シリーズの『S660 Modulo X』もマイナーチェンジを実施。専用サスペンションや空力パーツを装着し、よりスポーティな走りを実現している。

 また、新色のアルミホイールも採用され、インテリアではサイドブレーキカバーやシフトブーツにアルカンターラ素材が使われるなど、上質感の向上が図られた。
 
 そして『S660 Modulo X』のインテリアカラーにはボルドーレッド×ブラックのコンビネーションを採用。通常モデルはブラック単色の設定なので、個性派を求める向きには『S660 Modulo X』を選択肢に入れてもらいたい。

 今回のマイナーチェンジでは、ボディカラーにアクティブグリーン・パールとアラバスターシルバー・メタリックの2つの新色が加わった。S660のイメージカラーであるカーニバルイエローIIもラインアップに連ねている。

 車両価格は『α』(6速MT/CVT)が232万1000円、『β』(6速MT/CVT)が203万1700円、『S660 Modulo X』(6速MT/CVT)が304万2600円となっている。

公式サイトhttps://www.honda.co.jp/S660/

■マツダ・ロードスター

 世代を超えて愛される国産スポーツカーとして、マツダ・ロードスターは外せない存在だ。日本だけでなく、海外でもファンが多く、北米ではMX-5という名で親しまれている。

 四世代目となる現行型は2015年5月にソフトトップモデルが、2016年末に電動格納式ルーフを採用したリトラクタブルハードトップモデル『ロードスターRF』が導入され、ふたつのボディバリエーションが揃っている。

 2ドアオープンは歴代モデルからの踏襲で、現行型の車両重量は先代に比べて100kg以上軽量化された990~1060kgを達成。より軽快な走りを披露し、扱いやすさが向上している。

 エンジンは1.5リッター直列4気筒を搭載。最高出力は132psを発生する。トランスミッションは6速ATのほか、6速MTも選択することができる。

 エクステリアは細目のヘッドランプ、曲線を意識した流麗なボディラインが特徴的な造形。一部のグレードを除き、足元にはレイズ社と共同開発した16インチアルミホイールにブレンボ製フロントブレーキがオプションで用意されている。

 インテリアに目を向けると、黒をベースにシックな印象に包まれている。スポーツカーらしくドライバー中心の設計が徹底されていて、スイッチ類はドライバー周辺に集約されている。

 シートはグレードに応じて仕様が異なり、『SILVER TOP』と『S レザーパッケージ』は本革仕様、『RS』グレードにはアルカンターラが奢られている。

 全グレードに先進安全技術を標準装備。死角からの危険認知、同一車線走行維持、交通標識の認識サポートなど、安全装備が十分に用意されている。また、安全支援機能を持つクルマとして『サポカーS・ワイド』の認定も受けている。

 コネクトサービスも充実しており、インターネットラジオの受信やハンズフリー会話、スマートフォン機能が使用できるApple CarPlayやAndroid Autoにも対応済みだ。

 ユーティリティ面での特筆は、トランクスペースにスーツケースがふたつ横に倒して収納できる広さが確保されている。夫婦で長距離の旅行もこなすことができる。

 2018年8月には、『ロードスター RF』に最高回転数7500rpmに引き上げ、さまざまな性能を高めたスカイアクティブ-G 2.0を搭載するなど、大規模なマイナーチェンジを実施。2019年の四輪販売台数スポーツカー部門で第1位を獲得するなど、高い人気を誇っている。

 車両価格は260万1500円~334万1000円だ。

公式サイトhttps://www.mazda.co.jp/cars/roadster/

 最後になるがオートスポーツweb的に外せない1台を紹介しておこう。その名前を聞いただけで、血流が活発になるであろうスバルWRX STI(https://www.subaru.jp/wrx/sti/)だ。

 惜しくも2019年12月に受注は終了しているが、走行性能は折り紙つきで、ニュルブルクリンク24時間耐久レースでも功績を残しているのは記憶に新しい。

 最高出力308psを発生する2.0リッターツインスクロールターボエンジンと6速MTの組み合わせから来るパフォーマンスは折り紙付きだ。グレードは2種類で、『STI』は18インチタイヤ、『STI Type S』には19インチタイヤが奢られる。

 車両価格は『STI』が393万8000円、『STI Type S』が413万6000円。中古車市場では個体のバラつきがあり、新車の車両価格を上回るプレミア価格が付いているモデルも出ている。

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みんなのコメント

3件
  • FFのシビックに関しては昔ながらの機械式LSDでタックインやらサイドやら使いながら走るのが好きだから、それを捨てるならせめてメガーヌみたいに後輪の舵切りでFFと4wdの中間見たいなフィーリングとかトルクの出し方の演出とかあと少し何かしらの工夫が欲しいな・・・
    ロードスターはRF出たせいで30万クラスのカーボンルーフが発売されて無いのが痛い。s2000のウエットで50万よりドライハニカムで60万位である分敷居は高いけどお得なのかもだけど。
  • どれも高嶺の華……
    魅力的な中古車は25年ルール対策のせいで、底値を知っている人からしたらバカらしくて買えない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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