現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタの「“和製”スーパーカー」! 斬新“3人乗り”仕様&「ハイブリッド」搭載! 全長4.3m級ボディに大排気量「V6」搭載した「アレッサンドロ・ボルタ」とは

ここから本文です

トヨタの「“和製”スーパーカー」! 斬新“3人乗り”仕様&「ハイブリッド」搭載! 全長4.3m級ボディに大排気量「V6」搭載した「アレッサンドロ・ボルタ」とは

掲載 10
トヨタの「“和製”スーパーカー」! 斬新“3人乗り”仕様&「ハイブリッド」搭載! 全長4.3m級ボディに大排気量「V6」搭載した「アレッサンドロ・ボルタ」とは

■トヨタの「“ハイブリッド”和製スーパーカー」!?

 今やスポーツカーハイブリッド車の時代。フェラーリランボルギーニなどのスーパーカーメーカーからも、ハイブリッドスーパースポーツが続々と誕生しています。

【画像】超カッコイイ! 3人乗りのトヨタ「”和製”スーパーカー」を画像で見る(47枚)

 ところでハイブリッド車といえば、世界初の量産ハイブリッド車「プリウス」を発売したトヨタが思い浮かびます。
 
 現在のトヨタのラインナップを見ると、同社のスポーツモデルの筆頭「GR」を冠する「GRスープラ」「GR86」「GRカローラ」「GRヤリス」に、ハイブリッド車の設定がありません。

 しかし、トヨタはなんと20年も前にハイブリッドスポーツカーを発表したことがありました。しかも、デザインをかのジョルジェット・ジウジアーロ氏率いるイタルデザインが担当していました。

 そのクルマの名は「アレッサンドロ・ボルタ」。2004年のジュネーブ・ショーに展示されたミッドシップのコンセプトカーで、環境にも優しいスポーツカーのアプローチとして、トヨタとイタルデザインの共同開発によって誕生しました。

 イタルデザインがデザインと設計を手がけたボディは、見るからにミッドシップスポーツカーであることを視覚的に訴える流麗なウェッジシェイプ。巨大なリアウイングなどの空力部品が見られないため、外観はとてもクリーンに仕上げられていました。

 一方で、後輪には明確なオーバーフェンダーを与え、ボディ後半にボリュームを持たせることで、内在するパワーをさりげなくにじみ出しています。

 車体寸法は全長4358mm×全幅1925mm×全高1145mmで、特に横幅が広いですが、これにより車内に3名横並びで座ることが可能に。ドアは、上方に跳ね上がる「シザースドア」を採用。

 搭載されるハイブリッドシステムは2代目「ハリアー」に設定されていた「ハリアーハイブリッド」(日本国外ではレクサスRX400h」)から流用されたTHS-II。

 その核となる3.3リッターのV型6気筒「3MZ-FE型」ガソリンエンジンを後輪の前に置き、2基のモーターによって4輪を駆動します。

 システム最高出力はハリアーハイブリッドの272psから130psアップの402psを誇り、0-100km/hは4.06秒・最高速度250km/h以上を達成する、と発表されていました。

 アレッサンドロ・ボルタは、単にハイブリッドシステムによる高性能を謳う以外にも、ミッドシップスポーツカーに対する新たな可能性も模索していたことも大きな特徴でした。

 ミッドシップの4WDでは、エンジンから前輪に駆動力を伝えるプロペラシャフトを伸ばす必要があり、これを覆う大きなセンタートンネルも必須です。しかしハイブリッドシステムなら、車軸を回すモーターとエンジンと切り離せるため、それらはすべて不要。ミッドシップの4WDスポーツカーでありながら、キャビンスペースにフラットなフロアを生み出していました。

 また、ミッドシップスポーツカーの多くはくさび形フォルムのため、車体前方に充分なスペースがありません。そこに前輪をステアさせる機械的な装置などを置くため、乗員の足元をさらに狭くしていました。

 しかしアレッサンドロ・ボルタでは、アクセル・ブレーキ類からの入力を電気信号で伝達・制御する「バイワイヤ」方式を採り入れ、ステアリング装置・ブレーキ装置の大幅な削減を実現してスペースを拡大。

 さらにバイワイヤ技術の恩恵で、なんと一体化したステアリングホイール・ペダル類を左右にスライド移動して、左ハンドル・右ハンドル(センターハンドルも!)を自由に選択することも可能でした。

 これに加え、新しいスポーツカー像の象徴として、「静かに走ることもできる」と謳われています。

 スポーツカーの多くは排気音が大きいため、市街地や住宅地の走行では気を配る必要がありますが、ハイブリッド車ならモーターだけで走れば騒音を出さないためです。

 なお車名のアレッサンドロ・ボルタとは、18世紀に「ボルタ電池」を発明した物理学者「アレッサンドロ・ボルタ」の名前をそのまま用いていました。

※ ※ ※

 アレッサンドロ・ボルタは、高性能と環境を両立した、まさに未来を予言したスポーツカーでした。

 イタルデザインの美しいデザインと独創的な設計と、世界に誇るトヨタのハイブリッド技術が融合という、夢のようなタッグも魅力的です。

 アレッサンドロ・ボルタには、今後もスポーツカーが生き残るためにヒントが詰まっているのではないでしょうか。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

譲ったのに「サンキューハザードしない!」と怒る人も… 「違法行為だ VS やるのが常識」で大議論にも!?  「ありがとうの合図」であおり誘発や事故を招く可能性も!?
譲ったのに「サンキューハザードしない!」と怒る人も… 「違法行為だ VS やるのが常識」で大議論にも!? 「ありがとうの合図」であおり誘発や事故を招く可能性も!?
くるまのニュース
スマート 新型4ドア・セダン「#6」年内発表へ ブランド史上最速を実現
スマート 新型4ドア・セダン「#6」年内発表へ ブランド史上最速を実現
AUTOCAR JAPAN
202万円から! トヨタ最新「カローラ」に注目! “キラキラ外装×レトロ内装”で往年の「高級車」仕様に! “昭和感”サイコーな「王道セダン」のコーディネートとは?
202万円から! トヨタ最新「カローラ」に注目! “キラキラ外装×レトロ内装”で往年の「高級車」仕様に! “昭和感”サイコーな「王道セダン」のコーディネートとは?
くるまのニュース

みんなのコメント

10件
  • miya
    いつのネタですか。最近は記事の質がひどすぎませんか?
    くるまのニュース、ブロック出来るなら方法教えてほしい。
  • まっくん
    何十年も前の、更にコンセプトカーのはなしですか?
    ビックリし過ぎて腰抜けそうです。

    よくもまぁネタが無いとはいえこんなカビが生えた様な事を記事にしてますなぁ~。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

371.8620.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索
ハリアーハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

371.8620.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8674.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

マイカー登録でPayPay1万円相当があたる