この記事をまとめると
■クーペSUVを購入する前にあらかじめチェックしておきたいポイントを紹介
利点だった「荷室」や「後席」が狭い! 「本末転倒」感のあるデザイン優先の「SUV」が続々登場するワケ
■リヤ窓が小さく、後席ルーフも低くなっているため居住性は要確認
■リヤドアが小さいことも多く、リヤウインドウがどれだけ開くかも確認しておきたい
デザインをとるか実用性をとるかでクーペSUVの価値は変わる
近ごろ、上半分だけを見るとクーペかスポーツカーか、と見紛うようなスタイリッシュなSUVが続々と増えています。
SNS人気の影響などもあって、まず「見た目=デザイン」で人の興味を惹かなければ売れにくくなるということや、燃費や走行性能の向上のために空力性能を追求していくと、昔のようにボクシーなスタイルのSUVよりも、ルーフラインを低めにし、サイドラインを斜めに上げていくようなスタイルの方が有利だというのも、その理由といえるでしょう。ボディ骨格によっては、衝突安全テストの際に、後ろからの衝突によるインパクトを軽減するといった狙いもあると聞きます。
もちろん、カッコいいデザインになるなら問題はないという人も多いと思いますが、よく見るとフロントドアの窓に比べて、リヤドアの窓が極端に小さいぞ、というSUVがあることに気づくはず。ルーフの高さのピークを前席に座る人の頭の位置に持ってくると、どうしても後席の部分はルーフがどんどん低くなり、その分、窓も小さくなってしまいます。
国産車では、ニュルブルクリンク24時間レースにも参戦して走りを鍛えたSUV、トヨタC-HRをはじめ、スタイリッシュなデザインが人気のホンダ・ヴェゼル、マツダ100周年を記念した意欲作として登場したマツダMX-30など、とくにコンパクトクラスのSUVに多く見られる小さなリヤドアの窓。観音開きドアを採用したMX-30では、リヤドアの窓は開けることができないというのも話題になりました。
輸入車でもこうしたスタイリッシュなSUVは増えていて、BMW X2やプジョー3008など、やはり走りの良さがウリとなっているモデルに多いと感じます。この小さなリヤドアの窓は、乗る人にどんな影響をもたらしているでしょうか。
これは人によって感じ方が二分しています。「すっぽりと包まれるような空間で落ち着く」という人と、「閉塞感があって窮屈」という人にだいたい分かれるのです。
スタイリッシュなデザインの代償は後席に現れる
体格の差によっても、たとえば身長150cmの人と180cmの人ではまったく居住性は変わりますので、乗る人に合うかどうかを事前に座ってチェックすることが大事。チャイルドシートを装着する場合にも、頭上の空間が余裕だと思っていたら、チャイルドシートは台座などもあってかなり底上げされてしまうため、子供の頭でもギリギリになってしまうこともありますので、成長を考慮してチェックしてほしいと思います。
さて、あまり後席に人が乗ることはない、という人にとっては、小さなリヤドアの窓の影響はないでしょうか?
それが、そうともいえません。運転席に座って、左を振り向いてみてください。「死角が多いな」と感じたら、運転中にストレスを感じることが多くなる可能性が高いです。最近はバックモニターなどのカメラ機能が充実しているため、普段は映像を見れば死角の問題は解決するかもしれませんが、毎日乗っていれば夜間や雨の日など、カメラがあまり役に立たないシーンもあるものです。そういうときには自分の目だけが頼りになりますので、「これはちょっとムリ」と感じるクルマは避けたほうがベターです。
また、リヤドアの窓が小さいデザインというのは、抑揚が強いデザインである場合が多く、車庫入れなどバックをする際に水平感覚が鈍りがちだという点もデメリットといえるでしょう。駐車枠に対して真っ直ぐに停めたつもりが、降りてみたら斜めに曲がっていた、ということがありますので、事前に試乗できるならバックでの車庫入れも試してみるといいですね。
そして、換気などのために窓を開けて走ることが多い人なら、リヤドアの窓がどのくらい開くかどうかもチェックしましょう。ドアの中というのは、いろんな配線やら骨組みやらがぎゅうぎゅうに詰まっているもので、ドアが小さければガラス全部を下げることが難しい場合もあります。そういうクルマは、窓が全開にできず途中までしか下がらないことも。購入してから「これしか開かないの?」とならないように、確認しておきたいですね。
ということで、小さなリヤドアの窓がどのような影響をもたらすのか、ピックアップしてみました。デザインをとるか、実用性をとるか。悩ましいところですが、納得してから購入したいものですね。
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