フリードのフルモデルチェンジは近い!
ホンダの新車販売の柱は軽自動車の「N-BOX」がですが、登録車の主役は「フィット」ではなく、コンパクトミニバンの「フリード」です。つまり、ホンダの販売の主力は軽自動車、登録車のいずれもスライドドア車になっています。
>>ホンダ フリードのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
そのフリードにフルモデルチェンジの噂が出ています。現行型のデビューは2016年9月、2018年10月にフェイスリフトを含むマイナーチェンジが実施されていますが、2022年秋ごろにはフルモデルチェンジされてもおかしくないタイミングでしょう。
次のモデルチェンジで3代目となるフリードはどのように進化するのでしょうか。そのヒントは、すでにフルモデルチェンジを発表した「ステップワゴン」(2022年4月発売)にありそうです。
国内向けミニバン戦略はオデッセイとフリードの2本柱に
ホンダはオデッセイを日本市場から退場させ、ミニバンのラインアップをステップワゴンとフリードの2モデルに絞る方針です。ステップワゴンは従来のユーザーニーズを満たすべく「エアー(AIR)」と「スパーダ」という2つグレードを用意しつつ、オデッセイユーザーの受け皿にもなる「スパーダ プレミアムライン」を新設定することが明らかになっています。
となると、次期フリードはミニバンラインアップの再構築にそれほど影響を受けず、純粋にフリードユーザーをターゲットに進化するのではないでしょうか。
つまり5ナンバーサイズの使いやすいボディや、専用プラットフォームによる利便性が高いパッケージ、優秀なハンドリング性能といった現行モデルの美点を受け継ぎつつ進化すると考えられます。
ハイブリッドはe-HEVに進化。EPBや渋滞対応ACCも装備へ
もちろん、パワートレインは新世代に進化するでしょう。「フィット」や「ヴェゼル」といったコンパクト系モデルに搭載されている1.5Lエンジンに2モーターを組み合わせたハイブリッドの「e:HEV」が採用されることは確実で、モーター駆動主体の滑らかな走りを手にすることになります。
さらにいえば、現行フリードのウィークポイントといえる、足踏み式パーキングブレーキも電動パーキングブレーキ(EPB)に進化、信号待ちなどでブレーキを踏まずにすむオートホールド機能が備わることは確実です。あわせて高速道路の運転支援であるACCも渋滞対応になることは間違いありません。
このEPBと渋滞対応ACCの装備はフリードの商品性を考えると装備を急ぐべきであって、これもフルモデルチェンジが近づいていることを感じさせます。
主力のハイブリッドモデルは30万円強の価格上昇か?
懸念すべきは、価格が上昇してしまうこと。
たとえば「ヴェゼル ハイブリッド」はフルモデルチェンジ前の価格帯が246~292万円でしたが、現行型では265~330万円と10%前後の価格アップで、安価なガソリンエンジン仕様は限られたグレードだけになってしまいました。
ホンダが電動化比率を高める方針なのはご存知の通りで、次期フリードもハイブリッド中心のラインナップになるでしょう。現行フリードのハイブリッド車は258~301万円という価格帯です。これがヴェゼル同様に価格アップするとなると、285~335万円前後に上昇すると予想されます。
ここまで価格帯が上がってしまうと、コンパクトミニバンを求める中心層であるヤングファミリーには手が届かなくなってしまい、結果として「やっぱりN-BOXがいいな」ということになってしまうかもしれません。
そうなると、ホンダの国内販売はN-BOX一本足打法に傾倒していくことになり、けっして健在な状態とはいえないはずです。現行型フリードがターゲットにしたオーナー層が買えるような価格設定にしてくるのかどうか、大いに注目です。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
※写真:
1枚目:ホンダ フリード ハイブリッド G(現行型)
2枚目:ホンダ フリード ハイブリッド クロスター(現行型)
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ステップワゴンとフリードの2本柱ね